新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

全国鉄道地図帳

2021-03-05 19:38:00 | 鉄道

このところの実家と自宅の往復の途上、新浦安駅ビルの本屋に寄り道をしたところ、見つけてしまい思わず買ってしまいました。昭文社から発売されている「全国鉄道地図帳」です。


2010年に分冊で刊行されたレールウェイマップル鉄道地図帳の全国版ですが10年の間に変わった部分が修正されて新たに発売されたようです。

地図は北海道から沖縄まで鉄道のない離島まで網羅しており、25万分の1の縮尺を基本にしています。ただし北海道は30万分の1の縮尺となっています。

また東京などの都市部では詳細図も収録されており、こちらは最大3万6千分の1の縮尺です。
内容は鉄道地図帳の名の通り、全国のJR線、民鉄、公営、第三セクター、果ては専用線まで、鉄道路線が全て表記されており、トンネル・橋梁も表記できる範囲で収録されています。また戦後の廃線も表記されており、かつてここに線路があったというのもわかるようになっています。北海道や北九州などは国鉄末期の赤字ローカル線廃線の多さにあらためて驚かされます。
そのほか、駅名や鉄道名の改称も追っており、
新函館北斗駅→渡島大野駅
中軽井沢駅→沓掛駅
大阪市高速電気軌道→大阪市(交通局)
東京地下鉄→帝都高速度交通営団
など、旧名もわかるようになっています。この旧名は戦後からの改称を追っているので、例えば
京浜急行電鉄→東京急行電鉄
小田急電鉄→東京急行電鉄
阪急電鉄→京阪神急行電鉄
京阪電気鉄道→京阪神急行電鉄
南海電気鉄道→近畿日本鉄道
など、戦時中の陸上交通統制法による統合から戦後に分離した様子などもわかります。
もちろん地図帳なので日本の山、河川、湖沼、道路などもちゃんと記載されており、普通に日本地図帳としても使えます。
このご時世、なかなか鉄道で旅に出るというのは難しくなっていますが、この地図帳ならばすぐに鉄道妄想旅行に出かけられそうです。これに時刻表が有れば完璧です。ちょうどJRダイヤ改正号の時刻表が発売された頃ですしね。
そして、鉄道旅行がいけるようになったらこの地図帳を携えて列車に乗って車窓を眺めたいものです。



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