アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

ケルシージャパン

2008年08月13日 | 誕生果
午後5時58分 撮影


息子のお友達が何人か来ると、

わが家の狭い玄関は、デッカイ靴で埋めつくされる。

「お邪魔します」と、頭の上から声が降ってくる。

急に自分の背が縮んだような錯覚に陥るワタシ。。。


■8月13日の誕生果

   ケルシージャパン
     隠れた愛

 ・和名 : ケルシー
 ・分類 : バラ科、 サクラ属
 ・原産地 : 日本


ケルシージャパン。
日本は甲州の生まれ、アメリカはカリフォルニア育ちのスモモ。

日本には、甲州大巴旦杏(こうしゅうはたんきょう)とか
兜李(かぶとすもも)と呼ばれるスモモがあったとさ。

アメリカには、カリフォルニアのバークレーに、
育種家のジョン・ケルシーという人がおったとさ。

ケルシー氏は、来日したアメリカ人農政家から送られてきた
甲州巴旦杏の苗を、アメリカプラムと交配するようになったとさ。

それから10年の月日が経った、明治10年代の頃。

ケルシー氏の努力が見事に実り、
素晴らしい改良種が出来上がったとさ。

ケルシー氏が栽培した日本のプラムということで、
「ケルシージャパン」と名付けられたとさ。

その美味しさと、果実の見事さは一気に広まって・・・

アメリカはもとより、ヨーロッパやオーストラリア、
そして南アフリカでも栽培されるようになったとさ。

大正時代に入り・・・

このケルシージャパンは、逆輸入の形で、
日本へやってきたとさ。

ケルシージャパンの果皮は緑色で、果肉は黄色。
酸味はほとんどなく、風味が良いとっても甘いスモモ。

普通でも、150g~200gくらいで、
大きなものは、250gにもなるのだとさ。

大量には出回らないし、
見かけはべっぴんではないけれど。

もしも、アナタが甘いプラムをお望みならば、
ケルシージャパンは期待を裏切らないでしょう。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■8月13日の誕生色 : 白 群
■8月13日の誕生花 : キリンソウ、他