toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「リボン」 小川糸

2021年11月08日 | 読書日記
冒頭4分の1くらいで主人公が卵から育てた黄色い鳥のリボンが逃げてしまう。
そこから、それまでの話が突然終わって全く別の話が始まる。

それからは黄色い鳥が登場すると言うことだけが共通する短編だったり、何となく前の話と繋がっている感じの短編だったりと言う感じで続いてゆく。
それぞれの話に登場する黄色い鳥が「リボン」なのかどうかは分からないけれど、なんとなくそうかもしれないと思わせる。
(でないと、脈絡のない話を並べただけの本になってしまう・・・)

もうすぐ終わりというところで、冒頭の話の主人公が再度登場する。
そんなこと有りえない!!って分かっていながら感動のラスト。

でもやっぱり途中の話はもうちょっとべつのかたちにしてほしかったな。。





ポプラ社

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「就活ザムライの大誤算」 ... | トップ | 「死にふさわしい罪」 藤本... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

読書日記」カテゴリの最新記事