Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

いきなり全開…(キクロポルス・ウェネトゥス)

2016-06-17 18:48:15 | 水中生物

昨日沖縄地方の梅雨明けが発表されました。

平年よりは7日早く、去年よりは8日遅い梅雨明けで、梅雨の期間は31日間だったとか。

そして本日は、もういきなり真夏全開な陽光に…。

風裏のポイントは、早くも灼熱~な感じになってました。

週間予報にも晴れマークしかなく、予想気温も真夏日しかない…。

当分はいい感じのコンディションが続きそうです。

風は南。快晴。

〈エウリレプタ科キクロポルス属キクロポルス・ウェネトゥス Cycloporus venetus 16年5月9日 沖縄島安和〉

画像は極小幼体。

丸い形をしていますが、ヒラムシです。

ミニチュア型の幼体で、だから成体はこんな感じ↓

〈同種 別個体 16年4月11日 沖縄島安和〉

さて…

水の色はと問われれば無色透明ですが、水色という色は確かに存在しますよね。

実際の川や湖や海も、青だったり緑だったり青緑だったり、それこそ水色だったり。

それには複数の原因があるそうで、水色という言葉は、平安時代から見られる色名なのだそう。

本種の学名種小名は『水色の・青色の』の意。

画像を見れば、まあその通りという感じです。

種小名 venetus の複数形は veneti で、この名を持つ種族、つまり veneti 人が住む国のことを venetia と呼んだのだそう。

ラテン語の venetia はイタリア語では venezia です。

そう、水の都ヴェネツィアのことです。

現在はイタリア共和国北東部の都市ですが、中世にはヴェネツィア共和国の首都だったのだそうです。

水の都の他にも、『アドリア海の女王』あるいは『アドリア海の真珠』という別名も持つ都市なのだとか。

僕的には、世界三大映画祭の都市ですけど…。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする