Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

弱雨…(アカヘビギンポ)

2016-06-10 19:22:24 | ヘビギンポ科

後半雨交じりだった本日のやんばるです。

といってもあっさりした雨でしたけど。

そろそろ梅雨も後半なので、もっとドバッと降ってもよさそうなのですが。

もちろん降って欲しいわけではないですけど。

まあでも、ムシムシ感は十分に梅雨してます。

風は弱~く、ベタベタな凪の一日でした。

風は南東。曇一時弱雨。

〈ヘビギンポ科ヘビギンポ属アカヘビギンポ Enneapterygius phoenicosoma 16年4月27日 沖縄島崎山〉

約1年前に新種記載された本種、標準和名も当然そのときにつけられたわけですが、『アカヘビギンポ』のキーワードで検索したりすると、『アヤヘビギンポ』ではないですか? と検索エンジンに問われたりする…。

まだ名前が定着していないのでしょうか?

もっとも『赤ヘビギンポ』で検索すると『アカヘビギンポ』が多数ヒットする。

というのも本種は長らくダイバーの間で『赤ヘビ』という通称で呼ばれていたから。

標準和名の『アカヘビギンポ』もこの通称と無関係ではないのでしょう。

じつは前回のコジカイソハゼも、和名のない頃からダイバーにコジカという通称で呼ばれていたことから和名がついたそうで、本種も同じような形なのでしょう。

さて……

本種の学名種小名 phonenicosoma はphonenico と soma がくっついた言葉。

soma の方は以前にもたぶんでてきたと思いますが、『身体』の意。

そして『phonenico』は『深紅の』の意。

つまり『深紅の体』

これも通称と無関係ではないのでしょうね。

 

コメント
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