アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

秋 映

2008年10月25日 | 誕生果
「え? のだめ??」

その音楽が聞こえてくると、反射的にそう思ってしまうのは、

   ベートーヴェン「交響曲第7番 イ長調 作品92」
   (通称「ベト7」)

ドラマ「のだめカンタービレ」のオープニングに使われたり、
このドラマのストーリーにも登場する曲。

それまでは、あまり馴染みのなかった曲だけに、
「のだめ」とセットで私にインプットされてしまいました。


少し前からテレビで流れているCMなので、
ご存じの方も多いと思います。

そう。某ソーセージのCM。
そして、メーカーさんのホームページを見た私は、驚きました!

  ♪ 撮影場所 : Vinohrady (チェコプラハにある歴史ある劇場)
  ♪ 演奏者  : チェコ・ナショナル交響楽団
  ♪ 出演者  : チェコの俳優さん16名

CMの舞台はゴージャスだと感じておりましたが、
出演者も、かなりゴージャスだったのですね。


そして今日も、近所のスーパーの「肉・加工品」売場には、
ベト7が流れているのでした。


■10月25日の誕生果

   秋映 (あきばえ)
     慕情

 ・和名 : アキバエ
 ・分類 : バラ科、 リンゴ属
 ・原産地 : 日本


秋映。
「千秋(せんしゅう)」と「つがる」から生まれたリンゴ。

長野県中野市の小田切健男氏により交配、育成、選抜。
1993(平成5)年に品種登録されました。

収穫時期は9月中旬~下旬。

甘み、酸味が強く、味が濃厚。
香りは強く、多汁です。

収穫時期や産地によって、
表皮の色に大きな違いが出るようです。

完熟すると、かなり濃い赤(黒っぽい赤)になります。
その割に果肉は白っぽく、
果皮と果肉のコントラストが美しいです。

標高が高いなど、ある程度寒い地域の方が、
より濃い色になるらしい。

リンゴとしては早生種の秋映。
冷気にあたるほど、果皮の色が深まっていく秋映。

秋の空気をたっぷり吸い込んだ秋映を口に入れると、
濃厚な秋の香りが、口いっぱいに広がります。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■10月25日の誕生色 : ローズグレイ
■10月25日の誕生花 : ミセバヤ、他

猿 梨

2008年10月24日 | 誕生果
今更ながらに、気付いたこと。

   タクシーは、フェンダーミラー。

自家用車のほとんどはドアミラーであろう現代ニッポン。

個人タクシーは別として、営業用タクシーは、
今でもフェンダーミラーなのですね。


なぜ、フェンダーミラー?

それは、ドアミラーよりも見やすいから。
って、当たり前のド真ん中の理由なのですが。

  ・特に、助手席に乗客がいる場合、
   ドライバー、乗客ともに、気まずいことも多くなるとか。

  ・ミラーの鏡面を固定できる

     ドアミラーだと、無意識か故意かは別として、
     ミラーに触るお客さんがいるらしい。

     鏡面の調整には手間がかかるようですが、
     一度固定すると、安定した状態を保てますね。


そういえば、
公用車や社用車なども、フェンダーミラーですね。

ちなみに、フェンダーミラーは和製英語。
では英語では?

手許の和英辞典では・・・ driving mirror

ウィキペデイア によると・・・
wing mirror, side-view mirror, door mirror

「ドアミラー」と「フェンダーミラー」との区別はなさそうです。


きれいに磨かれたタクシー等のフェンダーミラーは、
心配りをも写し出すかのようですね。


■10月24日の誕生果

   猿梨 (さるなし)
     誠実



 ・英名 : bower actinidia
 ・和名 : コクワ、シラクチヅル
 ・分類 : マタタビ科、 マタタビ属、 落葉性つる植物
 ・主産地 : 日本、朝鮮半島、中国北東部


猿梨。
ネコにマタタビ、サルにサルナシ。

サルナシは、果実の外観がナシに似ており、
サルが好んで食べることに加えて、
サルがサルナシを岩のくぼみに蓄えて発酵させて
サル酒まで作っていたことから、らしい。

サルナシは、初夏に花開き、秋に結実する植物。

花は白く、梅に似ています。

果実は、長さ3センチほどの「短だ円形」をしており、
果皮は、なめらかで薄く、
果肉は、淡緑色で甘酸っぱい。

果肉の内側に、黒い小さなやわらかい種子が。
たくさんあります。

何かに似ている?
そう、キウイフルーツに似ているんです。

サルナシ、実は、キウイフルーツの仲間。
キウイフルーツを小型化したような果実。

果実の日持ちが良くないため、
お酒やジャムなどに利用されるとか。

見かけは少しばかり地味なサルナシですが、
秋の到来を告げてくれる立派な山の幸なのです。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■10月24日の誕生色 : シーモス
■10月24日の誕生花 : ウメ、他

正 直

2008年10月24日 | 『風のガーデン』
昨夜(10月23日)放送のドラマ 『 風のガーデン 』 より。

緒形拳さん演じる白鳥貞三が
ピアノの鍵盤をひとつずつ叩いています。

その音を耳にした神木隆之介さん演じる白鳥岳が
すぐさま飛んできます。

そして、

   アップライトピアノの上にあったメトロノームをとり、
   ピアノのトップカバーを外し、
   ピアノ上部のフタを開いて

音の狂いを直し始めます。

   ひとつの音だけを。

その間、白鳥貞三はやや呆然として(?)、
音を合わせる白鳥岳の姿を見守るのみ。

白鳥岳の耳で本来の音程になったピアノ。

ピアノを元の状態に戻し、立ち去る白鳥岳。


白鳥岳が直した音の鍵盤を、
ポーンポーンと何回か叩く白鳥貞三。

「狂っていたのか」とつぶやいた後、
ピアノに向かい、両手でたどたどしく弾き始めたのは、

   ブルグミュラー
     『25のやさしい練習曲』
       1番 「正直」


白鳥貞三が、中井貴一さん演じる白鳥貞美に対して

   「嘘をつくな」

と、やや声を荒げて言う場面があります。
それは昔、おそらくは、親子の縁を切ったときのこと。

当時「正直になること」を求めた白鳥貞三が、
現在、たどたどしくピアノで弾くのは「正直」。


勝手につなぎ合わせて、
いろいろ想像してしまった私でした。



【 追 伸 】

中井貴一さん演じる白鳥貞美が奏でるチェロ。
誰の何という曲なのか、サッパリわからなくて、
残念に思っています。

ピッテロビアンコ

2008年10月23日 | 誕生果
きょう10月23日は 霜降 (そうこう)です。

二十四節気のひとつで、
露が冷気によって霜となって降り始める頃
と、されています。

カエデやツタが紅葉し始めたり、
木枯らしが吹きはじめる季節でもあるのですね。

きょうの東京地方。
お昼を過ぎた頃から、久しぶりに雨が降っています。

天気予報どおりです。
空気がかなり乾燥していたので、恵みの雨かも。

雨が降るごとに、また一歩、冬に近づくのですね。


■10月23日の誕生果

   ピッテロビアンコ (Pizzutello Bianco)
     恋人、偽りの魅力

 ・英名 : Pizzutello Bianco
 ・和名 : ピッテロビアンコ
 ・分類 : ブドウ科、 ブドウ属
 ・原産地 : イタリア (北アフリカ)


ピッテロビアンコ。
「レディーフィンガー (Lady's Finger、淑女の指)」
という異名を持つ白色品種。

もっとも優美なブドウのひとつとされています。

果粒は細長く、やや湾曲し、先端が尖った形。

果皮は、黄緑色で薄い。
酸味も香りも控えめで、上品なお味。

皮ごと食べられるのが嬉しいですね。

成熟期は、9月中旬から10月上旬頃。

ところで、イタリア語で、
「ビアンコ」は、「白い、明るい」という意味ですが、
「ピッテロ」は?

ビッテロそのものの言葉の意味はわからなかったのですが、
イタリア・ティヴォリ特産のブドウであることは判明。

ティヴォリでは、「ピッツテッロの祭り」もあるくらいなので、
かなり大規模に栽培されていると思われます。

ちなみにティヴォリは、ローマの東30キロのところにある町で、
ティブルティーニ山の西の斜面に位置しています。
洗練されたリゾート地として名高いところ。

そのような土地で育つピッテロビアンコには、
「レディーフィンガー」という呼び名がしっくりきますね。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■10月23日の誕生色 : 芥子色
■10月23日の誕生花 : ゼフィランサス、他

好本号

2008年10月22日 | 誕生果
親しらずが虫歯になりました。。。(涙)

いつもの歯科へ行きました。
担当は、お馴染みの女医さん。

「上下の噛み合わせができているので残しましょう」

ということで、治療することになりました。

親しらずは、一番奥の奥の歯。
先生も私も、タイヘンです。

口が裂けるかと思いたくなることも……。

少しずつ、じっくり治療するので、
しばらく通わなくてはなりません。

思っていたよりも、長くかかりそう。

ガンバロー!
(というほどのコトでもありませんが。。エヘヘ)


■10月22日の誕生果

   好本号 (よしもとごう)
     愛

 ・和名 : ヨシモトゴウ
 ・分類 : バラ科、 ナシ属
 ・原産地 : フランス


好本号。
フランス生まれで、日本名の持ち主。

明治初年。
バートレットの苗木が輸入され、日本各地へ。

そして、1877(明治10)年頃。
岡山県の好本亀太郎氏が購入した苗木の中に、
1本だけ、違う種類が紛れ込んでいたのだそうです。

そのまま育て続けてみると、立派な果実がなったので、
「好本号」と名付けて栽培を続けたのだそうです。

この好本号。

果実は、やや大きめ。
果皮は、完熟すると、つややかなレモン色になります。
果肉は、白色で緻密。

豊かな甘みで、多汁で、香気も高めです。

洋梨の栽培は難しいことも多いのですが、
この好本号は結実もよく豊産という、嬉しい品種なのですね。

偶然、バートレットに紛れて日本へやってきた苗木。
きっとフランスでは、違う名前で呼ばれているハズ。

それでも、日本の気候に馴染み、土壌に根付いたのですから、
これは「好本号」以外の何ものでもありませんよね。

ある日、突然。
聞き慣れないフランス語の名前を聞かされて、
実は兄弟なのだと告げられることが、
あってもいいな。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■10月22日の誕生色 : 石板色
■10月22日の誕生花 : オモダカ、他

シナノスイート

2008年10月21日 | 誕生果
わが家のプリンター。
ライトマゼンタのインクが、なくなってしまいました。

1色不足すると、印刷ができません。

今晩中にプリントアウトしたいものがあるので、
急いで買いに行きました。

ズラリと並んだインクカートリッジの中から、
目的のタイプをさがし出し、レジへ。

お店のスタッフと、ポイントのことで少し言葉を交わして、
さらに・・・


 ス: ジャイアンツが優勝したら、還元セールがありますよ。

 私: ま~、そうなんですね!
    (ん? でも、セ・リーグのCSは、まだ?)

 ス: ポイントの倍サービスもありますからね~。

 私: わ~、うれしい♪
    でも、プリンタのインクは、待っててくれないンですよねぇ。

 ス: ポイントは・・・・・。


とっても嬉しそうに、良い情報をいくつか話してくださり、
私までウキウキしてきちゃいました。

倍ポイントいただいた気分~♪


■10月21日の誕生果

   シナノスイート (Shinano Sweet)
     少女の純潔

 ・和名 : シナノスイート
 ・分類 : バラ科、 リンゴ属
 ・原産地 : アメリカ


シナノスイート。
「ふじ」と「つがる」から生まれたリンゴ。

1978(昭和53)年。
長野県果樹試験場が、交配、育成、選抜しました。

登録されたのは、1996(平成8)年と、
比較的新しい品種です。

もともとは、リンゴの少ない10月に出回るようにと、
育成されたのだそうですが、
実際は、夏の終わりから秋にかけて出回るらしい。

縞模様は、玉によって、かなりのバラツキがあるようですね。
これは、親りんごのひとつ「つがる」の特徴が
表面に現われたもので、品質的には特別問題はないそうです。

とても甘くて、ほどよい酸味と、
適度な歯ごたえが嬉しいリンゴ。

長野生まれの甘いリンゴ。
なるほど!
シナノスイートという名前通りのリンゴです。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■10月21日の誕生色 : 鳩羽鼠
■10月21日の誕生花 : チトニア、他

花 梨

2008年10月20日 | 誕生果
きょうは用事で外出。
飲料を買おうと、途中、コンビニに立ち寄りました。

そこで目についたのが、

   フォション ルカフェ カフェクレーム

フォションというと、
私には紅茶のイメージが強いのですが・・・。

カフェラテもあったのね♪
と、ちょっと発見した気分。
(単に疎いだけかも。。汗)

もちろん、このカフェクレームに決めました。

わくわくして、いただきま~す♪
え?。。と、ストローを見てビックリ!

マゼンタ、です。
(最近のフォションのイメージカラーのようですネ)


フォションに限らず、ファミレスなどでも、
少し前から色つきストローが多くなりました。

それも、黒や赤などで、透明感のない色!

個人的には、白っぽいストローの方が好きなので、
ちょっと違和感を覚えておりました。

ところが、今日。

フォションのマゼンタのストローを使ってみて、
ようやく気がつきました。

この色つきストロー。
かなりのスグレモノです。

ストローに口紅がついても、全然目立たない!

なぁ~るほど~!
ようやくガッテンしたワタシ☆

あらぁ、いまごろ!?
・・・ナンテ言われそうですが。。。


■10月20日の誕生果

   花梨 (かりん)
     富、栄華

 ・和名 : カリン
 ・分類 : バラ科、 カリン属、 落葉樹
 ・原産地 : 中国の湖北、浙江省


花梨。
中国三千年の歴史と共に現代まで、
ずっと受け継がれてきた果実。

二千年以上もの昔から、
花梨は咳止めや疲労回復の漢方薬として
利用されてきたのですね。

日本へは、平安時代以前に渡来したとらしい。

主に果実酒の材料として評価され、
「果実酒の王様」と呼ばれています。

また、咳止めとしてもよく知られていますね。

かたい果肉で、渋みもあり、水分も少ないという、
一般的な果物らしからぬ花梨は、生食には不向きです。

そんな生食には不向きだけれど、良い香りのする果実を、
お酒につけこんでみたり、エキスを飴に入れてみたり、
等々、最初に試した人は、スゴク偉い!!

その他、ジャムやゼリー、砂糖漬け
などにもされています。

また花梨は、「借りん」という言葉に通じるため、
縁起物にもされるのですね。

春、マゼンタに近いピンク色の花を咲かせる花梨は、
空気を美味しくするのも得意です。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■10月20日の誕生色 : マウスグレイ
■10月20日の誕生花 : リンドウ、他

西村早生柿

2008年10月19日 | 誕生果
まるで光と木でできたトンネルのように、
ずっと続いている街路樹。

道路の真ん中に車を止めて、しばし眺めていたいなぁ。
そんな気分になるのは、私だけではないはず。

緑の中に、ちらほらと黄色く色づいている葉も見えて。
これから彩りの季節を迎える木々。

訪れるたび、
違う風景に出会うことができそうです。


■10月19日の誕生果

   西村早生柿 (にしむらわせがき)
     夫婦愛

 ・和名 : ニシムラワセ
 ・分類 : カキノキ科、 カキノキ属
 ・原産地 : 日本


西村早生柿。
甘柿の一番バッター。

滋賀県大津市にある西村氏の柿園で発見された偶然実生。
1960年(昭和35年)に登録されました。

不完全甘柿の早生品種。
(渋い柿は、渋抜きされてから店頭に並びます。)

甘みは、柿としては中程度。
果肉はかため。

果肉にゴマ(黒い斑点)が入っていれば、
甘くなった "しるし" です。

収穫期は、9月中旬から10月上旬頃。

日本以外の国々。
たとえばアメリカ、ブラジル、イタリア、イスラエル、
ニュージーランドでも、柿は栽培されています。

それでも、日本らしいと思ってしまうのは、私だけでしょうか。

夏の風景の名残の中に、柿の実がひとつ加わるだけで、
途端に「秋」になります。

古くから、日本の秋に馴染んできた柿の木と柿の実。
そして現代では、西村早生柿が「秋が来た~」
と告げてくれるのですね。

西村早生柿のシーズンが終わろうとしている今。
他のたくさんの種類の柿が、鮮やかに秋を彩っています。

柿には、「収穫の秋」と「味覚の秋」に加えて、
「芸術の秋」まで感じられるようですね。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■10月19日の誕生色 : 銀 鼠
■10月19日の誕生花 : アキノキリンソウ、他

神様に愛されたチェリスト

2008年10月19日 | 音楽
きょう10月19日は ジャクリーヌ・デュ・プレ が、
彼女の生涯を閉じた日です。

イギリス人の彼女は4歳のとき。
ラジオから流れてきたチェロの音楽を聴いて、
チェリストを志したのだとか。

すごいですね。
天才肌の人は、小さい頃から、
すでに閃きがあるのでしょうか。

カザルスや、トルトゥリエ、ロストロポーヴィッチと、
名だたるチェリストたちに師事。

16歳でプロデビュー。

21歳のとき、ピアニストであり指揮者でもある
ダニエル・バレンボイムと結婚。

夫妻で共演したブラームスのチェロ・ソナタは、
代表的な演奏のひとつとされています。

ところが神様は、彼女の人生を、
バラ色一色にはしてくれませんでした。

26歳のとき、彼女は自分の指先の異変に気付き、
28歳で、多発性硬化症と診断されたのだそうです。

チェリストとしての活動ができなくなり、引退。
回復することもなく、1987年に42歳で永眠。

バッハからエルガーまでという、
幅広いレパートリーを持つチェリストでした。

彼女があまりにも素晴らしいチェリストだったので、
神様も、彼女の生演奏を
すぐ間近で聴きたくなったのかもしれません。

16歳でプロデビューした後、彼女に贈られた
世界最高の弦楽器ダヴィドフ・ストラディヴァリウス。

デュ・プレの死後、ダヴィドフは、
現代の世界的チェリストであるヨーヨー・マに
寄贈されました。

この楽器にして、この演奏者あり、ですね。

ブランデーワイン

2008年10月18日 | 誕生果
10月第3土曜日は スウィーテスト・デー (Sweetest Day)

アメリカの記念日で・・・
小さな親切やちょっとした思いやりに対する感謝のしるしに
キャンディを贈る
、というもの。

Sweet には、「甘い」という意味の他に、
「親切な」とか「優しい」という意味もあるので、
その両方が込められているのだと思います。

オハイオ州クリーブランドにあるキャンディ会社社員、
キングストン氏が、病気中の人等を訪問し、
キャンディを手渡しながら慰めの言葉をかけたのが
はじまりらしい。

その後、口コミで全米に広がったのだそうです。

私の身近では・・・

「ご自由にどうぞ」と書いたメッセージとともに、
バスケットやトレイいっぱいのキャンディを
レジカウンターに置いているレストラン。

食事の後、バッグから取り出したキャンディを
1粒手渡してくれる友人。

合唱等の休憩時間に、決められているわけでもないのに、
キャンディの入った缶や袋が、手から手へ回っていたり。

差し出す方も、受け取る方も、
サラリとできて、負担にならない。

それなのに、キャンディ1粒で、
とってもハッピーな気持ちになれちゃいます。

そして、また。

お礼を言いたいのに、うまく言えなかったり。
何かプレゼントしたいのに、思いつかなかったり。

などということ、ありませんか?

そんなときは、キャンディにあなたの気持ちを込めて
相手に渡すだけ。

キャンディが、あなたの気持ちを、
さわやかな甘さで伝えてくれそうです。


■10月18日の誕生果

   ブランデーワイン (Brandy Wine)
     心変わり

 ・和名 : ブランデーワイン
 ・分類 : バラ科、 ナシ属
 ・原産地 : アメリカ


ブランデーワイン。
とっても贅沢でフルーティなお酒。
ではなくて、国内では北海道産の希少な洋梨です。

他の洋梨に比べると、やや小ぶりですが、
曲線が美しく可愛いフォルム。

完熟したブランデーワインは、
本当にブランデーのような香りを放つのですね。

甘みと酸味のバランスが良いお味もさることながら、
トロリとしたその食感が絶妙です。

さらには、口の中全体が良い香りでいっぱいになります。

そのままでも十二分に美味しいブランデーワインですが、
コンポートなどの洋菓子材料としても最適なのですね。

収穫期は、9月下旬から10月中旬頃。

どの洋梨にも共通することですが、追熟が必要で、
洋梨全体が黄色み帯び、弾力を感じた頃が食べごろです。

洋梨ブランデーワイン。
あまりの美味しさに、酔ってしまいそう。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■10月18日の誕生色 : パールグレイ
■10月18日の誕生花 : ツルコケモモ、他