大手クレジット会社と加盟店契約を結ぶ呉服店が、埼玉県の女性(69)に着物などを販売した際、女性が年金を受けていないのに契約書の職業欄に「年 金」、借家住まいなのに「自宅所有」とうその記載をし、そのずさんな契約書が、クレジット会社の契約審査をパスしていたことが分かった。呉服店はいわゆる 「次々販売」で女性に2年間で約1200万円の呉服を購入させ、女性は破産寸前に追い込まれた。
代理人の弁護士によると、女性は借家で1人暮らし。内職の洋裁だけが収入源で、年金には加入していない。
4年前、この呉服店から着物リフォームの下請けをするようになった。03年3月、店長に頼まれ約28万円の大島つむぎを購入。その後も「また下請けの仕 事を出すから」と言われ断れず、計12点を買った。女性の年収は100万円。月々の支払いは約15万円まで膨らんで家賃も払えなくなり、「もう自己破産し かない」と弁護士に相談した。
商品はすべて大手クレジット4社との立て替え払い契約。弁護士が資料を集めたところ、どの契約書も収入欄の記載がなく、職業欄も9件が空白だった。ある 大手は、初回の契約書の住居欄には事実通りに「借家」と記されていたが、04年6月の最後の契約では「自宅所有・22年居住」に変わっていたうえ、職業欄 には受給していない「年金」の文字が別人とみられる筆跡で書かれていた。これらの記載について、女性は弁護士の指摘で初めて知ったという。
購入した呉服はすべて未使用だった。女性は「下請け仕事を口実に強引な勧誘をされ、違法な販売方法だった」と店とクレジット4社に損害賠償を求める裁判を準備していたが、提訴直前の今年4月、4社が解約に応じ、既に支払った金も返還した。女性は自己破産を免れた。
虚偽記載の審査をパスさせた大手の広報担当は「今回のケースも含め、一定額までは支店レベルの審査で契約を結んでいる。通常、契約書の内容はすべてパソ コンに入力し、全支店で閲覧できるため、過去の契約書と内容が違えばチェックできたはずだ。しかし、このケースは、担当者も変わっており、調査できない」 と釈明している。【多重債務取材班】
神戸市中央区の路上で、男に体を触られた女性看護師(23)が別の男に助けを求めたところ、この男からも体を触られる“ダブル痴漢”の被害に遭っていたことが18日までに分かった。
16日午後11時20分ごろ、この看護師は同区自宅マンション玄関前で、コンビニ帰りに前から歩いてきた男にすれ違いざまに襲われた。男は看護師のT シャツの下に両手を入れて触り、ジーンズのボタンを外し、中に手を入れてきたが、大声を出すと逃走。助けを求めながら追いかけたところ、もう1人の男が無 言でついてきた。
約70メートル追いかけて痴漢を見失ったところで今度は、一緒に捕まえてくれるはずの男が看護師に襲いかかり、無言のまま両肩をつかむといきなりキス。右手で胸を触ってきた。看護師が突き飛ばすと走って逃げたという。
最初の男は35~40歳で小太り。第2の男は50歳前後でグレーのスーツ姿のサラリーマンふう。生田署は強制わいせつ容疑で捜査中だが、看護師は「もう他人を信用できない。怖くて自宅周辺をひとりで歩けない」と憤っているという。