「 三菱 JEAGAM FIC-404 」を見れば、肝付兼太の NSB「 ハロー・ジーガム 」 BCL 番組を思い出します。
目立たない「 作業場の据え置きラジオ 」という感じです。
しかし回路はダブル・スーパー・ヘテロダイン、しかも BFO 付き。
「 羊の皮を被ったオオカミ 」とでも申しましょうか。
この FIC-404 のようなすっきりしたデザイン、実用的な雰囲気があります。
中を開けてみると、お金をかけていることが感じ取れます。
たとえば、大きなタイプの通信機用?ヴォリューム、機能的なバンド・セレクター機構。
横型でもポップ・アップ式のロッド・アンテナ。
フィルム式ダイアルは上部にあるので使い難いですが、視差がとても少なく、かなり拡大してあり、遊びはほとんどありません。
何気ないヴォリュームのツマミはプラスチックですが、ツマミの裏側取り付け部分は金属です。( 通信機用ヴォリューム形状のため? )
頻繁に取り外すことはないツマミですが、金属の方が耐久性があり、抜け難くなります。
また整備性が良いように裏蓋の外部接続のアンテナ端子や電池からの配線は、ハンダ直付けではなくピン接続です。
フェライト・バー・アンテナには中波だけなく短波のコイルも奇麗に巻いてあります。
こんなに長くて、しっかりしたフェライト・バー・アンテナは見たことがありません。
このラジオが横長な理由はフェライト・バー・アンテナを基準にデザインしたためかも?しれません。
アンテナに投資することは正解でしょう。
まずい、ポーダブル・ラジオが、どんどん増え、置き場が ..... 無い。