今は昔の物語 ・25
「ガチャ 」
大きな音と共に、最後の部屋の扉が
開かれる・・・。
透明「なっなんと 」
私の目の前には、とてつもなく大きな
法陣式が空中で舞っている
透明「こ、こいつは・・・とんでもない」
外からひと目見ただけで、この法陣式が
どれほど複雑で、合理的な代物かがわかる・・・。
もちろん、それと同時に、この法陣式を
破壊するという無謀さも痛感できた・・・
私は、法陣式を中心に、部屋を回ってみる
透明「なんて・・・素晴らしいんだ・・・」
同じ法陣式を追求する者として、これほど完璧な
法陣式を見たことがなかった
透明「・・・・・」
神凪「どうした」
透明「いやどうやって手を付けたらよいのか・・・」
神凪「・・・・。」
目の前に展開されている法陣式は、まるで複雑な知恵の輪
のように複雑に絡み合っている・・・。
最初の一手を間違えただけで、全てが徒労に終わることも
自分自身の命の灯火が消し飛ぶことも理解できてしまった
自分自身の命の灯火が消し飛ぶことも理解できてしまった
へんな汗が止まらない
透明「・・・・どうやって
・・・・」
私は異様な気配を感じ、扉の方を視る
「どうじゃな手が出まい・・・。」
透明「誰だ」
神凪「ご、ご主人様 」
透明「」
目の前にゆらゆらと形作られたその人物は、
神凪の反応を見れば、直ぐにわかった
透明「狗神 天膳(いぬがみ てんぜん)さん」
天膳「ほぉ~儂を知っておるのか」
神凪「ご主人様神凪めにございます 」
天膳「して・・・儂の法陣式をどうする気じゃ」
透明「神凪・・・残念だけど、あれはお前のご主人様じゃ
ないよ」
神凪「」
透明「多分、この部屋に一生を捧げた狂人の思念体・・・。
お前のご主人様は・・・」
神凪「言うな・・・・わかっておる。」
透明「・・・神凪は、休んでいてよ」
神凪「わかった・・・後は、任せる・・・。」
物悲しい感情が流れ込んでくる・・・
透明「さてと
(思念体になっても、この反応・・・多分神凪の声は
聞こえていない・・・要は、昔版AIってところか・・・。)」
聞こえていない・・・要は、昔版AIってところか・・・。)」
天膳「どうじゃな素晴らしいであろう~
儂の最高傑作じゃよ」
儂の最高傑作じゃよ」
透明「天膳さん貴方は、この場にどれほどいらっしゃって
いるのかご理解されていますか」
天膳「んんっ
お主は、誰じゃ」
お主は、誰じゃ」
透明「(まずいな・・・かなり不安定だぞ・・・)
私は、透明と申す術者でございます」
天膳「う・・む・・・その術者が何をしにきたのだ」
透明「はいこの法陣式を解体せよとのご命令を受け
参じました」
天膳「な・に・を~儂の最高傑作を壊しに来たと
いうのか~~~
くくくっ・・・はははははっ・・・あ~ははははっ
笑わせてくれる
お主ていどの術者が、儂の傑作を
儂がこの法陣式を組み上げてから、ここに現れたのは、
二人目じゃが、そいつも結局諦め、何もせずに帰ったぞ 」
いうのか~~~
くくくっ・・・はははははっ・・・あ~ははははっ
笑わせてくれる
お主ていどの術者が、儂の傑作を
儂がこの法陣式を組み上げてから、ここに現れたのは、
二人目じゃが、そいつも結局諦め、何もせずに帰ったぞ 」
透明「(・・・二人目)
そうでしたか・・・いや~っ確かにこの法陣式
見事なものですなぁ~」
天膳「そうであろうそうであろう」
透明「しかし、それゆえに惜しい」
天膳「んっ何を言っておる」
透明「いや~っ本当に惜しい」
天膳「だ、だから、何が惜しいのじゃ 」
くすっ乗ってきた ・・・・。
次回、透明VS天膳・・・討論対決です
続く ・・・。
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前に何度か円さんが、先生は今ちょっと休養中だから💗ってブログを乗っ取…もとい、アップしてくださっていましたがその原因のひとつが今回のだったのかなぁ。。。先生、無事帰ってきてくださいね!
本当に手強いのは?何ですか?
凄い何かを 相手に戦略を練るのって
ワクワクしますよね~~
ご苦労されているのに…ごめんなさい。
…やっぱり楽しそう。
手をつけんかった理由はなんだろう?
そして神凪様が、とても切ない……
年月過ぎようとも、ご主人を慕い忠実であろうとする心がいじらしい
御名前出てきましたが、狂人と言いつつも法陣にはリスペクトされている先生の言葉から、まさに天才と紙一重の方ですね、いずな様のおじいちゃま💦
その上、先生ったら
勝負時、相手が自信家だと、それはまあ、鼻っ柱を挫く為に煽る台詞の完璧なる様式美、もはや口上アーティスト(笑)
相変わらず……伝わりにくい褒め方orz
先生が作戦仕掛けるとしたら、
相手の自信につけこんで、ここをこーして作り直せばさらに完璧なものになるかもよーん~?、とか誘導して、相手に新しくちゃんと組み立てさせちゃったり、とか?
そこまで残留思念に可能かわからないけど(; ̄ー ̄A
何より……もう、これ以上、先生が体傷つく場面は勘弁しておくれやす
(´;д;`)
カムナギをいさめるのと、それだけ危険な存在だったってことでしょうか
次回の舌戦、どんなことを吐露するんですかね~
難しいですね~~。
なんといっていいのか言葉がないけれど囚われていた式神さんが早く自由になれますように!