異世界冒険譚・36ー2
透明「そして、もう一つの分け御霊の解釈だけど・・・。
ちびにゃは、さっき言ったことで
疑問が残ったんじゃない」
ちび「えっあっうん
さっき、一回の人生で得られる情報って
0.4しか使わないって言ってたでしょ
でも次の転生で、使った1パーツは置いて
行かないといけないから、残りの0.6が
もったいないなぁ〜って・・・。」
透明「そこで、登場するのも、分け御霊なんだ」
ちび「」
透明「これは、仏様の配慮なんだけど・・・
残った魂のピース(0.1分)は繋ぎ合わせて
一つのパーツにすることができるんだ
そして、転生回数が12回と決められている
ことを考えると、同時に同じ場所に魂を送ることが
できない為、平行世界、私の知識だと
重層過層というんだけど、この世界にパーツを
受け入れてくれる魂を探して、共存させてもらい
私の世界と同時に、こちらの世界でも修行ができる
ように配慮されているんだよ」
ちび「つ、つまり、この世界には、透明の世界と
同時に修行している魂があるってこと
世界が違うから、それも可能ってことなんだ
でももし、この世界にたまたま、透明の世界
から迷い込んできた人がいて・・・分け御霊と
会っちゃったら、どうなるの」
透明「強制終了だね」
ちび「えっ」
透明「私の世界でも、まことしやかに囁かれている
話だけど、世界には自分と同じ人間が
3人存在していると言われてて、その人と
会ってしまうと、死んでしまうって
言われているんだ
つまりこの噂は、異世界から迷い込んだ
自分と会ってしまったことを想定して
噂されているものなんだと思う
魂は、同じ世界で別々に存在できない
それは、魂が引き寄せ合う力を持って
いるからなんだ
つまり同じ魂を持った人間同士が出逢えば
魂は引かれ合い、外へ飛び出してしまうんだよ」
ちび「こ、怖い・・・」
透明「こういった現象は、昔からドッペルゲンガー
なんて言われていて、この話では、自分と
そっくりな人間と言われているけど、
どちらかと言うと、容姿よりは魂が同じ
というところが本質なのかもしれない。」
ちび「と、透明は、大丈夫なの」
透明「えっ」
ちび「だって、透明にも分け御霊がいるかも
しれないじゃん」
透明「さっきの話、聞いていなかった」
ちび「えっ」
透明「エレさんは、分け御霊の無い存在を
指定して召喚したと言っていたでしょ」
>ちび「あっそういえば・・・。」
透明「私には、分け御霊がないんだ
通常、生き物は分け御霊を分ける世界が
3つまで用意されている
さっきのドッペルゲンガーでいう3人と
いうのは、この3世界を言うんだけど、
どんな人も、必ずと言っていいほど
分け御霊が存在していて、分け御霊を
用意していない人は、余程の馬鹿か
魂が若いかのどちらかなんだよ」
ちび「透明の魂は若いの」
透明「気を使ってくれてありがとう
でも、私の魂は若くはない、つまり
余程の馬鹿なんだ
通常、2世界で修行をすれば、
一回に倍の経験値が積まれるのだけど、
1世界で魂を埋めるとなると、
かなりハードな人生を送らないと
埋めることが出来ないんだ>
そして、この馬鹿な判断をした場合は
転生した際に、魂の器を埋めることが
出来ないから、前世の情報をもって、
転生することを許可されているんだ
だから、私は霊界のことも前世のことも
覚えているんだよ」
ちび「な、なんで、そんな大変なことを」
透明「何でだろうなぁ〜
でも、私は自分の世界が好きなんだ
だから、その世界の全てが知りたい
何度も転生を繰り返しても、また
新しい事柄が生まれる自分の世界を
知り尽くしたいんだと思う」
エレ「透明・・・話が進まないんだが・・・」
透明「あっごめん」
ちび「す、すみません」
エレ「とにかく・・・スバルと私は、同じ魂で
存在している者・・・そして、私達は・・・。」
透明「ワールド・バランサーってことですよね
つまり、世界の均衡者
人間には3つの世界が与えられている
その3つは、1人が別々の3世界をもち、
Aさんの3世界とBさんの3世界は、必ずしも
交わるとはかぎらない
つまり、人一人に許された世界は全て
別物ということになる」
>エレ「そうだ・・・お前たちの世界は軸の世界、
そして、我らの世界は歯車の世界だ
しかし、どちらも修行場として重要な
フィールドとなる
こちらの世界の均衡が崩れれば、そちらの
世界にも干渉してしまうし、逆も然り
つまり、誰かが、世界の均衡を担う必要が
あるため、導交3世界には、我らのような
使命が課せられているものが存在する」
透明「妖精眼・・・昴が持つ目は観似手の一部で、
本来の観似手は、このワールド・バランサーと
しての能力・・・でも、この能力は過酷すぎる・・・。」
エレ「私達には、世界の均衡を担う役割がある。
故に、人と交わることを避けて生活しなければ
ならない・・・しかし、スバルの信じたお前なら
そう思って、お前を呼んでしまった
すまないことをした・・・許してくれ・・・。」
透明「はぁ〜・・・ちなみに、今、昴はその眼で
こちらを見ているんですよねぇ〜」
エレ「えっあ、ああ・・・。」
透明「妖精眼は、こちらの世界とのパイプにも
なっているということか・・・。
おいこら昴」
私は、エレさんの眼を通じて視ている
昴に話しかける
エレ「」
透明「お前、帰ったら、覚悟しておけよ」
エレ「と、透明す、すまない
今回のことは、私が」
透明「エレさんいいんですよ
昴は、私のキョウダイですし、
こんなの日常茶飯事ですから
それよりも昴ちゃっちゃと帰せ〜 」
エレ「」
透明「エレさんの召喚術は、こちらの世界に
呼ぶものでしょ
つまり帰るには、あちらから召喚術をかけて
召喚してもらう必要があるんですよね」
エレ「な、なぜ、それを・・・」
透明「まあ、何となく分かっちゃうんですよ
私も観似手持ちですから」
エレ「」
透明「う〜ん・・・しかし・・・。」
エレ「」
透明「エレさんひとつ聞いていい」
エレ「は、はい」
透明「ワールド・バランサーの能力って、
こちらの世界と私の世界の均衡をとる
ことが出来るんですよねぇ〜
つまり、エレさんが調子が悪い時に
昴の波長と合わせて回復させることも
できるんですよねぇ〜」
エレ「えっああ、それはできると思う・・・。」
透明「ふむふむ
(これって・・・使えるんじゃねぇ)」
エレ「」
透明「(変革期もあるし・・・・おおっ
ちょっと、面白くなってきた・・・。)」
エレ「あ、あのな透明大丈夫か」
透明「大丈夫」
エレ「あ、ああそうか・・・よかった
すぐに、帰るか」
透明「そうだね
名残惜しいけど、この世界に来て
随分日にちが経っちゃったから・・・。」
エレ「わかった・・・。」
ちび「透明」
透明「」
ちび「・・・本当に・・・帰っちゃうの・・・。」
透明「ちびにゃ・・・。」
次回、お話ファイナルです
続く ・・・。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今回の話は深く話せないことなので
すみませんが、ご質問にはお答えできない
と思ってください また何かの機会に
掘り下げられればお話ししたいと思うので、
もし知りたいことがある場合は、
リクエストでお願いします
(質問ではなくリクエストと書いていただけたらと思います)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
透明「そして、もう一つの分け御霊の解釈だけど・・・。
ちびにゃは、さっき言ったことで
疑問が残ったんじゃない」
ちび「えっあっうん
さっき、一回の人生で得られる情報って
0.4しか使わないって言ってたでしょ
でも次の転生で、使った1パーツは置いて
行かないといけないから、残りの0.6が
もったいないなぁ〜って・・・。」
透明「そこで、登場するのも、分け御霊なんだ」
ちび「」
透明「これは、仏様の配慮なんだけど・・・
残った魂のピース(0.1分)は繋ぎ合わせて
一つのパーツにすることができるんだ
そして、転生回数が12回と決められている
ことを考えると、同時に同じ場所に魂を送ることが
できない為、平行世界、私の知識だと
重層過層というんだけど、この世界にパーツを
受け入れてくれる魂を探して、共存させてもらい
私の世界と同時に、こちらの世界でも修行ができる
ように配慮されているんだよ」
ちび「つ、つまり、この世界には、透明の世界と
同時に修行している魂があるってこと
世界が違うから、それも可能ってことなんだ
でももし、この世界にたまたま、透明の世界
から迷い込んできた人がいて・・・分け御霊と
会っちゃったら、どうなるの」
透明「強制終了だね」
ちび「えっ」
透明「私の世界でも、まことしやかに囁かれている
話だけど、世界には自分と同じ人間が
3人存在していると言われてて、その人と
会ってしまうと、死んでしまうって
言われているんだ
つまりこの噂は、異世界から迷い込んだ
自分と会ってしまったことを想定して
噂されているものなんだと思う
魂は、同じ世界で別々に存在できない
それは、魂が引き寄せ合う力を持って
いるからなんだ
つまり同じ魂を持った人間同士が出逢えば
魂は引かれ合い、外へ飛び出してしまうんだよ」
ちび「こ、怖い・・・」
透明「こういった現象は、昔からドッペルゲンガー
なんて言われていて、この話では、自分と
そっくりな人間と言われているけど、
どちらかと言うと、容姿よりは魂が同じ
というところが本質なのかもしれない。」
ちび「と、透明は、大丈夫なの」
透明「えっ」
ちび「だって、透明にも分け御霊がいるかも
しれないじゃん」
透明「さっきの話、聞いていなかった」
ちび「えっ」
透明「エレさんは、分け御霊の無い存在を
指定して召喚したと言っていたでしょ」
>ちび「あっそういえば・・・。」
透明「私には、分け御霊がないんだ
通常、生き物は分け御霊を分ける世界が
3つまで用意されている
さっきのドッペルゲンガーでいう3人と
いうのは、この3世界を言うんだけど、
どんな人も、必ずと言っていいほど
分け御霊が存在していて、分け御霊を
用意していない人は、余程の馬鹿か
魂が若いかのどちらかなんだよ」
ちび「透明の魂は若いの」
透明「気を使ってくれてありがとう
でも、私の魂は若くはない、つまり
余程の馬鹿なんだ
通常、2世界で修行をすれば、
一回に倍の経験値が積まれるのだけど、
1世界で魂を埋めるとなると、
かなりハードな人生を送らないと
埋めることが出来ないんだ>
そして、この馬鹿な判断をした場合は
転生した際に、魂の器を埋めることが
出来ないから、前世の情報をもって、
転生することを許可されているんだ
だから、私は霊界のことも前世のことも
覚えているんだよ」
ちび「な、なんで、そんな大変なことを」
透明「何でだろうなぁ〜
でも、私は自分の世界が好きなんだ
だから、その世界の全てが知りたい
何度も転生を繰り返しても、また
新しい事柄が生まれる自分の世界を
知り尽くしたいんだと思う」
エレ「透明・・・話が進まないんだが・・・」
透明「あっごめん」
ちび「す、すみません」
エレ「とにかく・・・スバルと私は、同じ魂で
存在している者・・・そして、私達は・・・。」
透明「ワールド・バランサーってことですよね
つまり、世界の均衡者
人間には3つの世界が与えられている
その3つは、1人が別々の3世界をもち、
Aさんの3世界とBさんの3世界は、必ずしも
交わるとはかぎらない
つまり、人一人に許された世界は全て
別物ということになる」
>エレ「そうだ・・・お前たちの世界は軸の世界、
そして、我らの世界は歯車の世界だ
しかし、どちらも修行場として重要な
フィールドとなる
こちらの世界の均衡が崩れれば、そちらの
世界にも干渉してしまうし、逆も然り
つまり、誰かが、世界の均衡を担う必要が
あるため、導交3世界には、我らのような
使命が課せられているものが存在する」
透明「妖精眼・・・昴が持つ目は観似手の一部で、
本来の観似手は、このワールド・バランサーと
しての能力・・・でも、この能力は過酷すぎる・・・。」
エレ「私達には、世界の均衡を担う役割がある。
故に、人と交わることを避けて生活しなければ
ならない・・・しかし、スバルの信じたお前なら
そう思って、お前を呼んでしまった
すまないことをした・・・許してくれ・・・。」
透明「はぁ〜・・・ちなみに、今、昴はその眼で
こちらを見ているんですよねぇ〜」
エレ「えっあ、ああ・・・。」
透明「妖精眼は、こちらの世界とのパイプにも
なっているということか・・・。
おいこら昴」
私は、エレさんの眼を通じて視ている
昴に話しかける
エレ「」
透明「お前、帰ったら、覚悟しておけよ」
エレ「と、透明す、すまない
今回のことは、私が」
透明「エレさんいいんですよ
昴は、私のキョウダイですし、
こんなの日常茶飯事ですから
それよりも昴ちゃっちゃと帰せ〜 」
エレ「」
透明「エレさんの召喚術は、こちらの世界に
呼ぶものでしょ
つまり帰るには、あちらから召喚術をかけて
召喚してもらう必要があるんですよね」
エレ「な、なぜ、それを・・・」
透明「まあ、何となく分かっちゃうんですよ
私も観似手持ちですから」
エレ「」
透明「う〜ん・・・しかし・・・。」
エレ「」
透明「エレさんひとつ聞いていい」
エレ「は、はい」
透明「ワールド・バランサーの能力って、
こちらの世界と私の世界の均衡をとる
ことが出来るんですよねぇ〜
つまり、エレさんが調子が悪い時に
昴の波長と合わせて回復させることも
できるんですよねぇ〜」
エレ「えっああ、それはできると思う・・・。」
透明「ふむふむ
(これって・・・使えるんじゃねぇ)」
エレ「」
透明「(変革期もあるし・・・・おおっ
ちょっと、面白くなってきた・・・。)」
エレ「あ、あのな透明大丈夫か」
透明「大丈夫」
エレ「あ、ああそうか・・・よかった
すぐに、帰るか」
透明「そうだね
名残惜しいけど、この世界に来て
随分日にちが経っちゃったから・・・。」
エレ「わかった・・・。」
ちび「透明」
透明「」
ちび「・・・本当に・・・帰っちゃうの・・・。」
透明「ちびにゃ・・・。」
次回、お話ファイナルです
続く ・・・。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今回の話は深く話せないことなので
すみませんが、ご質問にはお答えできない
と思ってください また何かの機会に
掘り下げられればお話ししたいと思うので、
もし知りたいことがある場合は、
リクエストでお願いします
(質問ではなくリクエストと書いていただけたらと思います)
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昴と透明先生のお店
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