新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

北の国から2024秋〜9

2024-10-10 20:22:57 | 旅行

9/22。今までは札幌をベースにしていましたが、今日から札幌を離れます。


早朝5時ごろに散歩に出かけます。豊水すすきのの宿を出て中島公園へ行ってみます。朝のすすきのは夜のお仕事を終えたお姉ちゃんたちが歩いていました。新善光寺の前から成田山札幌別院の前を歩き、札幌駅前通に出て中島公園へ。街の中に緑のある広い公園があるのも札幌らしい風景です。朝の冷たい空気を吸いながら公園を散策。

中島公園と言えば豊平館。開拓使直営のホテルとして1880年に、現在の札幌市役所の隣の北1条西1丁目に建設されたもので、翌1881年には明治天皇の行在所ともなりました。1950年に札幌市へ払い下げられましたが、市民会館の建設に伴い1958年に現在地に移築されています。朝の静かな雰囲気に佇む豊平館を撮ってから歩きます。

さらに行くと札幌市天文台があります。大都会のど真ん中の天文台とはなんともミスマッチですが、1958年の北海道博覧会の際に設置されたもので、天体望遠鏡は雪印乳業が寄贈したものだそうです。
中島公園内を歩き地下鉄幌平橋駅を過ぎてから市電の通りへ。札幌静修学園の前から札幌南高校へ向かって歩くとちょうど市電の始発電車がやって来る頃。山鼻19条停留所まで歩き、トラムに乗ってすすきのへ戻ります。

トラムをすすきので降りて宿へ戻り、汗を流して朝食を食べて荷物をまとめて9時前にチェックアウト。豊水すすきの駅から地下鉄東豊線でさっぽろ駅へ向かいますが、上りのエスカレーターはあっても下りのエスカレーターが設置されているのはなかなかないので、大きな荷物を持って階段を上り下りするのはちょっと大変でした。札幌駅で時間があったので駅前でちょっと涼んでからJRの改札を通ります。お茶と北海道時刻表をキオスクで買ってホームへ。エスカレーターを上っているとなにやら古い列車のブレーキ排気音が聞こえました。

ホームに出ると国鉄型気動車キハ40型が停車していました。札幌駅では3月までは定期列車として早朝と夜に出入りしていましたが、新型車両に置き換えられてしまいました。しかし札幌駅隣の苗穂にある苗穂車両所には予備車ながら配置されており、表示幕の通り試運転でやってきたものと思われます。1790号車は「山紫水明」シリーズの「山明」で塗装変更のほか車内も木材を多用したものに改装されています。よくよく見ると床下機器が綺麗なので検査後の試運転かと思われます。

後ろに連結されている302号車は学園都市線用にボックスシートが2-1列に改造された車両。現在は試運転などの伴走車として事業用に配置されています。JR北海道では急速に数を減らしているキハ40ですが、試運転とはいえ札幌駅で見ることができたのはラッキーだったと言えましょう。

さて、乗車する列車は1000発の旭川ゆき特急ライラック11号。札幌ー旭川間は高頻度で特急列車が走っており、コロナ前までは終日30分間隔で電車特急のライラックとカムイが運転されていましたが、現在は日中は60分間隔となっています。それでも高頻度運転であることには変わりありません。

特急ライラックに使用される電車は789系0番台。北海道新幹線開業前までは青函トンネルを走る特急スーパー白鳥として八戸・青森ー函館間を結び、JR東日本にも乗り入れていましたが、北海道新幹線開業に伴いライラック用にコンバートされてきました。各編成には走行する沿線自治体のラッピングがされており、旭川市の編成でした。
高頻度運行なので自由席でもいいのですが、やはり大きな荷物を持っているので指定席を確保。1000定刻に札幌駅を発車します。

途中の岩見沢駅ではレアキャラである735系電車が停車していました。735系電車はアルミ製の車体を持った車両で、酷寒地の北海道でアルミ車体の耐用性を試験するために2編成製造されましたが、その後の増備はステンレス車体の733系になっているので非常にレアな存在となっています。連結されている731系や快速エアポートの733系と違い車体に若草色と赤色の帯が巻かれていないのが特徴です。

旭川までは1時間半ほどの行程。買ってきた最新の北海道時刻表で今後の行程を検討したりちょっとウトウトしているうちと、旭川に1125に到着。電車特急の高速性能を遺憾なく発揮しています。
 


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