観光列車ろくもん号は既存の115系電車を改造して2014年に登場しました。トータルデザインはご覧になればわかりますが水戸岡鋭治氏です。信州上田城主であった真田氏の家紋の六文銭から取られた列車名。車体も真田氏の甲冑の色である赤備をイメージしたカラーになっています。
ろくもん号はしなの鉄道・JR信越線軽井沢ー長野間で運転されています。2号車と3号車はレストランカーとなっており、軽井沢発長野行きはフレンチを、長野発軽井沢行きは和食を楽しむことができます。1号車は座席指定のみで、気軽に利用ができます。今回は指定席の1号車をあらかじめウェブ予約をしておきました。
座席は浅間山側が1人がけの席がテーブルを挟んでいます。千曲川側は4人がけの座席になっていました。空いていた1人がけの座席を予約してあったので、早速乗車すると、客室乗務員のご案内で席に通されました。この辺りはさすが観光列車です。
車内はJR九州885系特急電車「白いかもめ」「白いソニック」から水戸岡氏が使い始めた木材がふんだんに使用されています。そしてあちらこちらに水戸岡デザインが見られ、電車というよりはどこかのホテルにいるような感じです。ただ窓枠などにアルミサッシの2段窓が残り、この辺りは種車の115系の面影が残っています。
軽井沢駅を1035に発車。発車すると駅長をはじめとする駅係員やキッズスペース担当の方たちの見送りを受けます。この日は子ども体験駅長もおられました。