前回5月24日から間が開いてしまったが、続き。
>尖閣諸島が「日本固有の領土であるか否か」は歴史的に尖閣諸島が中国に属していたか、沖縄に属していたかである。文献は圧倒的に中国に属していたことを示している。(64p)
大間違いである。日本は無主の地を先取したと言っている。歴史的に沖縄に属していたから固有の領土だなどとは言ってない。定義のはっきりしない「固有の領土論」に引き摺られているのか意味不明である。無主の地とする根拠は、無人島かつ中国が領有したという資料はない(後述する)からである。
文献は歴史的に圧倒的に中国に属していたことを示していない。
①清会典(最新版)の台湾付属島に尖閣諸島は含まれていない。大清一統志にも台湾北端に尖閣の名はない(下條正男氏による)。台湾が中国本土に属したのは清代になってからであるが、清代に尖閣を自国領としていなかったことは文献(官選地図・地理書)で確認できるという事実は重い。
②琉球より中国への進貢船は500年に278回、中国からは23回。沖縄→東南アジアを含めると公船だけで580回以上。明は海禁政策であり、沖縄はそれを利して貿易で栄えたという歴史がある。
③偽書の存在(西太后詔書)。
以上「中国はなぜ尖閣を取りに来るのか」(自由社)第二章茂木弘道のパートを参考にした。
>尖閣諸島が「日本固有の領土であるか否か」は歴史的に尖閣諸島が中国に属していたか、沖縄に属していたかである。文献は圧倒的に中国に属していたことを示している。(64p)
大間違いである。日本は無主の地を先取したと言っている。歴史的に沖縄に属していたから固有の領土だなどとは言ってない。定義のはっきりしない「固有の領土論」に引き摺られているのか意味不明である。無主の地とする根拠は、無人島かつ中国が領有したという資料はない(後述する)からである。
文献は歴史的に圧倒的に中国に属していたことを示していない。
①清会典(最新版)の台湾付属島に尖閣諸島は含まれていない。大清一統志にも台湾北端に尖閣の名はない(下條正男氏による)。台湾が中国本土に属したのは清代になってからであるが、清代に尖閣を自国領としていなかったことは文献(官選地図・地理書)で確認できるという事実は重い。
②琉球より中国への進貢船は500年に278回、中国からは23回。沖縄→東南アジアを含めると公船だけで580回以上。明は海禁政策であり、沖縄はそれを利して貿易で栄えたという歴史がある。
③偽書の存在(西太后詔書)。
以上「中国はなぜ尖閣を取りに来るのか」(自由社)第二章茂木弘道のパートを参考にした。