東武日光駅の売店でお昼ご飯にお弁当を買って電車に乗ります。当初の予定では駅前の金谷ベーカリーの売店でパンでも買っていこうかと思ったのですが、売り切れだったのでお弁当にしました。1230発の南栗橋ゆき普通電車に乗って下今市駅へ。下今市駅のSL広場にある休憩所でお弁当を食べることにします。
東武日光駅で買ったのはこちらのお弁当「けっこうづくめ」。日光高原牛を使用した牛肉のお弁当です。味もしっかりとしみていて美味しくいただきました。お昼ご飯を食べてしばらく休憩をしてから列車に乗ります。
乗車するのは下今市1330発の鬼怒川温泉ゆきDL大樹5号。本来であればC11型蒸気機関車が牽引するSL大樹号なのですが、この日はDE10型ディーゼル機関車の牽引する列車になっています。
SLではないとはいえいまやディーゼル機関車牽引の客車列車も貴重なものとなっており、本家JRでももはや絶滅危惧種のDE10の牽引とあれば文句をつける理由もありません。朱色のディーゼル機関車にもしっかりと大樹のヘッドマークがついています。
牽かれる客車は14系特急型座席客車と、
12系急行型座席客車の乗降デッキ部と客席の窓2つ分を展望室に改造した車両です。
1・3号車の14系客車は簡易リクライニングのクロスシート、2号車の12系客車はテーブル付きのボックスシートになっています。いずれも国鉄時代からの客車で、JR四国に残っていた車両を譲り受けて整備しています。特に14系客車はそれぞれ1番のトップナンバー車でこちらも貴重な車両となっています。
DL大樹の指定券は浅草駅で購入しておいたのですが、大樹のロゴが入っている特別仕様になっています。運行開始当初は入っていなかったので、プログラムを変更して入れたのでしょう。DL列車なので指定席料金が若干安くなっています。しかし指定されたのは2号車のボックス席で、間の悪いことに相席となってしまいました。こればかりは仕方ありませんね。
1330に機関車牽引列車独特の引き出しの衝撃があってから発車。下今市駅を出てすぐの車窓左の看板に見送られて鬼怒川線へと進みます。
下今市駅を出るとすぐに渡るのが大谷川。中禅寺湖を源とし、華厳滝を下り、神橋の下を来た流れです。この大谷川橋梁は撮影スポットとしても人気の場所です。
大谷向ー大桑間で見えてくるのは日光自動車学校の敷地。敷地には横断幕がかかっており、TX系の某番組名をもじったものなどユーモアに富んだ横断幕が掲げられています。SLが通過するような教習所であったら、私なんぞは教習中に気を取られてエンストを起こしそうですが…。
同じく大谷向ー大桑間では地元の沿線住民が整備したお花畑が広がっています。SL大樹号運転を機に地元住民により整備されたもので、四季折々の花が咲いているそうです。が、この日は残念ながら播種したばかりでお花畑とはいか内容でした。芽が出ているのは蕎麦だそうで、6月ごろには白い花が咲くようです。
鬼怒川を渡るところでは止まりそうなぐらいの徐行。SLではこうはいかないそうで、ディーゼル機関車ならではの徐行だそうです。
アテンダントさんの案内放送が終始かかっていて飽きることなく、あっという間に鬼怒川温泉についた感じ。東武ワールドスクウェアに停車して1406に鬼怒川温泉に到着しました。
鬼怒川温泉駅で下車して改めて写真を撮ってから改札を出ます。この後DE10を転車台に乗せて方向転換をさせるようですが、ディーゼル機関車なので方向転換の必要はないのですが、イベントとなっているのと、ボンネットの長い方を前にすると見栄えがいいということなのでしょう。反対側サイドで牽引する姿もそれはそれで味のある姿であると思うのは鉄だからでしょうか。
ディーゼル機関車の転車風景を見ないで、鬼怒川温泉の宿泊施設を回る日光交通ダイヤルバスに乗って本日のお宿へと向かいます。
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