toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「高架線」 滝口悠生

2023年08月08日 | 読書日記
東京の郊外ある4部屋だけのおんぼろアパートの1室の歴代住人の物語。

住人だけでなく、その周りの人達が語り手となって話が進んでいく。
各パラグラフが語り手の自己紹介から始まっているので知らないうちに語り手が代わっていたなんてことが無く分かり易くて良い。

最後にアパートが取り壊されることになってそれまでの登場人物が勢ぞろいして無理やり繋げた感が有るけれど、それぞれの住人の物語がただ順に話されているだけで、それぞれは面白いんだけど「結局何だったんだ?」と言う感じ。




2017.9.27
講談社

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