さっきまで『火垂れるの墓』を見てました。松嶋奈々子、以前はただ叫ぶだけ、泣くだけっていう感が拭えなかったんですけど、今回は素晴らしかった
目に力がありましたわ。憎まれ役でもいい、生きるために、子供たちを守るために懸命に生きる母親を熱演されてました。節子&清太を演じた子役も良かったし
アニメは毒の部分がオブラートに包まれてましたけど、ドラマでは節子&清太だけが可哀想ではなかった、悪役として描かれていた親類のおばさんも生きるために必死だったという部分が出ていました。夫を兵隊に取られて、他人の子を引き取って貧乏をして、その子たちは今まで恵まれた生活をしていて……複雑な感情を抱くのは当然なのかも。
節子&清太の描き方(軍人の恵まれた家庭の子供で、無邪気なワガママさがあるとか)とか、それに対比させるような一般家庭の必死さとか、改憲云々のニュースが騒がれてる時に「ちょいと待て
」みたいに感じたところはあったけど、戦争は人の心を狂わせるという部分は十分に伝わってきました。ただし
最後、「曾祖母からずっと命が続いてきて自分がいて…」「戦争は昔のことではない」というセリフは不要
ここまで色濃く意味づけされてしまうと単なる年寄りの説教にしか聞こえない
松嶋奈々子が娘に言った「生きるの、死んだら負けなの」という言葉だけで十分心に響いてきます
そうそう、段田安則さんを発見
出征の宴会の席でお酒を飲んでた姿、「箱根~」を思い出しました
「お酒~たららん」って……懐かしいなぁ~~服装も似てたし。でも、演技はさすが
表情の変化に引きつけられました


アニメは毒の部分がオブラートに包まれてましたけど、ドラマでは節子&清太だけが可哀想ではなかった、悪役として描かれていた親類のおばさんも生きるために必死だったという部分が出ていました。夫を兵隊に取られて、他人の子を引き取って貧乏をして、その子たちは今まで恵まれた生活をしていて……複雑な感情を抱くのは当然なのかも。
節子&清太の描き方(軍人の恵まれた家庭の子供で、無邪気なワガママさがあるとか)とか、それに対比させるような一般家庭の必死さとか、改憲云々のニュースが騒がれてる時に「ちょいと待て





そうそう、段田安則さんを発見



