アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

枸杞の実

2008年08月25日 | 誕生果
雨模様の空。

一面雲に覆われているけれど、
昼間は明るくて、夜になると暗くなる。

夕方の、微妙な変化の頃。

ちょっとやり過ごしてしまうと、
もうすでに、夜のとばりが下りていたり。

今週は、月がどんどん細くなっていく。

そして、8月最後の31日は、新月。

新月の時は、新たな事をスタートさせるのに
最適だとも言われています。


■8月25日の誕生果

   枸杞の実 (くこのみ)
     変わらぬ信頼



 ・和名 : クコ
 ・分類 : ナス科、 クコ属、 小低木
 ・原産地 : 東アジア


枸杞の実。
万病に効く霊薬といわれる植物。

日本へは、平安時代に渡来したとか。

秋になると、赤くて小さな実をつけます。
この実は、甘いらしいのですが、美味しくはないとか?

市場へは、生果ではなく、
干したものが出回ります。

干果は、薬用、料理、菓子、枸杞酒などに、
干葉は、枸杞茶に、
根皮(地骨皮)は、薬用に、
若葉は、一般的な葉菜として、利用されています。

夏の疲れが出てくる頃。

枸杞を上手に取り入れて、
素敵な秋のスタートを切るのも、良いですね。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■8月25日の誕生色 : バ フ
■8月25日の誕生花 : ハイビスカス (赤)、他

夏の発表会

2008年08月25日 | ピアノ全般
昨日は、ピアノの発表会でした。

今回は、ずっと地域の大イベントに携わっていたので、
直前1週間は、特に慌ただしく、
思うように鍵盤に触ることができませんでした。

ただ、大人には、ありがちな状況のようにも思います。
お陰さまで、緊張するヒマもなく、発表会当日を迎えました。

中途半端な時間帯に家を出なければならなかったので、
途中、コンビニでおにぎりを買いました。

リハでうわずってしまい、何に注意すべきであるのか、
わからなくなり、いきなりパニック!!

それでも、とにかく、お腹に入れておかないと。。と思い、
人通りの少ない場所で、おにぎりを食べました。

その後、リハの続いている会場に戻り、様子を見ていて…。
図々しいと思いつつ、
「もしも可能ならば、1~2分で良いので、
 もう一度ピアノを弾かせていただきたい」
と、先生にお願いしてみました。

開場直前に、1分間だけ、時間をいただくことができました。

ジャスト1分間。
椅子の高さ調節もしたら、1分間って。。。
でも、その1分間のお陰で、アタマの中のモヤモヤが消えました。
とても貴重な1分間でした。

いよいよ開演。
子どもたちのステキな演奏が、滞りなく進んで・・・。

休憩時間になり、何気なく客席に視線を移すと、
オリーブさん と目が合いました♪

遠くから、雨の中を、本当にありがとう!!

少しだけお話して、私は自分のスタンバイ。
ノースリーブのワンピースで出ることを決心して。

プログラムナンバーと私の名前が、アナウンスされて・・・

まずは、シューマン「こどもの情景」より
1番「異国から」(知らない国々)。

思っていたよりも落ち着いて演奏できたように思います。
出来映えは「?」ですが……。

次は、シューマン「こどもの情景」より
9番「木馬の騎士」(竹馬の騎手)。

3日くらい前は、大丈夫だと思っていたのですが、
当日は、小さな不安を抱えたまま・・・。

途中、違う音が出て、その次の音を続けることができなくて、
思わず、1小節くらい前から、もう一度。
曲の持つリズム感が不十分なまま最後まで弾きました。
(今後の課題です。)

一呼吸おいて、次はベートーヴェン「月光」第1楽章。

ごく普通にスタートできたと思います。
しかし、ベートーヴェンの途中で、弾けなかったシューマンが、
チラチラと頭に浮かんできてしまったので、
「前進するんだ~!」と自分に言い聞かせたりもして。

全般的には、意志を持って弾くことができたように思います。

ただ、最後の方では、いきなり手が震え出し、
アタマの中で音を確認しながら、
鍵盤を押さえていたようなカンジもありました。

最後の和音を弾いて、まだ残響が漂っている時。
「パチ」とだけ、小さな拍手の音が私の耳に届きました。

その時ホール内は、とても静かなように感じました。
(実際がどうだったのかは、わかりません。)

私は、残っているピアノの音に耳を傾けて、
音が消えてから、椅子から立ち上がりました。
(と、思います。)

その時は、手だけでなく、足も震えていて、
キチンと一点に立っていることが難しく思えました。
思わずピアノに少し寄りかかりながら、お辞儀をしました。
幸い、見ている方々には、わからなかったらしい。

「心のこもった演奏」や「癒されました」という
ご感想をいただくことができました。
(多分、ベートーヴェンだけ。。?)

心や魂をこめること。

それは、その場の一過性の時空の中だけではなく、
今まで練習してきた中で、曲にこめてきたものが、
織り成されているように感じました。

今回の発表会に向けて取り組む中、私が得たものは、
とてもたくさんあります。
私にとっては、実りの多い発表会でした。

私に発表の機会を与えてくださり、
一所懸命レッスンをしてくださった先生に、
とても感謝しています。

そして、ここまでの長い文章を読んでくださった、あなた。
どうもありがとうございました。


オリーブさんからいただいた花束♪


追 記
  そして、オリーブさんと私は、雨の街へと消えて行きました……。
  ・・ つづく ・・