OL主婦の小さな幸せ。

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廃棄物を97%再資源化する企業の工場見学・その1

2014年05月28日 | リサイクル

埼玉県に住む友人からお誘いがあり、工場見学へ行ってきました。

場所は埼玉県入間郡三芳町にある石坂産業株式会社さん。

建築物の老朽化による解体や増改築工事で発生する産業廃棄物を、様々な建築資材・リサイクル原料・製品・燃料など資源に変える、「減量化リサイクル化総合プラント」です。
廃棄物を単に処理する企業ではなく、資源として再生し、97%の減量化・リサイクル率を達成しています。

業種としては「産業廃棄物処理業」なのでしょうけれど、従来の「産廃」とは180度異なる革新的・先進的な会社でした。

そして先進的ではありながらも、130,000�もの里山を保全再生し、昔ながらの暮らしを尊重し、エコ活動を全社で実践し、そして様々な生物多様性プロジェクトや環境教育により、自然や地域との共生に努めています。
100年先が見える工場として。





ここは駐車場の入口。







混み合う時間帯には、画像の左側に建築や解体廃棄物を持ち込む業者さんのトラックが列を作るそうです。

友人の話では、トラックの運転手さんや、廃棄物を査定する(価格設定のための)査定員さんが、とても愛想がよいとのことす。
確かに、特に査定員の方は私たち見学者にも、見学通路で会うたび常に笑顔を向けてくれました。
会社が良い方向に向かっていると、自然に社員の行動も良くなるものだということを、私も長い社会経験で知っています。


とても1回では紹介しきれないので、数回に分けてアップいたしますが、まずは敷地内で再利用されている諸々を。


社屋前のエントランスの庭石は、家屋の解体で廃棄されたものを再利用しているそうです。
なので石の形が不揃いだとおっしゃってました。素人目には、ぱっと見てあまりわかりません^^



こちらの通路の両側にある黄色いレールは、線路で使われていたレールだそう。
そのようなものも持ち込まれるなんて驚きです。


なるほど、レールっぽい^^



こちらの通路には「赤瓦」を破砕・粉砕して砂利がわりに。


歩くといい音がします。



また別の通路には木製チップが敷いてありました。
歩くと気持ち良い感触~



森の遊歩道には線路の枕木を敷いて、歩きやすくしてありました。

赤瓦も木製チップも、線路の枕木も、元々は自然素材
地面に敷くことでの土壌への負担は、最小限にとどめられています。
(100年先は自然に還る!?)

そしてどれも元々は廃棄物だったもの。
すべてを再資源化・リサイクルするわけではなく、社内ではそのままの形でリユースもされています、いや廃棄物発生抑制だからリデュースか・・。

どちらにしても、エコなのは間違いありません。

このほか社内にはゴミ箱を設置せず、自分で出したゴミは持ち帰る、お手洗いの手拭きペーパーを使ってよいのは来客だけ、電気の消し忘れ防止システムなど、諸々徹底しているようです。



では次回は工場レポになります☆



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