OL主婦の小さな幸せ。

日々の出来事や小さな幸せ、お出かけ、身近なエコ、環境問題、フェアトレード、鳥のこと、アロマなどを綴っています。

マイバッグの意義

2009年07月09日 | リデュース

前回のマイバッグ話の続きです

マイバッグ(エコバッグ)には賛否両論があるようだと書きました。
何年も前からの話で、ご存知の方も多いと思います。

エコバッグを常に使っている方は、今日の記事はスル~しちゃってね


エコバッグが浸透して数年ですが、10年前から持っているという人もいれば
街行く人を見ると、レジ袋をいくつも持つ人の方が多い気がします。
未だにエコバッグを持たない人の中には、、、

1・エコバッグは製造に多大なエネルギーを使っていると聞いた
2・レジ袋は捨てられるような不用な石油から作られている為、有効利用であると聞いた
3・レジ袋をゴミ袋として使っている(レジ袋が有料化されていない為)
4・貧乏くさい・周りで誰も持ってない(若い人にこの傾向が多い)
5・面倒くさい

という理由があるそうです。

今回は1~3について。

たぶん、たまにバラエティ番組に登場する某教授の話を聞いてのことだと思われます。
実際、私も「テレビでエコバッグってかえってエコじゃないって言ってたよ~」と何回か言われたことがありました。


1・「エコバッグは製造に多大なエネルギーを使っていると聞いた」

→エコバッグの素材は“布”なので、半永久的に使えますよね。
重量や資源の比較でエコバッグがレジ袋の10~20倍だとしても、
エコバッグはレジ袋の100倍いえ何百倍も使えます。
それにエコバッグはエネルギーを使って量産されるとしても、広まったら需要も生産も落ち着きます。
レジ袋は再利用したとしても、ゴミ袋として使ってしまったらたったの2回で終わり。
使い捨てです。需要・生産は続き、エネルギーは永遠に消費されます


2・「レジ袋は捨てられるような不用な石油から作られている為、有効利用であると聞いた」

→これは大きな誤解・取り違いのようです。
レジ袋などの石油化学製品は、原油の精製から得られるナフサという成分から作られるそうです。
ナフサは「粗製ガソリン」といわれる為、意味を取り違えたのかも・・
という意見がありました。
このナフサは樹脂製品やプラ製品の製造に都合が良いらしく、また余ったとしても
エネルギー化することは可能とのこと。
有効利用できるナフサ、レジ袋を作っている場合ではありませんね・・
しかもナフサは国内で不足しており、海外から大量に輸入しています。
昨晩、報道番組でも取り上げていました。

もっと詳しく知りたい方は「レジ袋 ナフサ」で検索してみて下さい。


3・「レジ袋をゴミ袋として使っている(ゴミ袋が有料化されていない為)」

→それ自体はいいと思います。
ゴミ袋が指定されていない場合は必要ですよね
すべて断って、ゴミ袋用に新しいポリ袋を買うのでは本末転倒!?
私もゴミ箱が汚れないように、ゴミ箱に合う大きさのものだけ時々もらいます。

しかし、まだ入りそうな余裕のあるレジ袋をいくつも提げて歩いてる人を、頻繁に見掛けます。
買い物のたびにもらう必要はない筈・・
現に、家庭ごみの1割がレジ袋というデータが。
もらっても使わないな、と思うレジ袋は断って、少しでもゴミを減らしましょ~
ゴミの最終処分場の残余年数も、あと9年とも15年とも言われており限界は近いのだし。

それにせっかく、3R(4Rとも5Rとも)の循環型社会に向けて動いているのに
このままレジ袋をもらい続けては、逆にゴミが増えるばかり。


・・ということで、マイバッグを持つことに疑問を持つ方の参考になればと思い、綴りました。



   
コチラは友人手作りのエコバッグ
ご主人の実家で、捨てられるはずだった着物を引き取って
スカートや小物などにいろいろリメイクしたそうです。
他に同じ柄の巾着とティッシュケースも頂きました

買わずにあるものでリメイク、これがホントのエコバッグ

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする