いちの響と全の理・１０私は平澤くんを鑑定室へ通し
お茶を入れて戻ってくる
平澤「す、すみませんでした
せっかく声をかけていただいたのに
遅くなってしまって・・・。」
透明「あははっ
気にしなくて良いよ
」平澤「すみません
透明さん
昨日は本当にありがとうございました
それと本当にご迷惑おかけしてごめんなさい
」透明「本当に謝らなくて良いよ
私も酔狂で誘ったのだから
逆に君の予定とか聞いていなかったしね
」平澤「すみません
ごめんなさい」おいおい
透明「ところで、あれから少しは落ち着いたのかい
」平澤「はい
・・・昨日あれから家に帰ったのですが母が自分が変なことに気づいてしまって・・・
昨日あったこと・・・借金のこと・・・
全部話しました・・・
」透明「そっか・・・。」
平澤「母は・・・大泣きしてしまって・・・
初めて平手で頬を張られました
それからは、これからどうするのか
とかを話して、母も借金を一緒に返すと
仕事を増やすと言ってくれました・・・。
でも・・・母に・・・
「圭吾が生きていてくれて本当に良かった
」と泣かれた時は、自分も涙が止まらなくて・・・。
本当に情けないし、なんて親不孝なことをしたのかと
反省しました・・・
」透明「うん
その気持ちだけは絶対に忘れてはいけないよ
」平澤「・・・はい・・・
」透明「さて、昨日話した話の続きをしようか
」平澤「
」透明「君は、自分の価値を知りたいんでしょ
」平澤「あっ
そ、そうでした昨日のお礼を伝えることだけ考えていたので
すっかり忘れていました
」透明「あははっ
それだけ気持ちが楽になった証拠だね
でも、せっかく来たんだから
少し話を聞いて行きなさい
こんなチャンス、滅多にないよ
」平澤「は、はい
お願いします」ゆっくりと平澤くんでも分かるように
私は言葉を紡ぐ・・・。
透明「平澤くんの価値を話す前に、
少し人間の価値について話をしようか
」平澤「
」人間の価値とは・・・
続く・・・。
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今日は、魔導の日で～す
みなさ～ん
願い事は決まりましたか年に一度のチャンスを是非、掴んでくださいね
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