インドのカースト制のような感じで、上流階級、中流階級、下流階級、底辺と生まれながら区別される国が舞台。
その国では階級によって住む場所も違うし、上流階級は特権階級でそれ以外とは生活水準などすべてが違う。
そんな国にある特別な施設に集められた4人の少年と2人の少女達の物語。
途中までは、その施設の秘密に迫る・・・と言ったミステリみたいな内容だったけれど、結局詳しいことは何も分からないまま終わってしまった。
物語そのものは佐藤まどからしく予定調和に進んでいくけれど、中途半端なエンディングで不完全燃焼。
6人の中で、主人公格のキイは下流階級のみなしごの設定なのに、やけに思慮深いし、知識も持っていて不自然だった。
2024.1.16
静山社