岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

国が私たちをおどす時(日本学術会議への人事介入を受けて)

2020年10月07日 16時01分26秒 | 岩田亨の作品紹介
国が私たちをおどす時

 最初にマスメディアが恫喝された。
 恫喝を批判する声は思ったほど大きくならなかった。みんなマスコミ人ではなかったから。


 次に官僚が恫喝された。
 これを批判する声も大して大きくはならなかった。官僚は特権階級だという意識が先に立った。

 今度は学術会議が狙われた。
 多くの人が怒ったが、学術会議は特権を持つ学者集団だから、学術会議の方こそ反省しろという声もあった。

 次は何が標的になるだろう。
 
 日本ペンクラブ、文芸協会、現代歌人協会、俳句協会、伝統俳句協会。

 労働組合も生活協同組合も社会福祉協議会も。

 やがては宗教団体、一人一人の個人にも及ぶだろう。


 声をあげるのが、遅くなればなるほど、取り返しがつかなくなる。




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