じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

祝!おのれナポレオン千秋楽

2013-05-12 23:43:06 | 舞台な話
無事に終わりました~~おのれナポレオン千秋楽 開演前に事件発生!劇場に向かう時に1本早い電車に乗れる!と思ってエスカレーターを駆け上がっていて転んじゃったんですわ 恥ずかしながら疲れが抜けていなかったのか右足がしっかり上がっていなかった……らしい エスカレーター上で危ない!という冷静な頭は働いていたみたいで、すぐに立ち上がりましたが後でトイレに入って確認したら青たんと血たん、帰宅したら左ひざと太腿が張り張り もうぅ~~ナポレオン公演中に2度の負傷、どーなってるのよっ 終演後は友人たちとお疲れ様~なお茶会 賑やかにお喋りして、帰りは近所の内野友が一緒だったので更にお喋りして……でも正直なところ終わった感じがしない 10日に一度リセットされちゃっているのでね~~いつものようにお疲れ様!という駆け抜けた充足感&祭りの後の淋しさ的なものがないような……ちょっと変な気分です

でもでも とても良い千秋楽公演でしたよ~~執念と(マジです!)奇跡の賜物、、、一般発売日に獲得した楽チケ 2階最前列の下手側でしたが、これが意外に大正解!自分の見たいポイントでは何度かマイオペラを使いましたが、全体を突き放して見渡せるし、各キャストの醸し出す空気感が伝わってくるし、何よりも一番の魅力だったのが照明効果を堪能できること 特にラストは話に聞いていた通り、チェス盤の照明になっていて各キャストが駒として立たされ動かされているのが明らかに分かる!それを見ていると何だかホロッと来てしまったんですよね~~あまりにも哀れで切ないのに愛おしくて愛おしくて堪らない それでいてカラッとグサッと通り抜ける冷たさもあって……最後にストンと心に落ちてチェックメイトできて良かったわ

楽ならではのお楽しみが随所に ナポレオン、いつも以上に苛めまくられてました(笑)2回目のお風呂では「先ほどよりもっとも~~っと熱いお風呂に入られます」と言われて我慢度が ナポレオン、唸ってました 肉体訓練では「午前3時にはベッドに入られます」の後で「そして肉体訓練!」といつもより1回多く、それも長めで(爆!)肉体訓練あり さすがの野田ナポレオンも息が上がっちゃって、その後の組閣人事の冒頭でゼーゼーハーハー頑張って喋ってました チェスの場面ではナポレオンが駒を落としてしまってロウ総督が拾ってあげる場面が……。そしたらありがとーという感じでナポレオンがお腹~腰辺り?からお菓子を取り出してロウ総督に渡したんですわ。それを受け取ったロウ総督はモントロンに渡し、モントロンがそれを開封!青い模様?文字??が書かれた袋で中身はどら焼きっぽい もしかしたらプチパンケーキかな?とも思ったのですが、モントロンがナポレオンに食べて!という感じで渡してて……結局そのままチェス盤の横に置かれてしまいましたが 野田さん、もしや隙あらばどこかでやろうと狙って仕込んでいたのかな??? 最後の最後で山本耕史くんがやっちゃってました ヒ素を盛られて死んでいく医学生のヴィクトールを見つめて並ぶ4人、、、そこで噛み噛みになってしまい自ら「もう一度言います!」とやり直してました。

カテコは4回 終わり2回は上手の舞台袖にいらっしゃった?三谷さんを引っ張り出そうという感じになったのですが、プレ初日の時と同様に固辞されたのかな~~姿を見ることはできませんでした。でも各キャスト含めて余計な挨拶や言葉はなくても舞台上に並んだ姿を見ただけで伝わってくるものがあるのでそれだけで十分!良かったよ~~

劇場外にはマスコミが観客にインタすべく待ち構えていて、じいも2回ほど声をかけられましたがもちろんお断り!明らか向こうの方が声をかける相手を間違っているというか、お台場局トコトン嫌いつくしているじいに話しかけるかね?みたいな まぁこのテレビ局に限らず10日以降の報道には不満爆発寸前なんですよね。ちょっと視点がズレてませんか?みたいな……本役と代役を比較する意味もなければダブルキャストとして語るものでもないし、どちらが上というのもない。だからと言って「みんな違ってみんな良い」とも少し違う。チケットだって元々激戦だったんですっ!!!舞台を作った全ての人の誇りと強さと優しさ、それに尽きるのではないかと……あの日舞台側から見た光景と自分の中に沸き起こった思い、、、客席と舞台、そこにいた全員の言葉にならない心の動きが確かに存在していたと声を大にして言いたいですね~~

ところで、、、WOWOWのカメラが入ってたようで、じいが確認できたのは4台(1階の左右と2階の左右)、1階にいた友人曰く後方の真ん中にも1台あったよ~と。別の友人の証言では「記録用のカメラが入りますのでご了承ください」という内容の掲示があったとか。記録用カメラが入った公演は何度か観劇したことがありますが、ここまで大々的にやっていた感じはなかったよーな覚えが。しかもわざわざWOWOWを呼んでというのは……期待していいのかな???千秋楽で日常の公演という感じではないのを「おのれナポレオン」として公開するのは難しいかもしれないけど、今回は事情が事情だし、観られなかった人が大勢いるわけだから特別に!というのはダメですかねぇ~~もちろん天海さんと宮沢さんの件で尾ひれのついた話が流布するのは絶対に嫌だけど、それとは別!本当に観たいと思っている心ある人たちが喜び合える、そんな粋な計らいをぜひぜひお願いしたいです
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おのれナポレオン 4回目

2013-05-12 02:33:19 | 観劇記
5月3日マチネの観劇記です。

初ステージシート しかも今回持っているチケで唯一の下手側……LB列の舞台奥のブロックでの観劇でした。やはりというか当たり前というか決して観やすいお席ではないので普通の観劇には向かないと思いました 複数回観るうちの1回2回なら座ってもいいかな~という感じ。何だかんだ言ってもやっぱり役者さんたちは真正面を向いて喋るし(取り残された感じはないので大丈夫です)立ち位置や振りつけ?仕草??も通常の客席方向メインになっているので。でも、じい的にはステージシートで観るのは結構好みっぽい 普通の客席から真正面で見る顔は誰でも見える顔というか、最終的にOKになった“正式な”ものとして作られた感じがするのですが、サイドや後ろ向きの顔は普段はなかなか見られない顔という感じがして凄~く得をした気分になるんですよね~~行間や完成された未完成のものに触れられた気がして。。。もちろん実力派の役者陣で360度まんべんなく演じられているので変な隙はありませんので誤解なきよう

ホント、、、今まで見られなかったいろんな表情や空気感を感じることができました。20年間の時空を自由自在に行き来するロウ総督……ステージシートからだと後ろ向きになった時の表情や雰囲気が丸分かりなんですよね~~何だか映像を見ているかのようなリアリティとでも言うのかな ガウンを羽織りセントヘレナから20年後の姿に戻る時は特に凄かったですね~~目の前でシューッと体が萎んで老いていくのが如実に分かるんですわ。映像処理なら簡単なことだけど、それを生身の人間が成し得ているわけですからね~~脱帽でした あと、セントヘレナを立ち去るアルヴィーヌを見つめる表情にもゾクッと……ついつい人間的な心が動いてしまった悲哀を漂わせながらも引導を渡すような突き放した冷酷さも秘めているようで、ちょっと某役で見た表情を思い出してしまったのですが 釘付けになってしまいました。そして、ナポレオンとのチェスの試合に負けた後の表情、、、下手側なのでバッチリ見えました 目を潤ませてる?ぐらいの悔しそうな顔をしているんだけど、どこか達観したような清々しさもあって、ナポレオンに対する感情が集約されているように感じましたね~~しかもどことなく可愛らしく思ってしまうところが憎らしい~

・アルヴィーヌ、モントロン、アントンマルキ、冒頭の告白、、、それぞれ違う場所で語っているんだろうけどそこら辺の演技がいい。アントンマルキの今井さんの存在を消しながらも存在感を放っているところは素晴らしかった。

・野田さん、ベッドにつまづいた、チェスのシーンは沖縄言葉風の語尾で「~なのさ」を連発!ナポレオン殺害の真相が語れるところ、、、チェスの駒を実際に動かすように手を動かしていて思わず見入ってしまった。ある意味核の部分を突いているようでゾクッとした。

・天海さんの肉体訓練がますます激しく!「さぁ行きますよ」と半端なく強制(笑)強いっ!怖いっ!!かっこいい!!!

・としゅせきを飲ませるところでベッドに駆け寄るマルシャンと何やらヒソヒソ話をしていて、マルシャンが横目でモントロンをちら見……真犯人を仄めかしているような?!

・内野さん、肝心なところで噛んだ「英雄には英雄にふさわしい死がある」の部分の大事なところで噛んだ挙句にループしちゃって……山本くんに思いっきり食いつかれて突っ込まれてた~~内野さん、舞台奥で笑いを抑えつつ悔し泣きの仕草を。一部始終見られたのは美味しかったけど肝心要のシーンが~~!!!

・ステージシートだと同じ板やヤマ台の上にいるので、役者さんたちの歩く振動がダイレクトに伝わってくるんだけど、ロウ総督だけはほとんどそれがない。終盤にドタバタ走るところはさすがに振動をかんじたけど、それでも他の人たちと比べると大したことがなくて……体つきもけっして小さいわけではないのに(爆!)じい的には振動を感じたかったけど←バカ(笑)それ以上の驚きがあった。凄い!

・今回は倒錯的~☆モントロンの告白をロウ総督が下手側の端で聞いている場面。じいのお席から横を見ると延長線上にロウ総督が座っていて、それだけでも妄想が果てしなく広がる(笑)のに、手だけがチラチラとスポットライトに当たって見えちゃう~~ホント内野さんの手は大好きなのでドキドキしちゃった。

・カテコの時に真正面に来てくれて、この距離での対面は久しぶりだったのでいつになくドキドキ、心の中でキャーッと雄たけびをあげちゃった
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おのれナポレオン 3回目

2013-05-12 02:33:10 | 観劇記
4月21日マチネの観劇記です。

冬に逆戻りの気温でそれはそれは寒い日でしたが、寒くて上等!気合い200%の気温に見合わない薄着(笑)で芸劇に行ってきました。今回はスペシャル観劇 F列センター、、、はい、最前列センターで観てきました そんなわけで若干壊れた部分もあります、、、ご了承ください(笑)

実はまともに真正面から観たのは初めて 当たり前だけどやっぱり真正面からガツンと観るのが一番なようにできているものなんですよね~~舞台って。もちろんいろんな角度から観るのも楽しいけど何だかんだ言ってもやっぱりセンターは観やすい 今回の前に2回観劇していますが、その時には見えなかったものが見えたりしてなるほろ~ と納得。特にラスト、、、全てがナポレオンの壮大な企みがマルシャンによって語られる場面は各キャストの立ち位置がチェスの手になっているんですね~~真ん中にキングのナポレオン、その左右斜め前にクイーンのアルヴィーヌ、ルークのハドソン・ロウ、更に前列にナイトのモントロン、ビショップのアントンマルキ、そして最前線にポーンのマルシャン……照明がチェス盤になっているとか???2階から見るとよく分かるみたいですが、今回センターから観てマルシャンが説明していることが言葉だけではなく視覚的にも入ってきて暴れたくなるほど(笑)ガッテンして唸らされました 迫力ある納得!という感じでしょうか。少しチェスのルールを勉強していった……ってパンフを読んでチラッと他で調べた程度、しかも対局図を見てもさっぱり分からず、理系科目の如く頭が拒否ったので途中で諦めましたが。あれが理解できる&先の先まで手が読める人、、、ホント頭がいいと思うわ

でもね~~ナポレオンも自分と対峙するに相応しい存在としてハドソン・ロウ総督に巡り合えたことは嬉しかったんじゃないかな 結果的には全て計算&企みによる関係性だったけど、やっぱりどーでもいい相手より本気で向き合えるに値する好敵手の方が嵌め甲斐があるというか……。実際、マルシャンを通してナポレオンの「本心」はロウ総督に伝えられ、ロウ総督も自分がチェスの駒で所詮はナポレオンの掌で踊らされていたことを知る……見方を変えればそれさえもナポレオンの計算通りなのかもしれないけど、観ているとそれだけじゃない部分が見え隠れしているのよね~~仕組まれ作られた枠組みの中ではあるんだけど、やっぱりその中にいるのは人間。ナポレオンが「部下はチェスの駒ではないんだ。心があるんだ」みたいなことを言っているけど、企みの中にあってもついつい本心を剥き出しにしてしまう部分ってあると思うんですよね~~ロウ総督の挑発でナポレオンが激昂するところも天才ゆえ 自身をコントロールしている冷静さを持ちつつも本気でしょ?みたいな部分も見えたりして……一種の化学反応???ちょっとナマの舞台に似ているようにも思えたんだけど、、、作り物で全ての道筋が決まっていても思わぬ方向に作用する危険と面白味。ナポレオンの計算でもあり計算外でもあり、そこら辺の微妙さがもどかしくも面白いな~と思いました。

・山本くんがママムーシの芝居の棒読みでツボに入ったらしく吹き出してしまった。

・アルヴィーヌがナポレオンの1日を説明する場面でSキャラ発揮、、、ヘトヘトの野田ナポレオンに「おまたせしました!」と客席サービスっぽく言って(笑)肉体訓練を強要!

・ハドソン・ロウの過去⇔現在の変わり様が更に素晴らしくなっている。あまりの瞬間的な変貌ぶりに客席から笑いが出てくるほど。空気まで入れ替わっていて素晴らしすぎ!!!

ロウ総督、イギリス紳士っぷりがますます していて、一瞬マクヒースな感じがして背中に抱きつきたくなる衝動、、、ゴメンナサイ でも総督の嫌なキャラがますます滲み出ている。アルヴィーヌやモントロンと握手をした後に臭いや感触を拭うべく逐一ハンカチで手を拭く潔癖さは本当に厭らしい(笑)でも後年、皿を売ったりして惨めになっていく姿を高笑う。その笑い方にゾクッとしたわ~~厭らしさ、姑息さ、どことなく哀しさや可愛さも感じた。

・ナポレオンに対する感情、、、お前を守る と言った時のとまどい、自分の与り知らぬところで手紙のやり取りがあったことを悔しがる・・・というよりも恋愛に似た嫉妬のような(笑)そこが何だか可愛い。殺したいほどの愛情と憎悪、実は誰しも思うことではないか、客席をも巻き込んでのナポレオンへの思いを引きずり込んでいるのではないかと思った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする