【定員内入学拒否を認める社会】(6)
6歳から15歳までの子どもたちは、義務教育の間に教科の学習と同時に社会の一員となることを学ぶ。
いじめや暴力はいけないと学ぶ。
自分も自分以外の人も大切にすることについて学ぶ。
しかし、義務教育の最後に、「それらはすべて嘘だった」のだと学ぶ。
高校は「義務教育じゃない」からと、「定員内入学拒否」をする。
養護施設は「義務教育は終えた」からと、子どもを施設から追い出す。
子どもたちは、義務教育の最後に、15歳の仲間の一部が見捨てられる運命であることを、学ぶ。
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