じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

李香蘭

2005-10-01 22:48:34 | 観劇記
昨夜、「昭和の歴史三部作」の1作目「李香蘭」に行ってきました。学校の先生をしている友人と一緒。彼女は初ミュージカル、しかも元来ミュージカルは苦手な人だったんですけど……終演後、う~~ん 悩んでました。

私は正直、観ていてこんなにツライ作品は初めて。ツライっていうのが、ストーリーじゃなくて演技とか歌とか作品的に……独断と偏見で、言いたい放題になりそうなので、四季ファンの方々はちょっとバイバイ された方がよろしいかと。


ではでは、早速……

「李香蘭」という作品:
李香蘭の裁判から始まって、川島芳子を狂言回しに満州・中国・日本の戦前~戦中~戦後の歴史が展開されていくんですけど、凄くナーバスなテーマだと思うんですよね いろいろな考え方や見方があるわけだし。なので、特定の立場に立って描けないが故に一作品としての個性がなくて、年表みたいな作品になるので退屈なんですよね。楽しい内容ではないし、忘れてはいけない歴史を伝えようとする意欲は感じられるんですけど、もうひとひねりあってもいいのではないかと思いました

あと、和製ミュージカルは今回始めてだったんですけど、かなり無理があるような……ミュージカル自体、舶来モノ(ある方のお言葉だったりする)で、そのミュージカルの構成や音楽の使い方を日本のものに当てはめると違和感があって……四季って群舞のダンスとかはめちゃめちゃ素晴らしいと思うんですけど、軍人の格好や中国の服を着てバレエみたいなダンスをされたら「突然踊り出す」感があって引いちゃって……音楽も、変拍子や和音階を使いつつ、曲の形式は西洋音楽を使うとか、工夫した方がいいと思うんですよね~~

キャスト:
個別のキャストの感想等々は本家サイトに書くので、ここでは簡単に。正直、歌の方、そんなに上手だとは思えなかった……もちろん、素晴らしい歌を聞かせていただいた方々もいらっしゃったんですけど、全体的にもう少し頑張ってほしい。感情を乗せるために地の声が入るとか、そういうのなら許せるんですけど、平坦に真面目に、それでいて声の伸びがない&外すってなると、ちょいとツライ…… しかも、様々な別れのシーンで熱烈に歌われるので、ストーリーの流れから浮いてるように感じて、じいの苦手な「突然歌い出すミュージカル」の香りが……
コメント (2)
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