第2部はガラコン形式で進行。舞台中央にオケが入ってて指揮者はリーヴァイさん。作曲者自身の指揮なんて、何とも贅沢な
「愛と死の輪舞」「闇が広がる」の2曲で姿月さんが参加。あとの曲はウィーンキャストの面々が歌ってました
(ルカス君のみ、ルドルフ&フランツの二役)以下、各曲の感想等々つらつらと。。。
【プロローグ】
アンサンブルな方々はいないので(コーラス集団はいましたけど)曲のみ。でも、じいも含めて観ている人の中にある“エリザDNA”が速攻活動開始
「一体何故だ、ルイジ・ルキーニ…」or「Aber warum,Luceni? Warum haben...」ってセリフが自然に流れてきたのでは?
しかもヘタレなじいは「私を燃やす愛」のメロディが始まると反射的に舞台右上に注目してしまって
ゴンドラは下りてこないのに(笑)
【愛と死の輪舞】
姿月さんによる「愛と死の輪舞」
やっぱり素敵だわ~~何といってもじいの閣下を生み出した原点と言えるお人ですから
舞台で歌っている姿月さん、めちゃめちゃかっこよくて素敵なんですよね
舞台外だと「天の然の人」っぽいのに
でも、この曲って日本版エリザのために作られた曲。ウィーン初演版では使われてません。ハンガリー版からは入ったそうですけど、歌詞は全く違うみたいですね。この曲があるが故に、ある意味、日本版エリザがオリジナルに忠実にはなり得ないって部分はあるんですけど
確かに……今回、ウィーンキャストの歌を聞いたり舞台に立った雰囲気を見て思ったのですが、ウィーンエリザの中ではこの曲は異色、むしろない方がいいのかも
って感じました。姿月さんを見てると、日本のトート閣下はすんごく人間的だと思うんですよ。シシィ好き好き
だし。でも、ウィーンのトートは、まずシシィがいて、その周りに影のようにまとわりつく死って感じの抽象的な存在。すんごく不気味さも感じたんですけど……
【嵐も怖くない】
後に歌われる「夜のボート」と比較して、同じメロディラインなのに雰囲気を全く違えて歌われているところが凄いと思いました
【最後のダンス】
いや~~さすがロック歌手のマテさん
めちゃめちゃ素晴らしいシャウトを聞かせていただきました~~
今回のオケの構成を見ても分かるんですけど、真ん中にドラムが入ってたり、ギターが入ってたりして、エリザ=ロックミュージカルの要素もあるというのがすんごくよく分かりましたわ。じいはオリジナル版CDでUweトートを聞いてたんですけど、マテさんのトートはもっとワイルド
シャウトも激しくて圧倒されちゃいましたわ。同行した黄泉の国の友人も大絶賛。めちゃめちゃお気に入りになったみたいです
「宝塚の時もいままでの演目とは違ってロックの曲が入っててビックリしたけど、今日は今まで聞いたことがないくらい凄かった」と言ってました。一方のじい……以下は独断と偏見の呟きなのでスルーしてくださってもOKです
最後のダンス=ロックナンバーとして歌いたいと言われたじいの閣下を思い出してました。日本の閣下の中にはやりたい放題朗々と歌われる方もいらっしゃいますけど
(ファンの方、ゴメンナサイ
)今日、本場のシャウトな歌い方を聞きながら、「早々と曲の性格を理解してたなんて凄いなぁ~~歌い上げ方とか何となく似てたし~~」と思ってしまいました
でも、じいの萌えツボを刺激する前半の吐息交じりの歌い方は、マテさんだとちょっと……
それにしても。。。やっぱり日本版だと「ふられた男の悲哀」を感じるんですけど、ウィーン版にはそれはなかったかな??シシィに対する挑戦って感じだったような
【私だけに】
外国のシシィって「オバサン??(失礼
)」と思うことがあるんですけど、マヤさんは、自立した強い女性を存分に表現されていたように思いました。どうしてもヅカ版とか見慣れてると、未熟な少女→大人の女性ってのが強調されるもので
マヤさんの歌、声は無理なく伸びてるし、聞いててすっごく気持ちがいいんですよ。あんなに高らかに歌えたら気持ちいいだろうなぁ~と羨ましくもあり……本公演が楽しみです
【闇が広がる】
【私だけに(リプライズ)】
オリジナル版ではトートは出てこないと聞いていたので、マテトートが出てきた時にはビックリしました
もしや演出が変わった??日本版に合わせた???今回は字幕がなかったので、トートが何て歌ってるのか分からなかったので、是非知りたいですぅ~~日本版と同じく「お前に命~許したために~~」なのか、全く別の意味の歌詞なのか……じいの一押し
大好きな場面だけにとっても気になるわぁ~
【キッチュ(instrumental ←この言葉にツッコミをいれないように
)】
【私が踊るとき】
シシィ
トート、迫力のある対決でした。すんごい良かったです
言葉の響き(+歌唱力…か
)のせいだと思うんですけど、日本語だとどうしても強さが足りない気がするんですよね。その点、さすがに元はドイツ語で書かれた曲で音符と言葉が無理なく合わさってると思いました。
【闇が広がる(リプライズ)】
姿月さん&ルカス君のデュエット
ソロパートは姿月さん→日本語、ルカス君→ドイツ語で歌ってて、二人で歌うところはルカス君が日本語で歌ってました。う~~ん、やっぱりドイツ語の方が表現力があったかな
日本語で歌ってるところは無理してる感が否めなくて……姿月さんの方は最高
感動しちゃいましたよっ!!本物の男性をあそこまで誘惑できるなんて、、、罪ですよぉ~~
【僕はママの鏡だから】
【夜のボート】
【エピローグ】
間奏部分で抱き合ってキスしてましたよぉ~~
本公演ではどんな風になるのか、とっても楽しみですね~~
黄泉の国の友人は「ちゃんと愛があったよ」って言ってましたけど、じいはやっぱり「愛の物語」というよりは死を与える儀式にしか見えなかったような……まぁ、見る者によっていろいろ感じさせてもらえるような演じ方・歌い方だったので、ふか~~くひろ~~く感じ取れそうです。そういう懐の広いラスト、好きかも
【カーテンコール】
やはり、BOWSを聞くと体が反応してしまいます。出てくるはずのないカンパニーの人たちが見えてきそうな……
曲が全部終わって、マヤさん・マテさん・ルカス君・姿月さん・リーヴァイさんが手をつないで何度も出てきて、拍手に応えてくれました。リーヴァイさん、緞帳が下りる度に両手でバイバイしていた手を下に向けて下がっていく緞帳の隙間からバイバイ
って……もう、ホント、お茶目さんなんだから
もしやこれって「リーヴァイ動き」なのか
で、最後は一人ずつ前に出てきて……マヤさん、姿月さんは普通に
一礼、マテさんは右手を頭の上でクルクルさせながら胸まで持っていって礼!(ベガーズの時にベガさんたちがやってた挨拶と同じ感じです)ルカス君は若々しく爽やかに一礼!!いいなぁ~~こういうの。母性本能をくすぐるんですよね
じい、ちょっと気になる若いツバメ発見か