アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

刺なし栗

2008年10月17日 | 誕生果
日暮れが早くなりましたね。
このあたり、午後5時半頃には、もう真っ暗です。

昨年の今頃は・・・

チャイコフスキーやドヴォルザークの弦を
たくさん聴いていたのだと、
ちょっと思い出しちゃいました。

秋の澄んだ空気には、
弦のしらべが、とてもよく似合うように思います。

今年も、冬が来る前に、
あまり聴いていない曲など、掘り出しておきたいナ。

って、冬ごもりの準備!?


■10月17日の誕生果

   刺なし栗 (とげなしくり)
     社交性

 ・英名 : chestnut
 ・和名 : クリ
 ・分類 : ブナ科、 クリ属
 ・原産地 : 日本


刺なし栗。
チクチクする刺のない栗。

栗というと、お馴染みの実もですが、
あのトゲトゲのあるイガのイメージも大きいですよね。

このイガ。
普通は刺があり、ヘタに触るとチクチクします。
収穫時も、この刺があるだけで、難儀するようです。

刺がなくなるだけで、作業効率がかなり上がりそうです。

実際に、その刺がないイガは、
まるでお釈迦さまや大仏さまの頭のように見えるのだとか。

刺なし栗は、愛媛県八幡浜のクリ園で、
偶然発見されたのだそうです。

刺がなければ、さぞかし助かると思ったら、
生産性が良くないらしい。

思うようにいかないものです。

個人的に育てられてはいるようです。
どこかで自生もしているのかもしれません。

肝心な実。
お味は刺ありと変わりないようです。

扱いがやっかいな刺のあるイガ。

日本栗の場合は、渋皮をむくのも大変。

その刺が渋皮があるからこそ、
栗が栗らしいのでしょうね。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■10月17日の誕生色 : オーキッドホワイト
■10月17日の誕生花 : フヨウ、他

青森の秋

2008年10月17日 | 交流
城ケ倉大橋の上から撮影 (by 鈴蘭さん)


いつも、こちらを訪問してくださり、
現在はプライベートでも交流のある、鈴蘭さん。

その鈴蘭さんから、秋の便りが届きました。

私ひとりで楽しむのは、もったいないので、
少しご紹介させていただきますね。
(鈴蘭さんのご了承を得ています。)



先週末、鈴蘭さんは紅葉狩りにお出かけでした。

紅葉まっさかりの秋の行楽シーズン。

上の綺麗な写真を撮影した 城ケ倉大橋 の上は、
人でいっぱいだったそうです。

通行の妨げにならないようにと、
お気遣いされながら撮影した1枚なのですね。

遠くに小さく見える山々が 八甲田山 とのこと。

十和田北線(青森市から十和田湖へ向かう道路)を進むにつれ、
だんだんと紅葉が増していく様子がとても素敵だったそうです。



鈴蘭さんのご案内で、私も、気分だけ青森へ行ってきました。

秋晴れの青い空、透明感のある白い雲。
遠くの遠くまで、ずっと広がる色とりどりの紅葉。

空気がおいしいですね♪



鈴蘭さん。。素敵なお便りを、どうもありがとうございました♪

ドワィエンヌ・ドゥ・コミス

2008年10月16日 | 誕生果
午前9時12分 撮影


久しぶりに 「素甘(すあま)」 を食べました。

「素甘」という名前。

絶妙だと思います。

いつ頃、誰が、名付けたのでしょう?

やさしい甘さに、ほっ♪


■10月16日の誕生果

   ドワイエンヌ・ドゥ・コミス (Doyenne du Comice)
     不屈の精神

 ・英名 : Doyenne du Comice
 ・和名 : ドワィエンヌ・ドゥ・コミス、 コミス
 ・分類 : バラ科、 ナシ属
 ・原産地 : フランス


ドワィエンヌ・ドゥ・コミス。
「幻の洋梨」と呼ばれる、非常に美味しい洋梨。

「幻」と言われる所以(ゆえん)。

それは・・・

とても美味しいので、たくさん生産したいのに、
気候に左右されやすく、病虫害にも弱いため、
栽培が難しくて生産数が少ないからなのでしょう。

1849年、フランスで結実した後、アメリカに渡ったそうです。
日本へは、アメリカからやってきました。

果実は大きく、果皮はなめらかで澄んだ黄色。
果肉は、淡黄色。

シルキーでクリーミーな口どけ。
甘く、多汁で、さわやかな芳香。

日本国内では、山梨県や青森県で栽培されているようです。

収穫期は11月中旬以降。

原産地フランスで、11月中旬からの季節は、
できたてのボジョレーヌーヴォーと、
チーズと洋梨と・・・・・で盛り上がるらしい。

収穫の秋を、皆でよろこび、
食欲の秋を、思いっきり楽しんでいるのでしょうね。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■10月16日の誕生色 : トパーズ
■10月16日の誕生花 : ニシキギ、他

栗 (利平種)

2008年10月15日 | 誕生果
 
きょう、みかんを買ってきました。

スーパーの果物コーナーには、山積みのみかん。

みかんには、ビタミンCがたっぷりですね。

そろそろ手荒れも気になる季節。

みかんは、キレイなお肌の味方です。



それでね・・・



実はね・・・



ジャジャ~~ン!



みかん型のケースに入ったハンドクリームでした。ヽ(*’-^*)。




■10月15日の誕生果

    (くり)
     知恵

 ・英名 : chestnut
 ・和名 : クリ
 ・分類 : ブナ科、 クリ属
 ・原産地 : 日本


利平種の栗。
日本栗と中国栗の一代雑種。

1950(昭和25)年に種苗登録されました。

果皮は、黒紫褐色で光沢があります。
ニホングリよりも、皮離れも品質も良いのだそうです。


栗は、北半球の温暖帯に約12種が分布しており、

  ・日本原産の 日本栗 (ニホングリ)
  ・華北原産の 中国栗 (チュウゴクグリ)
  ・アルメニア原産の ヨーロッパグリ

の3種に大別されます。

ニホングリ は、果実が大きく、
まさに私たちがイメージするクリです。
渋皮離れは悪いのが難点。

そのまま茹でるほか、炊き込みご飯や和菓子にも
利用されています。

チュウゴクグリ は、小粒で甘く、渋皮がはがれやすい。
なんといっても、天津甘栗でしょう。

この天津甘栗。
実は、天津産ではありません。
万里の長城付近で採れたクリが天津に集められ、
天津から輸出されるので、天津甘栗と呼ばれるようになったとか。

ヨーロッパグリ は、中粒で、渋皮がはがれやすい。
こちらのお馴染みは、マロングラッセ。
これは、料理用に改良された「マロン」という品種なのだそうです。

私の周囲で栗が嫌いだという人は、ひとりもおりません。
反対に、栗が大好物という人は何人もいます。

それを世界に当てはめるのは無謀ですが、
それでも、きっと、世界中さがしても、
栗が嫌いという人は、ほとんどいないような気がします。

栗のある風景も、栗のある食卓も、
あたたかみがあり、しあわせが感じられるようですね。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■10月15日の誕生色 : 代赭色
■10月15日の誕生花 : メボウキ(スイートバジル)、他

シナノスマイル

2008年10月14日 | 誕生果
くつしたに、穴が・・・。

1足ダメになると、なぜか続けて2~3足ダメになるのよね。

そうなると、3足1組など買ってしまう。

そしてまた、歴史は繰り返される!?


■10月14日の誕生果

   シナノスマイル (Shinano Smile)
     上品、淑女

 ・英名 : Shinano Smile
 ・和名 : シナノスマイル
 ・分類 : ブドウ科、 ブドウ属
 ・原産地 : 日本


シナノスマイル。
長野オリンピックを記念して、開発されたブドウ。

色はきれいな紅色で、
果肉と果皮の分離がよく、
巨峰よりも大粒で、
種もありません。

酸味がほとんどなく、甘さは濃厚。
巨峰に似た味わいですが、巨峰よりもあっさりめ。
果汁が少なめなので、スマートに食べられますね。

輸送性や貯蔵性にも優れているので、
贈答用にも最適ですね。

収穫は、9月中旬から10月中旬頃。

シナノスマイルを口に入れるだけで、シアワセ♪(⌒-⌒)


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■10月14日の誕生色 : セピア
■10月14日の誕生花 : アカンサス、他

ブログ開設3周年

2008年10月14日 | ごあいさつ&お知らせ
2005年10月14日。
「ひとりごとでも書いてみようか・・・」
程度のカル~イ気持ちで書き始めた、このブログ。

きょう、3歳のお誕生日を迎えました。


ブログを始めるにあたり、
まずブログ名を決めなくてはなりませんでした。

どんなのが良いのだろう?

そこは、やはり、好きな音楽用語がいいかも。
そう思って白羽の矢を立てたのが「アンダンテ」。

しかし、これだけでは、とっても紛らわしいのですね。
「アンダンテ」と名乗るサイトやお店などなどが、
世の中には予想以上にたくさんあるようなのです。

そこで考えたのが「~私の歩幅で~」をつけること。

音楽用語アンダンテには、「歩く速さで」という意味があります。
それならば、私の歩幅、つまり「マイペース」という気持ちをこめて、
ブログ名を「アンダンテ ~私の歩幅で~」に決めました。


ブログを書き始めた当初は、
「とにかく書きたい」という気持ちがあり、
だらだらとした文章を連ねていたような気がします。

テンプレートの編集も、カル~イ気持ちで始めました。
あまり凝ったことはしておりませんが、
こういうの、私は好きみたいです。

ホームページの素材やさんで見つけた「お花のアイコン」を
何かに使いたいと思ったのが、誕生花シリーズのはじまりでした。

これも、とっても短絡的で安易なスタートだったような。。(汗)
その後、誕生色、誕生果と、さらに書き続けることに。
1年書き続けると、病みつきになるものですね~。(* ̄m ̄) ププッ


最近は、以前にも増してマイペースではありますが、
これからも、無理せず続けていこうと思います。

とても幸いなことに、ブログを通じて、
たくさんの素敵なご縁に恵まれてきました。
みなさまには、心から感謝しています。

では、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

千 秋

2008年10月13日 | 誕生果
10月の第2月曜日は 体育の日 です。

以前は、10月10日固定でした。

1964(昭和39)年10月10日に行われた
東京オリンピックの開会式。

それにちなんで、1966(昭和41)年、
スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう
国民の祝日となりました。

祝日法の改正により、2000(平成12)年から
10月の第2月曜日が「体育の日」とされています。

私の生息地エリアにある学校の多くは、
春に運動会や体育祭を行います。
秋は、学芸会や音楽会、文化祭等のみです。

秋晴れの空の下。

万国旗がはりめぐらされて。
「天国と地獄」の音楽が流れて。
スタートを合図するピストルの音がして。

そんな光景が身近にないというのは、
ちょっと寂しい気もします。


■10月13日の誕生果

   千秋 (せんしゅう)
     待望

 ・英名 : Chinese pear
 ・和名 : センシュウ
 ・分類 : バラ科、 リンゴ属
 ・原産地 : 日本


千秋。
多くの人がイメージするリンゴに、最も近いリンゴ。

1966(昭和41)年、秋田県果樹試験場で、
東光(ゴールデン・デリシャス × 印度)に、ふじを交雑して
育成した品種。

1978(昭和53)年に、秋田県知事が千秋と命名・公表。
1980(昭和55)年には種苗登録もされました。

秋田市の千秋公園にちなんで命名されたとも、
秋田の「秋」に、長久の意の「千」を冠したとも。

果皮は、褐紅色で、濃紅色のシマが入ります。
肉質は緻密で多汁。
甘みと酸味のバランスが良い。

リンゴを切ったり、むいたりした後、
そのままにしておくと、褐色に変化しますよね。

この千秋は、褐色に変化する度合いが少ないので、
ちょっと助かるかもしれません。

9月早々から収穫が始まります。
青森県では、10月に入ってからのようです。
冷蔵すると、2ヶ月間くらいは鮮度保持が可能とか。

千秋までは無理ても、キチンと冷蔵すれば、
一秋くらいは保存可能なリンゴなのですね。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■10月13日の誕生色 : 栗皮色
■10月13日の誕生花 : アカンサス、他

フトモモ

2008年10月12日 | 誕生果
午前6時10分 撮影


先日、古書店で文庫本を1冊買いました。

パラパラと中を見て、
きちんと読みたいと思い、購入しました。

家に帰ってから、さあ読もうと、
表紙をめくり、中表紙をめくると、
次の白紙頁には、著者の直筆サイン!!

古書店から購入した本の中に、
書き込みを見つけることはありますが、
著者のサインは、はじめてです。

どのような経緯で書かれたサインなのか、
私には知る由もありません。

きっと、元の持ち主にとっては、
とても大切な1冊だったのでしょう。

そこでの役目を終え、次の持ち主が現れるのを
古書店の棚でジッと待っていた文庫本。

私がページをめくるたび、
本が元気になっていくようです。

読んでいる私も、
本の内容に引き込まれていきます。

これは、私の「読書の秋」の1ページ♪


■10月12日の誕生果

   フトモモ
     郷愁

 ・英名 : rose apple
 ・和名 : フトモモ
 ・分類 : フトモモ科、 フトモモ属、 常緑樹
 ・原産地 : 東南アジア


フトモモ。
バラのような芳香を発する果実。

味は淡泊で、果汁は少なく、果肉は粗いとか。

日本人ならば、フトモモという読みから、
「太腿」を連想する方も多くいらっしゃるでしょう。

私も最初はわからずに、
太腿に似た形状の果実かと思ってしまいました。(汗)

フトモモの和名は、沖縄方言の フートー に由来するらしい。
フートーは、中国名の 蒲桃 (プータオ)から転じたもの
と言われています。

漢字では 蒲桃 のほか 香果 とも書きます。

英語では、ローズアップル。
直訳すると「薔薇の(香りがする)りんご」?

葉には油胞があり、そこから芳香を発し、
花も、果実も、それぞれ芳香を発するのですね。

生食のほか、ゼリーやプリザーブにも利用されます。
お酒の香りづけにも利用されるのらしい。
(バラの香りと間違えそうな。。)

香りは、その味わいに大きく影響します。

フトモモは、その素晴らしい香りで、
世界中の人々を魅了してきているのですね。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■10月12日の誕生色 : バーントシェンナ
■10月12日の誕生花 : コケモモ、他

筆 柿

2008年10月11日 | 誕生果
午後5時23分 撮影


きょう10月11日は 十三夜 です。

旧暦9月13日の月。

豆や栗を、神棚などにお供えすることから、
「豆名月」や「栗名月」とも呼ばれます。

十五夜は中国から伝来した行事ですが、
十三夜は日本独自の風習です。

十五夜にお月見をしたならば、
必ず十三夜にもお月見するものとされてきました。

十五夜さんだけ見ることは「片月見」といって、
昔は嫌われていたのだそうです。

秋の月は美しいので、十五夜さんだけでは、
もったいないからかもしれませんね。

今日の東京地方。
朝は雨だったのですが、お天気が回復してきました。

こちらは、雲も切れて、綺麗な月が見えています。

秋の空は、昼も夜も、とても表情豊かです。


■10月11日の誕生果

   筆柿 (ふでがき)
     実直

 ・和名 : フデガキ
 ・分類 : カキノキ科、 カキノキ属
 ・原産地 : 日本


筆柿。
形が筆の穂先に似ている、愛知県特産の柿。

江戸時代には、農家の庭先で
自宅用に栽培されていたようです。

商業用として栽培されるようになったのは、
昭和になってからとか。

種子が少ないほど渋が残り、種子がないときは脱渋しない
「不完全甘柿」と呼ばれる品種です。
そのため、甘みが出ると、果肉にゴマ(黒い斑点)が入ります。

柿としては小ぶりで食べやすく、
カリッとした食感と、やさしい甘みで美味。

9月中旬から10月にかけて出回る、極早生種。

柿が出回り始める頃。
筆頭に出てくるのが、この筆柿なのですね。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■10月11日の誕生色 : キャメル
■10月11日の誕生花 : ミソハギ、他