8月頃子育てを終えると、オオタカは子育ての疲れと換羽のため、営巣地を離れる。 換羽には体力を使うと聞いているので、何処かで静かに休んでいるのだと思う。 そして晩秋~冬にかけて、再度営巣地に戻ってくるのである。
一方、北方や大陸で子育てを終えたオオタカは、冬季も餌の豊富な南方や越冬地に集まってくるのだ。 これがタカの渡りである。
営巣地で観察していても、この時期のオオタカの行動はつかめないため、私は越冬地に通った。 越冬地には、9月頃からその年生まれの幼鳥や、子育てを終えた成鳥が渡って来たのである。
最も通ったのは、有名な野鳥公園(越冬地①)。 ここでは9月半ば頃からオオタカが現れ、行けばほぼ100%見られた。 この地で、営巣地ではなかなか見られない狩りを撮影したいと思っていた。(実際狩りはなかなか見られないが・・)
何回かは狩りを見たが、狩りの瞬間に遭遇するのは難しかった。 こうして、オオタカの一年を通した生活・行動のほとんどを観察したのだった。(『里山オオタカ物語』に多くの写真を掲載している。)
この時期は、色付いた木々をバックにとまるオオタカは綺麗であった・・・・。
越冬地①で撮影したオオタカ。