室生犀星(むろお さいせい)
大正から昭和中期までのあいだ活躍した
日本文学を代表する詩人・小説家の一人。
軽井沢の清涼な空気と美しい自然に魅せられた犀星は、
「つるや旅館」を常宿とし、萩原朔太郎、芥川龍之介、
松村みね子ら名立たる文豪たちと交流を深めます。
昭和六年に建てられ、亡くなる前年の昭和三十六年まで、
毎夏過ごした犀星の旧居が、無料で一般公開されています。
室生犀星記念館
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢884
この家には、堀辰雄、島津信夫、立原道造ら若き詩人たちが訪れています。
また近くに滞在していた志賀直哉、正宗白鳥、川端康成ら
多くの作家たちとも交流していたそうです。
自らがが築いた庭と自然に囲まれた軽井沢での生活は、
犀星の創作意欲を高め、多くの作品を文学史に残しています。
「きりふかき しなののくにに こほろぎの
あそぶお庭を我はつくるも」
※以上、記念館のパンフレットを引用、参考にしました。
それに倣い、恐れながら文中の敬称は略しています。
苔むした麗しい園庭に身を置いていますと、こんな私にも
小説のひとつでも書けるんじゃないかと、勘違いしてしまいそうな程。
旧軽井沢銀座からも至近距離。古民家、庭園好きにはおススメです!
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