高知城は土佐藩24万2千石の藩庁であり、1601年に掛川城主山内一豊公が転封してから現在の形に築城されました。天守は独立式望楼型3層6階の構造で、安土桃山時代の様式で建てられています。その外観は山内一豊公の前任地である掛川城を模したとも言われています。その縁もあり、東海道新幹線からも見られる掛川城の復元天守は、高知城の天守を参考にして建てられています。そして現在残る天守は1747年に再建されたもので、創建時のものを忠実に再現して再建されています。
二の丸と本丸をつなぐように建てられている詰門。2階部分は本丸と二の丸をつなぐ廊下橋となっており、ここを渡れるのは上士以上だったそうです。門の内部はカギ状になっており、この門から入っても本丸には出られない構造になっています。
詰門をくぐると本丸西側の梅の段に出ます。訪問したときにはちょうど梅の花が咲いていました。
二の丸へ上がり、詰門の廊下橋を渡ると本丸に出て天守と本丸御殿が姿を現します。現存12天守の一つですが、何と言ってもこの高知城は日本でも2例しかない本丸御殿が残存している城でもあります。市内電車の一日乗車券の効果で割引価格で入場できました。
本丸御殿が現存しているのはここだけなので興味深く見学します。絢爛豪華な名古屋城本丸御殿とは違い、落ち着いた感じですが、それでも欄間に彫刻が施されていたり、城主と対面する部屋があったりと、当時のお殿様の暮らしぶりを伺えるような気がします。
本丸御殿につながるような形で天守へ入ることができるようになっています。天守内部は高知城と土佐藩の歴史を展示してあります。
天守最上部は展望台になっており、高知市街地を見下ろすことができます。こちらは南側の眺め。右下に高知県庁と高知市役所があり、今も県政・市政の中心となっています。
高知城天守を見学して黒鉄門をくぐって下城します。
最初に横っちょから入ってしまったので、城の正面玄関に当たる追手門を通るのを忘れていました。追手門は枡形構造になっており、3方から敵を攻撃できるようになっています。この追手門も江戸時代からの現存建造物の一つです。追手門の構造や石垣をじっくりと観察します。
追手門を見てから春風亭昇太師匠に誘われて近くにある高知城歴史博物館へと足を運びます。が、リニューアル工事中で展示室の一部だけを無料で公開している状態。それでも高知城にまつわる展示を見たり、春風亭昇太師匠の案内による高知城の紹介ビデオを見たりしました。
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