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保守記事.9-6 こんなシンデレラストーリー

2006-10-13 13:57:59 | 記事保守
ユーチューブの「第3の男」--弱冠27歳で巨万の富を2度手中に

坂和敏(編集部)

2006/10/13 10:00 

 GoogleによるYouTubeの買収で、Chad HurleyとSteven Chenという2人の若者が巨万の富を手に入れたことはすでに広く報じられている通りだが、このYouTubeの立ち上げに深く関わった「第3の男」についての記事がNew York Timesのウェブサイトに掲載されている。

 Jawed Karim(27 歳)は、現在スタンフォード大学でコンピュータサイエンスの修士号取得を目指す大学院生。同氏は2002年に、当時在籍していたオンラインペイメント会社 のPayPalがeBayに15億ドルで買収されたのに伴い、最初の富--数百万ドルを手にした。その後、2人の同僚--Chad HurleyとSteven Chen--と新しい事業の立ち上げを考えていたKarimは、2005年はじめにPayPalを離れ、本格的に事業の立ち上げを検討。3人はスタン フォード大学の近くにある「Max's Opera Cafe」や、HurleyやKarimの私室で議論を繰り返したという。

 「ビデオ共有のためのウェブサイト」というアイデアを持ちかけたのは、このKarimだった。ところが、YouTubeのサイトが公開 になったのとほぼ同時期に、Karimは学問の道に専念することを決意。サラリーなしの「非公式なアドバイザー」としてYouTubeに関与し続けること で他の2人から合意を得たという。

 YouTubeに資金を提供したSequoia Capitalのパートナー、Roelof Bothaは「Karimには(YouTubeに)居続けて欲しかった」とした上で、次のようにコメントしている。

"I wish we could have kept him as part of the company," Botha said. "He was very, very creative. We were doing everything we could to convince him to defer."
(「私はKarimをYouTubeの内部に引き留めておきたかった。彼はものすごく創造性に富んでいた。われわれは可能な限りの手を尽くして、彼に大学院へ進むことを思いとどまらせようとしていた」)

 また、Karimの担当教授であるDavid L. Dillは、「Karimの選択は異例のもの」とし、さらにビジネスの世界に進むために同大学を離れたGoogleやYahooの創業者らを引き合いに出 しながら、「ビジネスの世界であれだけの成功を収めているにもかかわらず、Karimが修士号取得を決意したことに感銘を受けている。ここでは伝統的に逆 の方向に進む(者が多い)」と述べている。

 そういうKarimが、自分のことを「学問に熱中しているオタク("a nerd who gets excited about learning")」と評しているのはちょっと面白い。

 将来の身の振り方に関して、Karimは起業家になり、Silicon Valleyで成功を収めた後、母校で教壇に立つスタンフォード大学研究者のコースを歩みたいと考えており、そのためにまずは教授になることが目標だという。

 なお、この記事のなかには、YouTubeの創業当時のことを物語る面白いエピソードが載っている。YouTubeがHurleyの自宅 のガレージで産声を上げた当時、3人の創業者はよくそこでブレインストーミングをしていたが、その模様をKarimがビデオカメラで撮影していた。そし て、そのなかの1本(2005年4月に撮影したもの)には、「YouTubeサイトに、わずか50-60本しかビデオがアップロードされていない」とひど く落ち込んでいるChenの姿が残っている。またこのビデオには「自分が観たいようなビデオはあまりない」というChenに続けて、カメラを向けられた Hurleyが薄笑いを浮かべながら、「ちょうど、こんなビデオばかりだ」と言う場面も含まれているという。

 そんなあまりパッとしないスタートをきったYouTubeが、創業からわずか2年弱で世界有数のアクセス数を誇るウェブサービスに成長し、3人の若者に天文学的な額の富をもたらした。まさに現代のシンデレラボーイである。

【過去記事】保守.9 2.0の貴公子
保守記事.9-2 2.0の貴公子
保守記事.9-3 ついに、軍門に下るか?
保守記事.9-4 ついに、軍門下るか?
保守記事.9-5 「Yoogle」になる?

保守記事.104 高齢化時代に

2006-10-13 13:48:06 | 記事保守
知らされなかったパスワード--ユーザーの死が封印するアカウントと遺族のアクセス - CNET Japan

文:Elinor Mills(CNET News.com)
翻訳校正:編集部

2006/10/12 01:07 

 アイルランドの市民権も持つサンフランシスコの著名な詩人で、世界中にファンがいるWilliam Talcott氏が、骨髄のがんのため6月に亡くなった。そのときTalcott氏の娘は、同氏の知人の大半にその死を知らせることができなかった。それ というのも、Talcott氏のメールアカウントとオンラインのアドレス帳がパスワードでロックされていたからだ。

 ビートニク(ビート族)Neal Cassadyの友人だったTalcott氏(69)は、どうやらパスワードも墓の中に持って行ってしまったようだ。

 これは、残された遺族にとって厄介な問題であり、最近多くなってきている。生活、アドレス帳、予定表、財務情報の管理をオンラインに移行する人た ちが増えている。そうした人たちは、フォルダやデスクトップに生前しまいこんだ情報を2度と復元できなくなる危険を冒している。言い換えれば、セキュリ ティ上の脅威となるパスワードの共有をしない限り防ぐことができない危険だ。

 「父はアドレス帳を紙に印刷していなかった。すべてオンラインにあると思う」とTalcott氏の娘であるJulie Talcott-Fullerさんは言う。「私では連絡をとるのが難しい人がいることを父もわかっていた。大変だった」(Talcott-Fullerさ ん)

 「Yahoo(Talcott氏が契約していたプロバイダー)は、プライバシー保護法の規定により情報を教えることはできないと言っているが、父は死んだのだからそんな理屈は通らないと思う」

 これはプライバシー上の権利というより財産権の問題だ、とElectronic Privacy Information Centerの常任理事Marc Rotenberg氏は指摘する。

 「いわゆるプライバシーの侵害に関する権利は本人の死亡とともに消滅するが、財産権は消滅しない。私的なメールというのは今まで取り上げられたこ とのないケースだ。どのように扱うべきかすぐには分からないが、ある種のデジタル資産ということになるだろう」(Rotenberg氏)

遺産相続計画について相談を受ける弁護士は、顧客が自分の死後にコンピュータへのアクセスを誰に許可したいかを決めておいてもらうべきだ、とRotenberg氏は述べる。

 サンフランシスコの財産相続専門弁護士Michael Blacksburg氏はまさにそれを実行している。「オンラインに存在する情報にアクセスするためのパスワードすべてを遺産相続書に明記しておくよう、クライアントには勧めている」(Blacksburg氏)

 Blacksburg氏は、iTunesのライブラリに登録されている楽曲やShutterflyの写真など、電子メディアの処分方法についてもクライアントに確認しているという。

 「古い世代の人たちはコンピュータを使う習慣がついて間もないのでまだよいが、今後、コンピュータを使いこなす人間が増えてくると、この問題はますます深刻になってくるだろう」(Blacksburg氏)。

 こうした状況のなか、電子メールプロバイダーはジレンマに陥っている。機密性の高いデータが外部に漏れている可能性があるとほのめかしただけで徹底的に責められる彼らだが、これからは、顧客が亡くなったときに家族にデジタル鍵を引き渡すように求められることになる。

 2005年、Yahooはイラクで戦死した米国海兵隊員の電子メ―ルに対するアクセスを父親に与えるようにと裁判所命令を受けた。

 「われわれはYahooメールのアカウントを持っているすべてのユーザーに対して、電子メールを私的な通信として扱い、メッセージの内容については機密事項として扱う義務を負っている」とYahoo 広報のKaren Mahon氏はいう。

 裁判所命令に従うことは認めたものの、ユーザーが亡くなったとき、そのメールアカウントへのアクセス権を遺族に与える必要があるかどうかという点に関して、Mahon氏はそれ以上言及しなかった。

 Googleは、Gmailユーザーが亡くなったとき、その人のメールアカウントへのアクセスを要求している人が、死亡証明書とそのアカウントへの委任状を所有していればアクセスを許可する、と広報は説明する。

 AOLも同様だ、とAOL広報のAndrew Weinstein氏は述べる。

 「財産相続の面倒さを考えると、家族の誰かが事前にパスワードを聞いておくか、(オンラインアクセス、バンキング、株など)主なアカウントのパスワード を信頼できる友人か弁護士に託しておいたほうがよほど簡単だ」とWeinstein氏はメールでの回答で指摘する。同氏によると、そうしたケースはかなり 頻繁に発生しているという。

 「Microsoftのポリシーでは、近親者ならその関係が証明され次第、亡くなった方のWindows Live Mailアカウントの内容をCDまたはフロッピーディスクにコピーしたものを受け取ることができる」とMicrosoftの広報はメールで返答してきた。 「われわれはプライバシーを最重視したポリシーを策定してきたが、同時に、辛い時間を経験している遺族の要求も尊重する」

 Talcott氏は、PC上のどこかに格納してあるのかもしれないが、正式な遺書を残さなかった。このため同氏の遺族は誰が遺言執行者になるのか 未だに検討中だ、と娘のTalcott-Fullerさんは語る。それがはっきりしたら、再度Yahooに連絡して、Talcott氏のメールへのアクセ スを求めていくという。

 しかし、電子的な記録は必ずしも有効とは限らない、とアリゾナ州サンシティの退職者居住区で遺産相続弁護士を営むRonald Cooley氏は言う

 「コンピュータに格納されている遺書は好ましくない。カリフォルニア州とアリゾナ州では、印刷して、本人および保証人の署名がなければならない。Wordの文書としてコンピュータ上に残しておくだけでは意味がない」(Cooley氏)

 Talcott氏のパスワードは分からないままだが、同氏は、ヨーロッパ放浪の旅に出ていない頃にメインフレームのプログラマとして働いていたこ とがあり、子孫のためにデータを残しておくことの大事さを「Eating Salad With My Fingers」という詩の中で認めている。

 Our office romance is over, because I am no longer employed(僕たちの職場恋愛は終わった。だって、僕はもう雇われてはいないから)
 Where is our offsite backup tape?(職場外での僕たちを記録したバックアップテープはどこだい?)

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。




保守記事.101-2 ぼくたちの将来は。。。

2006-10-13 13:40:38 | 記事保守
「なれ合い型」学級崩壊が急増 「反抗型」影潜め 一見和やか 先生は友達…(産経新聞) - goo ニュース
2006年10月13日(金)03:50

 子供の教師への反発が広がって学級運営が立ち行かなくなる「反抗型」の学級崩壊が影を潜める一方で、友達感覚の優しい先生とのなれ合いの末に秩序が崩れ る「なれ合い型」の学級崩壊が都市部の小中学校を中心に急増していることが、都留文科大学の河村茂雄教授(心理学)の調査研究で分かった。こうしたケース は、表面上は和やかな雰囲気の教室に崩壊の兆候が潜むだけに、教師の落胆も大きく、立て直しのための処方箋(せん)も見つけにくいという。

 河村教授は集団心理研究の立場から学級崩壊の兆候を探る「学級集団アセスメント(QU)」と呼ばれる手法を提唱。依頼を受けた全国延べ約5万学級の全児童生徒を対象に心理テストを実施し、学級崩壊の予防策についてアドバイスを続けている。

 河村教授によると、学級崩壊は平均で10校に1校の割合で起きており、そのプロセスは(1)管理重視で指導好きの教師に一部の子供が反発、それが広がっていく「反抗型」(2)優しい教師による友達感覚の学級運営が瓦解を招く「なれ合い型」-の2つに大別できるという。

 学級崩壊の広がりが問題化した平成9年当時は、「反抗型」が主流だったが、最近は地方の学校で散見されるだけ。16年の大規模調査では、なれ合い型の ケースが特に小学校で急増。首都圏の小学校で崩壊した学級の60~70%がなれ合い型だったほか、地方でも、県庁所在地や人口密度が高い新興ベッドタウン などの学校で増えているという。

 教授によると、なれ合い型の学級崩壊は、こんなプロセスをたどる-。

 年度当初、保護者は「自分の子供は受けいれられている」と感じ、教師との信頼関係が築かれる。だが、内実は先生と個々の子供の関係ばかりが大切にされ、 集団としてのまとまりに欠けている。教師は友達口調で子供に接し、子供に善悪を理解させず、曖昧(あいまい)な態度を取ることが多い。

 学級のルールが守れなくても「今日は仕方がない」などと特例を設けたり、私語を許すなどルール作りがおろそかになり、子供側には「ルールは先生の気分次 第」という空気が生まれる。やがて教室内には、教師の気を引く言動が無秩序に生まれ、「あの子がほめられて面白くない」「先生は私と仲良くしてくれない」 などの不満が噴出。告げ口が横行し、学級の統制が取れなくなる。

 河村教授は「反抗型はかつて中学校で問題となった『荒れる学校』に近いパターン。問題を抱えた子供をしっかりマークして指導方針を変えるなど処方箋が比較的打ち出しやすいが、なれ合い型の崩壊は学級のどこから崩れるかわかりにくい問題がある」と指摘。

 「最近の学校は個性重視が説かれ、個に寄り添える教師が増えた。その半面で教師も子供も集団形成や統制が苦手で、学級は集団というより群衆に近い状態になっている」と語っている。

                  ◇

 【なれ合い型の学級崩壊の兆候】

 (崩壊初期)

◎学級全体の取り組みが遅れ、やる気が低下する

◎教師の気を引く悪ふざけが散見する

◎ルール違反しても教師に個人的に許してほしいとねだる

◎私語が増え、教師の話に口をはさむ

◎2~3人が固まりヒソヒソ話が目立つ

◎他の子供やグループのことを教師に言いつける

 (崩壊中期)

◎注意すると「私だけ怒られた」と反発する

◎教師の指示が行き渡らなくなる

◎係活動が半分以上なされない

◎陰口が増え、授業中の私語、手紙の回し合いが目立つ

◎子供同士のけんかが目立つ

 (崩壊期)

◎教師を無視し、勝手な行動で授業が成り立たない

◎教師に反抗するときだけ団結する

◎係活動を怠り、ゴミが散乱、いたずら書きが目立つ

◎掲示物などが壊される

◎給食は力の強い順番になり、勝手に食べる

                  ◇

【用語解説】学級崩壊

 一般に子供が授業中に教師の指示に従わず立ち歩いたり、教室を抜け出すなどの行為を繰り返すことで授業が成立しない状況を指す。全国校長会が全国547 の小学校を抽出調査(平成9~11年度)したところ「そのような学級がある」は84校、「どちらともいえない(学級がある)」が36校あった。一部の都道 府県教委が実態を公表した例はあるが、正確な実態はよくわかっておらず、文部科学省はこれまで全国調査などを行っていない。


男性教師の抑うつ感、他職種の1.8倍(朝日新聞) - goo ニュース
2006年10月13日(金)08:37

 小中高校の先生は他職種より、ストレスを強く感じており、特に「抑うつ感」を感じている男性は1.8倍に上ることが、全国約2500人を対象にし た調査で分かった。仕事の負担感や学級崩壊による児童・生徒への対応などの要因が複雑に絡み合っており、その相関関係も示した。「心の病」で休職する先生 が増えるなか、その原因を分析した初の調査で、仕事の内容を検討する必要があると提言している。

 調査は財団法人労働科学研究所(川崎市)が設置した「教職員の健康調査委員会」(委員長、清水英祐・東京慈恵会医科大教授)が、昨年11月に実施 した。岩手、神奈川、大阪、鳥取、大分の5府県の教諭らを無作為に抽出し、2485人から回答を得た。13日に、同研究所が主催するシンポジウムで発表す る。

 厚生労働省が開発した「職業性ストレス簡易調査票」を使って、ほとんどの職種にまたがる約2万5000人の労働者が回答した標準値と比較した。そ の結果、男性で「抑うつ感が強い」と回答したのは11.5%と、標準値より1.8倍高く、「不安感が強い」も1.5倍高かった。女性は抑うつ感はほぼ同じ だったが、不安感は1.3倍高かった。

 委員会はうつ病の症状の一つである抑うつ感の原因に注目。関連性が強いのは、心理的な仕事の負担感だった。「仕事量が多い」と感じている人は標準値と比べ、男性が2.2倍、女性が4.6倍。

 さらに、背景となる原因を探ると、学級崩壊などで児童や生徒の授業態度が変化し、対応が難しくなったことや、授業の準備時間がなかなか取れないことが浮かび上がった。

 労働科学研究所の酒井一博・研究主幹(産業衛生)は「教師の抑うつ感は、子どもへの影響が大きい。忙しすぎるだけでなく、子どもとの向き合い方が難しくなっており、教職員の仕事内容を再検討する必要がある」と話している。