融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

最も大いなるものは愛である

2024年07月12日 | 日記

 「個人が書いているブログは信用ならない」と言われたことがあります。その人は、以下にご紹介するようなブログなど見ていないのだろうと思います。一方で「MHKは見ている」とのことでした。個人よりも大きな組織の方が信用できるということでしょうか。しかし、組織も内部で適当に解説委員とかの役職を作り、権威を持たせているだけのようにも思えます。内容も「・・・の狙いか?」と、論点をずらしてみたり、責任逃れの「?」を入れてみたりして、組織の要求に沿った御用記事を書いているだけのように受け取れます。結局のところ、大切なのは他人の考えはどうかではなくて、自分はどう考えるのか、そして自分の考えによってどう生きるのか、ということに尽きると思います。

 最近、組織の信仰というものの胡散臭さを感じるようになってきました。組織ほど、「信仰」というセリフを多用します。一方で、「信仰と希望と愛、この三つはいつまでも残る。その中で最も大いなるものは愛である。」というパウロの言葉が聖書に記されています。「信仰」よりも「愛」が大いなるものなら、どうして「愛」が前面に出て多用されないのでしょうか。それは、「愛」が前面に出て多用されると、組織が成り立たなくなってしまうからだと思います。教会という組織は、ヒエラルキーが柱になっています。イエスさんの弟子が偉い、そのまた弟子が偉いというように、権威を継承して神父や牧師が偉いという組織になっているのです。ところが「愛」は、ヒエラルキーを否定し、破壊します。互いに愛し合うのに、ヒエラルキーは必要ないからです。

 

*櫻井さんのブログをご紹介します。個人のブログです。櫻井さんも、「このブログが存在する価値があると感じられたなら、存続できるようにご支援をよろしくお願いいたします。」と言われていますので、お考えください。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人を捨て石にする精神性②

2024年07月11日 | 日記

 自分たちの都合の良いルールに従わせることを「民主主義」と考える人たちは、台湾に介入し、「民主主義」のために中国に狙いを定め、兵器や戦闘員を配置し、中国包囲網を築いています。その中には、日本も含まれます。この結末がどのようになるのか、ウクライナで起こっている状況がヒントを与えてくれています。

 戦闘が始まると、台湾が戦場になり、酷く荒廃するでしょう。同時に、中国包囲網と称する日本を含めた周辺諸国の基地やミサイルが配備された地域も反撃され、それらの地域も荒廃するでしょう。沖縄にとっては、二度目の捨て石にされるという状況が起こるでしょう。最近、ロシアと北朝鮮が友好国条約を結びましたので、中国包囲網といっても、大きな穴が空いていることになります。そうすると、本土も無傷でいられる保障はなくなりました。もう、「本土のための捨て石になってくれ」は通用しません。日本海側の原子力発電所は、格好の標的にされてしまうことでしょう。

 経済制裁の反動についても欧州の例を考えると、大きなしっぺ返しが来ることが予想されます。中国からの輸入は勿論止まり、もしかするとロシアからの輸入も止まることになるかもしれません。それがどういう結果になるのか、ほとんどを輸入に頼る日本のことを想像するだけで、恐ろしくなります。いくら大本営発表というやつで不都合な真実が伝えられなくても、実生活の欠乏として否応なしに実感せざるを得なくなるでしょう。日本は、攻撃されると極端に弱い国なのです。そんなことは、誰でも分かることでしょう。だから、平和憲法を遵守することが大事です。

 ウクライナが捨て石とされ、台湾も捨て石にされようとしています。このことを嬉々として行っている精神性の人たちと、私たちは歩調を合わせていることになっています。それは良いことなのでしょうか。今後、沖縄を二度目の捨て石にしようとしている私たちの精神性とどう違いがあるのかを問い直す必要があるのか、ないのか・・・、そのようなことを考える今日この頃です。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人を捨て石にする精神性①

2024年07月11日 | 日記

 米欧の政治舞台には、自分たちの都合の良いルールに従わせることを「民主主義」と考える、所謂ネオコンと呼ばれている人たちがいます。彼らは、彼らの考える「民主主義」のために、狙いを付けた国に「カラー革命」と称する介入を行い、その国を乗っ取ることを常套手段にしています。

 現在、「民主主義」のためと称してウクライナに兵器を供与し、戦闘員までも送り込んでロシアに闘いを挑んでいます。ウクライナは、カラー革命で国を乗っ取られ、東方への勢力拡大の拠点としてロシア弱体化のための戦闘を強要させられています。しかし、それは別の言い方をすれば、沖縄がされたように、ウクライナも同じように捨て石にされているのです。

 戦闘に加え、経済制裁も仕掛けられましたが、現在ではウクライナ軍は戦闘を継続することが困難になり、周辺諸国も含めた経済状況も酷く悪化してしまうことになりました。安いロシア産の天然ガスではなく、高いアメリカ産の天然ガスを買うことにしているので、製造業が高コストに苦しみ、一般家庭も暖房費の出費が大きく増えたそうです。大本営発表というやつでは、不都合な真実は伝えられません。経済状況といえば、ロシアは良くなりました。ロシアでは、大統領選挙の後、ジョイグ国防大臣に代わって国防大臣に経済学者のベロウソフ氏が就任しましたが、GDPの伸び率からも国として成長のための総合的な政策が功を奏しているのでしょう。

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日は礼拝です

2024年07月06日 | 礼拝のご案内

 明日7月7日(日)は、主日礼拝です。午前10時から礼拝が始まります。メッセージは「イエスの教えを聞く」、賛美歌は「イェス、イェス」、「飢えている人と」です。ご興味のある方は、どなたでもご出席ください。

 明日は、地域の河川草刈作業があります。早朝のことなので、礼拝の時間に疲労してもいけませんので、前もって作業をさせていただき、当日の参加は勘弁してもらっています。今週は、ずっと雨予報でしたので、前もっての草刈は先週の日曜日に行いました。結果として雨の日もありましたが、暑い晴天となり、せっかく刈った草も、若干伸びているようにも見えます。

 この時期、豊富な雨が降り、高温のお天気が続きますので草の伸びが旺盛です。今週、晴れましたので庭と駐車場の草刈をしました。田んぼの稲も一段と伸びているように見えます。浜坂の市街地で熊の目撃情報が多発し、遂に早朝、町の屋外スピーカーから熊目情報の注意喚起もアナウンスされました。あちこちで目撃されていますので、登下校する子どもたちが心配です。

 世界中が痛みを負っているような状況にあり、とりわけイスラエルの残虐な振る舞いから、信仰とは何かを考えさせられながら、やがて御利益宗教が廃れて、愛によって平和になる日が来ることを祈る今日この頃です。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「命も愛」

2024年07月06日 | 聖書のお話

「命も愛」 マルコによる福音書 8章31~38節

 イエスさんは、多くの苦しみを受け、殺され、三日の後に復活することになっていると、はっきりと話されました。すると、ペトロはイエスさんをわきへ連れて行き、いさめました。ペトロは、イエスさんがユダヤ人の王となり、自分たちが大臣となって働き、ユダヤの国を建て直すことを夢見ていたのでした。しかし、それは人間的な思いであり、イエスさんは神さまの思いを伝えていたのでした。そして、イエスさんは、「自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。」と言いました。

 イエスさんが捨てなさいと言ったのは、人間的な思い、自己愛のことです。十字架は、人間的な思いではなく、神さまの愛です。自己愛を捨て、神さまの愛によって生きなさいと教えているのです。イエスさんはまた、「自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのため、また福音のために命を失う者は、それを救うのである。」と言いました。「自分の命を救いたい」とは、自己愛によって生きることです。自己愛を選ぶのではなく、神さまの愛を選び取って生きること、それが真に自分の命を救うことになるのです。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする