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「 千と千尋の神隠し 」 、湯婆婆 ( ゆば~ば ) の館へ。

2012年04月17日 21時00分00秒 | 旅先、出張先、その他

今日、午後の仕事は無し。

では ブラブラ しましょ、思いつきで 九份 ( jiu fen ) へ行くことに。

( の次の文字 が文字化けしていれば イ分 ← 下線部 が一文字です。)

まずは台北 車站 ( 駅 ) から、

ここ 台北は新幹線の始発駅でもあります。

私はこれから新幹線とは反対の北東へ ローカル 線で旅します。

駅の時刻表を見たら30分ほど時間があるので駅弁を食べましょう。

 

これが暖かくて美味しい、とんかつの下には温野菜、漬物、煮干し、煮卵など沢山の具が入っています。

一番下に白米が敷いてありますが、これも日本のご飯風で ... 「 うまい!」

こういう駅弁を見ると日本と変わらないな~、いや弁当が暖かい分こっちの方に分がありそう。


さて ローカル 線 「 蘇澳 ( su ao ) 行き 」 に乗り 「 瑞芳 ( rui fang ) 駅 」 で降ります。

普通列車で 「 瑞芳 ( rui fang ) 駅 」 まで40分乗って運賃110円、激安。

瑞芳駅の構内の弁当屋さんに キンチョール ↑ カタカナ の暖簾!

「 キンチョール の夏、日本 の夏 」 ではなく、こちらでは?


瑞芳は ↓ 田舎の駅です。


瑞芳駅前の ↓ バス 停で 「 金瓜石 ( jin gua shi ) 行き 」 に乗ります。

金瓜石 行きの バス 停は、↑ あの派手な バス の停車した所、しかもあの バス だ!

( 最新情報 ;九份行きの バス 停は駅前通り左へ200 m ほど行ったところに変更されました )

あそこから乗るのね、でも待った後に来た次の バス は ↓

↑ ボロボロ の バス、ペイント が剥がれて バス 会社名が読めません!

画像は目的地 「 舊道 ( jiu dao ) バス 停 」 で降りた時に撮ったもの。

この バス は麓の瑞芳駅前から20分ほど急な上り坂を登り続けて運賃40円、

結局、住んでいる部屋からは約2時間 ( 台北駅からは約 1 時間 ) 程かかりました。

2時間の運賃 ; 電車、地下鉄、バス × 2 の運賃を全て合計して320円、安い!


ここから歩いていくと、

どこかで見たような風景です。

ここに来たら日本人がいっぱい観光しています。

 

「 おばちゃん ラムネ ちょうだい! 」 と言いたくなるのは、

ここ映画館 「 昇平戯院 」 の売店!

当時の 映画 ( 栄華 ) が偲ばれます。

映画館に限らず、ところどころに日本統治時代の名残があり カタカナ で書いてあります。

こんな山奥の映画館が台灣初の映画館だったとか。ゴールド・ラッシュ のなせる業!


懐かしい ↑ 駄菓子屋、赤い提灯が無ければ昔の日本と同じか~


レストラン 店頭のメニュー になぜか ラジオ が置いてあります。何ていう ラジオ?

ラジオ の表示を読むと テレビ の音声も聞けると書いてあります。

そういえば子供の頃、東芝で テレビ の音声が聞ける サウンド・ナナハン GTV っていう ラジオ がありました。

後日 SANYO RP7600 ( DJ500 ) であることが判明!

( ラヂオ・ヲタク の独り言 )

台灣にも BCL 世代が居ると思ったら、1987年7月15日まで戒厳令が敷かれていた台灣では、

自由に ラジオ を聞くことができなかったそうです。

そうです RTI 台灣国際放送が 「 自由中國の声 」 の時代です。

居ないでしょうね、いえ台灣には当時 BCL 趣味の人は、居てはいけないのです!

自由に ラジオ を聴いて育った我々は幸せです。


お腹が空いてきたので魚丸麺 ( yu wan mian ) を注文、

出汁が魚の擂り身です。120円

旅行の バイブル 「 るるぶ台灣 」 ミーハー ~


次に立ち寄ったのが ↓ 自家製 デザート 屋さん。

「 頼阿婆芋圓 ( lai a po yu yuan ) 」 という長い名前の店

旅行本 「 るるぶ台灣 」 によると人気の スイーツ 店

タロイモ、餅などいろいろ入って 110 円

私は基本的に甘いもの類は一切食べませんが台灣の スイーツ だけは別です。

台灣の スイーツ って本当に旨いんです。サッパリ の甘さです。


さてやっと到着しました、湯婆婆 ( ゆば~ば ) の館へ。

ここが 宮崎駿 監督の 「 千と千尋の神隠し 」 の モデル となったところです。

映画製作前、宮崎駿 監督は台灣の九份の ↑ 阿妹茶酒館を スケッチ に来たそうです。


追記 ;

ここ九份 ( jiu fen ) は1890年に金の鉱脈が発見され金鉱山で発展したところです。

1971年に金鉱石が枯渇して廃山になったけど今は台灣映画の ロケ 地の影響もあり観光地となっています。


更に追記 ;

後で調べたら他にも 北市内 から 九份 への行き方はいくつかあって、

1 MRT 「 忠孝復興 」 駅 1 番出口近くの基隆客運 バス 停から

  「 九分 / 金瓜石 」 行き 直行 バス を利用し 「 舊道 ( jiu dao ) 」 バス 停で降りる。

2 台灣鉄道の台北 車站 ( 駅 )から基隆 ( Kee Lung ) 行きに乗って終点で降り、

  「 金瓜石 ( jin gua shi ) 行き 」 の バス に乗り舊道 ( jiu dao ) 」 バス 停で降りる。

  [ こちら基隆行き電車の多くは 自強號 と書かれた全席指定特急列車となる。]


※ 一人旅には直行 バス よりも ローカル 電車、乗り換えて路線 バス の方が情緒があって面白いと思いました。