当ブログで過去にも記事にしましたが、昔のラヂオの 録音端子 の出力は非常に小さい値になっていることが多いです。 例えば SONY ICF-2001D の 録音端子 の出力は -60dBV です。なお一般的な民生機器のライン・レベルは -10dBV が標準で、電圧比だと約 3/1000 程度と古いラヂオからはとても小さな録音出力しか出ていません。試しに古いラヂオの 録音端子 を音響機器の LINE IN に繋いでも音がほとんど出ない!ということになります。私は最初、ラヂオ側の録音出力が壊れていると勘違いしていました。出力が低い理由は昔のラヂオの 録音端子 の出力がテープ・レコーダーの マイク入力端子 に整合するよう設定してあるためだと思われます。これまでマイク・アンプを自作して経由していましたが、今回は市販のマイク・アンプを使ってライン・レベルまで上げます。
ここにあるテープレコーダー印の繋ぐ先は LINE IN ではなく マイク入力端子 です。
↓ では市販のマイク・アンプを使ってライン・レベルまで引き上げます。
このマイクアンプを経由してアンプやヘッドホン・アンプの LINE 入力端子へ繋げて普通に聴けるようになります。
ちなみに MIC 入力端子が付いたパソコンもあります。私の XP パソコンがそうです。ラヂオからそこのマイク入力へ繋ぐとパソコンがマイクアンプとして使えるはずです。けれどモニターと録音の両方ができる使い易いアプリケーションが見つけられなくて、仕方なく私のパソコンはマイクアンプやモニターとして使えていません。しかもパソコンのマイクアンプ経由だとマッチングが上手く合わないようです。何でかな?まあ今回のマイクアンプ経由だと全く問題ないのでこれでラヂオを聴きます。
今回使ったマイクアンプ ; audio-technica AT-MA2