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新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

北の国から2022初秋〜4

2022-09-28 20:43:02 | 旅行
長万部では20分ほど停車するので、改札には向かわずにしばらく撮影をします。

改めてノースレインボーエクスプレスを撮影。ノースレインボーエクスプレスはキハ183系の一員で5輌編成のうち4両はハイデッカー車両、真ん中の3号車は2階建て車両となっており、2階は普通席で1階はフリースペースとなっています。各車両の塗装は一両ごとに違い、まるで虹のようであることからノースレインボーエクスプレスと名付けられています。道内を臨時列車で駆け回り、一時期青函トンネルを潜って青森県弘前まで運行されたこともあります。青函トンネル内では自走できないのでED79型電気機関車に牽引されて走行したようですが。

停車時間の間に札幌ゆき特急北斗7号がやってきます。こちらはまもなく引退のキハ281系での運行で、カメラが一斉に向けられているほか、ニセコ号から乗り換えた鉄道ファンもいたようです。

長万部駅では長万部町のゆるキャラまんべくんがお出迎え。長万部町の特産であるカニとホタテ、アヤメをモチーフにしているようです。このまんべくんはどうも女子を見ると抱きつきたくなる性質があるらしく、この写真の直前にも襲われている女子がいました。

ホームを歩いてふと乗車位置目標の表示を見ると、乗車位置にカニがいました。さすがは長万部駅です。

一通り撮影を終えて改札口へ向かうために跨線橋に上がると、跨線橋の窓から謎の水柱がはっきりと見えました。駅からは2キロ近く離れているのに見えるとは相当な高さまで噴き上がってきているのがわかります。

一度改札口を出て町へ。かにめし本舗かなやの売店でかにめしを買うと思えばさにあらず。数日来、左の肘が痛く、痛みが治まらないので駅近くにあるツルハドラッグにいって湿布を買ってきます。ちなみにツルハドラッグは北海道の企業で、北海道から全国展開をしている企業です。そのあとかにめし本舗かなや売店に行ってかにめしを買って駅へ戻ります。駅へ戻って北の大地の入場券を買って列車の改札を待ちます。


長万部1214発の札幌行き特急北斗9号に乗車します。改札が始まってからホームへ向かうため、跨線橋へ上がって見ると、先ほどより高く水柱が噴き上がっているのが見えました。原因はなんだかよくわからないようで、執筆している9/28現在で噴き上りが止まっているようなので、このまま終息してくれると地元の方々にとってはありがたいですが、自然のことなのでどうなるかはわかりませんね。

列車に乗ってから早速かにめしを開けます。かなやのかにめしは白飯の上にほぐした味付けカニ肉とたけのこを散らし、錦糸卵、椎茸、酢漬けのカニ肉などが乗ったお弁当で、温かい状態で提供されます。かつては長万部駅で販売されていましたが、現在は駅前売店での販売となっています。美味しくいただきました。
1時間ほどの乗車の登別駅で下車。この登別駅は25年ほど前の学生時代に下車した懐かしい駅です。

北の国から2022初秋〜3

2022-09-28 19:03:53 | 旅行
ちょっと早めに出てきてしまったので、しばしベンチに座って列車の入線を待ちます。

0745ごろに列車は苗穂の車両基地から回送されてきました。それを狙う大きなお友だち。

到着してから車掌さんがドア扱いをするまで乗車できません。その間に列車の前後では撮影会状態。しかし混乱もなくみなさん撮影されていました。ドア扱いされると自由席にはわらわらと並んでいた乗客が吸い込まれていきます。

指定席なのでのんびりと写真を撮って乗車。指定された席に座ります。

0756に札幌を発車。隣席は荒い息をしてきたので、ギリギリまで列車の撮影をしていたのでしょう。札幌から満席で出発します。

ノースレインボーエクスプレスの座席はハイデッカーシートになっており、天井部分にも窓がついていて眺望が楽しめるようになっています。ただし荷物置き場は少なく大きな荷物を持って乗車するのはちょっと大変かもしれません。
列車は札幌駅を発車するとゆっくりとした足取りで進みます。先行する普通列車の手稲行きに追いつかないように走っていると思われますが、その手稲行き普通列車が手稲駅に入ってから、この列車も手稲に停車。しかし手稲から先もゆっくりと走ります。今度は前を走る小樽行き普通列車に当たっているようです。朝の時間帯で列車本数も多いので仕方ありません。

その代わり銭函からの石狩湾沿いの景色をゆっくりと見れました。札樽間の函館本線で随一の景色で、快速や普通列車からこの景色が見られるのは羨ましい限りです。

小樽に0840着。4分停車しますが座席に座って発車を待ちます。0844に小樽を発車し、北海道新幹線札幌延伸の際に廃止になる函館本線の山線へと入ってゆきます。小樽を発車すると今までのゆっくりとした走りが嘘のように速くなり、ジョイントを刻む音も軽快に響きます。

余市には0908着。列車はここで6分停車します。停車する間に余市のリンゴを使ったアップルパイなどが販売されています。

とりあえず列車の先頭へ行きます。列車の隣になにやら怪しいゆるキャラがいますね。

こちらは余市町のご当地ゆるキャラソーラン武士くん。余市がソーラン節発祥の地であることから命名され、頭は余市名産のリンゴとなっています。写真撮影のモデルに余念がありません。

席に戻る途中に売店を見てみると意外にも商品が残っていたので、アップルパイとりんごラムネのセットを購入して席に戻ります。発車してから賞味してみますが、ラムネは冷やした方が美味しかろうと持ち帰りとし、アップルパイを持参のお茶とともにいただきました。りんごがゴロッと入っていて美味しくいただきました。

新幹線ホーム工事の関係でホームが移動していた倶知安では、かつて使われていた転車台が公園の中に保存されているのが見えました。
この辺りでは羊蹄山やニセコアンヌプリなどの山々が車窓を彩るのですが、お天気も悪く雲がかかっていたので山々を見ることはできませんでした。

続いて国鉄時代にマキノ駅とともに2例だけだったカタカナ表記の駅名であるニセコ駅に停車。駅に入る際や、停車中の車窓に町のあちこちにかぼちゃが置いてあるのが非常に不思議に感じました。1個や2個ならばもうすぐハロウィンだからかな…と思いますが、道路の歩道にずらっとかぼちゃが並び、さらに駅前はカボチャで埋め尽くされている様子は異様な光景でした。後で調べると、ニセコ町ではこの時期に収穫された特産のカボチャを町中に並べているようです。そうと知らなければかなりびっくりします。
列車は函館山線をのんびりと走ります。停車時間の長い駅もないので、座席に座って車窓を眺めて過ごします。

下車駅の長万部が近づいたので支度をして待っていると、1月ほど前に突然噴出した謎の水柱の出ている神社の横を通過します。車掌さんからの案内で鳥居が見えるとその奥に水柱ができているのが見えました。
長万部には1122に到着。ここ長万部で下車するので荷物を持って降車します。