NHKスペシャルの「激走!日本アルプス大縦走」を見ました。
素晴らしかったー。胸が熱くなった。
NHKはやっぱりいい番組作ってるなぁ。
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8月、日本海・富山湾をスタートし、北アルプス・中央アルプス・南アルプスの3000m級の山々を次々と縦断、太平洋・駿河湾までを8日以内で駆けぬける「トランス・ジャパン・アルプス・レース」が開かれました。
距離はおよそ420km、登りの累積が27000mに及ぶこの過酷な「超人レース」に挑んだのは、男女合わせて28人。
着替えやテントを背負い、山小屋などで食料や水を確保しながら、自らの脚だけでゴールを目指しました。
しかし、選手たちを待ち受けていたのは、数々のトラブルです。
荒れ狂う暴風雨、不眠不休の走行に悲鳴を上げる身体、ライバルとの争いで失われていく平常心…。
選手は一人、また一人と完走を断念していきます。このレースには、賞金や賞品が一切ありません。なぜ、彼らは走り続けるのでしょうか。
番組では、空撮も含め18台のカメラがレースの現場に集結。8日間にわたり、日本有数の大自然を駆けぬけた28人の熱き戦いを、余すところなく撮影しました。
自らの限界に挑んだ超人たちの夏を追った、ヒューマン・ドキュメンタリーです。
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日本海から太平洋まで。山を縦走しながら8日間で到達する・・・。信じられない。
全員が、自分の限界を超えるために、ただただ山を走っていた・・。かっこいい。
一生懸命の表情や、無我夢中の表情と言うのは神々しいものです。
自分も登山愛好者の一人として、色んな示唆を受けました。
人生は登山のようなもの。登山は人生のようなもの。
登っても登っても先には山があり、道があり。
嵐や台風の時は視界が見えない。そこに停滞する勇気も必要で。下山する勇気や諦める勇気も必要で。
無理なこと、無謀なことをすると、時に命を落とすこともある。
ただ、命を落とすような危険なことをしないと、時には自分の成長にはつながらず。
誰かと登山をするときは、体力がない人に合わせる。決して強いものに合わせるのではなく。
晴れもあれば雨もあれば曇りもあれば霧もある。
きついときも楽しい時も悲しい時も嬉しい時もある。
美しい時も恐ろしい時も楽しい時も怖い時もある。
・・・・
甲状腺癌の術後、思う事があってこのレースにエントリーされた男性の方もおられた。
ひとつひとつの受け答えの笑顔が、素晴らしい笑顔だった。
ああ、人間っていうのは、もう生きているだけで素晴らしいのだ、と思いました。
最近、自分は狭い狭い研究生活だけで疲労困憊。読書をする時間的余裕もなく・・。
そんなとき、こういうギラギラした生命に、身体の奥底に何か燃えるような火種を感じたのでした。
「いのち」っていうのは個人の中で閉じられたものではなくて、宇宙的な規模で受け継がれながら流れているもの。
その「いのち」を生きている時、人間の内部にひそむ生命そのものが露出して、「いのち」が人間を覆うのかもしれませんね。そんな「いのち」のまぶしさに、もうクラクラしました。
また山に登りたいな。
素晴らしかったー。胸が熱くなった。
NHKはやっぱりいい番組作ってるなぁ。
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8月、日本海・富山湾をスタートし、北アルプス・中央アルプス・南アルプスの3000m級の山々を次々と縦断、太平洋・駿河湾までを8日以内で駆けぬける「トランス・ジャパン・アルプス・レース」が開かれました。
距離はおよそ420km、登りの累積が27000mに及ぶこの過酷な「超人レース」に挑んだのは、男女合わせて28人。
着替えやテントを背負い、山小屋などで食料や水を確保しながら、自らの脚だけでゴールを目指しました。
しかし、選手たちを待ち受けていたのは、数々のトラブルです。
荒れ狂う暴風雨、不眠不休の走行に悲鳴を上げる身体、ライバルとの争いで失われていく平常心…。
選手は一人、また一人と完走を断念していきます。このレースには、賞金や賞品が一切ありません。なぜ、彼らは走り続けるのでしょうか。
番組では、空撮も含め18台のカメラがレースの現場に集結。8日間にわたり、日本有数の大自然を駆けぬけた28人の熱き戦いを、余すところなく撮影しました。
自らの限界に挑んだ超人たちの夏を追った、ヒューマン・ドキュメンタリーです。
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日本海から太平洋まで。山を縦走しながら8日間で到達する・・・。信じられない。
全員が、自分の限界を超えるために、ただただ山を走っていた・・。かっこいい。
一生懸命の表情や、無我夢中の表情と言うのは神々しいものです。
自分も登山愛好者の一人として、色んな示唆を受けました。
人生は登山のようなもの。登山は人生のようなもの。
登っても登っても先には山があり、道があり。
嵐や台風の時は視界が見えない。そこに停滞する勇気も必要で。下山する勇気や諦める勇気も必要で。
無理なこと、無謀なことをすると、時に命を落とすこともある。
ただ、命を落とすような危険なことをしないと、時には自分の成長にはつながらず。
誰かと登山をするときは、体力がない人に合わせる。決して強いものに合わせるのではなく。
晴れもあれば雨もあれば曇りもあれば霧もある。
きついときも楽しい時も悲しい時も嬉しい時もある。
美しい時も恐ろしい時も楽しい時も怖い時もある。
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甲状腺癌の術後、思う事があってこのレースにエントリーされた男性の方もおられた。
ひとつひとつの受け答えの笑顔が、素晴らしい笑顔だった。
ああ、人間っていうのは、もう生きているだけで素晴らしいのだ、と思いました。
最近、自分は狭い狭い研究生活だけで疲労困憊。読書をする時間的余裕もなく・・。
そんなとき、こういうギラギラした生命に、身体の奥底に何か燃えるような火種を感じたのでした。
「いのち」っていうのは個人の中で閉じられたものではなくて、宇宙的な規模で受け継がれながら流れているもの。
その「いのち」を生きている時、人間の内部にひそむ生命そのものが露出して、「いのち」が人間を覆うのかもしれませんね。そんな「いのち」のまぶしさに、もうクラクラしました。
また山に登りたいな。