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Grundig G3

2011年04月25日 06時27分14秒 | その他のラヂオ・受信機
米国で衝動買いした グルンデッヒ G3 ラヂオについて。



↑ の画像、上が兄貴の G5, 下が今回買った弟分 G3 です。
外見は G5 とほぼ同じ。

開けてみると、中身は G5 よりも詰まっています。



↑ 一番手前の真ん中にある橙色と黒い四角い部品は Filter です。
集積回路 CD7640GP が見えます。
これは FM/AM の RF, Mix IF あたりを担当しているようです。
G5 では 東芝 TA2057 が使われていました。
また KIWA 電子の音質改善に使用されるパナソニック製?ポリエステル・コンデンサー 汎用積層ペーパー・コンデンサも見えます。



↑ 基盤の造りは、かなり雑です。
部品の基盤への挿し方、ハンダ付けの酷さが目に余ります。
造りの精度では昔の国産には足下にも及びませんね。
よくある100円ラジオと同じく素人レベルです。
でも、性能は「 造りの雑さ 」とは関係ないかも知れません。

※ 少し ICF-2001D と性能を比較して見ます。
同期検波の性能は25年前の ICF-2001D の方が遥かに優秀です。
G3 これは同期検波と言ってはいけないと思います。
ただ私の買った個体だけの問題かもしれません。

上側波帯 / 下側波帯 切り替え可能な側波帯受信の性能は良好です。
特に微同調を使うことで復調が楽です。
これは 0.1 kHz ステップの ICF-2001D より使い易いです。

音質は?
ICF-2001D よりも Grundig G3 の方が上質だと思います。
※ 音楽鑑賞でなければ ICF-2001D は Dx 時の了解度は高いと思います。

たまにフリーズして RESET が必要な時があり、プログラムは G5 時代から修正されていない印象です。
VHF 航空無線も聴けるそうです。
G5 と同じく 700 ch の記憶量、8個の文字で局名も表示できます。

同期検波はまだ調整?設計変更?の余地がありそうですが、
選択可能な側波帯受信性能は、音質も良く、屋外 BCL で混信回避に威力を発揮しそうです。

以下部分的な G3 画像




G5 に比べて S メータ表示が小さくなりました。
外部の空中線を接続すると " EXT ANT " と表示されます。


FM の表示 RDS は?日本の FM 局は対応していないのかもしれません。
米国ではちゃんと表示されていました。
G3 では FM でも S メータが作動するようになりました。
( G5 は FM 受信時 S メーターが作動しませんでした。)


キーボード付近、側波帯、同期検波のスイッチなど。


Grundig G3 はこれくらいにします。

結論:屋外 BCL では混信除去に側波帯を活用した受信ができそうです。
コメント (5)
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