OL主婦の小さな幸せ。

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環境配慮型・・といわれる合成洗剤のレポ

2009年01月28日 | エコ・商品レポ

今日は前回予告いたしました台所用・環境配慮型合成洗剤レポです
既に使っている方も多いと思いますが、今回はその成分についてもちょっとだけ細かく調べました


環境に優しい洗剤でも法律的に、純石けん以外は「合成洗剤」としか表示できないそうですね。
それに環境配慮型といっても、合成界面活性剤が配合されたものもあります。
なので、賛否両論あるようです。

ただ、合成成分が石油系ではなく植物由来だったり、排水後生分解の早い合成成分だったりすれば、一般の石油系合成洗剤を使うよりは、ずっといいと私は考えます。

でも洗剤は使わないにこしたことないので、油分が付着していないちょっとした洗い物は、
アクリルたわしで洗っています。
乾物を浸しただけのボールや、炊飯器の内釜、コップなど・・

他の油分が残る洗い物については、「赤星たみこさんのとろとろ石けん」を常に作ってあるので、これが活躍。(お風呂・トイレ掃除にも)
EM食器洗い液体石けんを使ったこともありました→コチラ

ただ、
☆石けんで洗い物すると、シンク内が白っぽくなって曇った感じになるので、それが気になっていました。
※後でクエン酸か酢で磨くと輝きを取り戻しますが。

そして
☆石けんの使い過ぎも、多くの石けん原料であるアブラヤシ(パーム油)栽培による熱帯雨林減少の問題が気になります。

この2つの理由から、石けんの使用は少しずつ減らし、今は台所の洗い物は環境配慮型合成洗剤を使用しています。


成分表示で気になったワードは、購入後に調べたのでご参考まで。
調べるといろいろわかりました。

まずは、以前も紹介しましたが、、、

緑の魔女
420ml ¥400前後


成分表示で気になったワード
20% ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸エステルナトリウム
陰イオン界面活性剤。脱脂力が強い合成界面活性剤。

バイオの力で洗浄、さらに使用後の排水は配合成分の働きで、
自然の浄化作用→生分解力を高め、パイプの汚れも落として、
水質もきれいにします(HPより抜粋)

泡立ちは、一般の合成洗剤に比べると良くないですが、油分はちゃんと落ちてます。冬場でも素手で使えました。

詰替え用あり


エコベール
500ml ¥600前後
この画像はとろとろ石けんが入っています

成分表示で気になったワード
17%ラウリル硫酸ナトリウム商品によって洗浄剤・発泡剤・乳化剤などに使われる合成化学成分。
アルキルポリグリコシド糖類(ぶどう糖等)を原料とする非イオン性界面活性剤
 
持続可能な植物・ミネラル由来で洗浄力と安全性にこだわった洗剤。
こちらも排水後1週間で99%以上が自然物質に還ります(HPより)

泡立ちはいまひとつだけど、ツルピカキレイに
そして手肌に優しい!香りもケミカル臭さは無く、自然な
香り。

詰替え用なし→そのワケはコチラにありました。


フロッシュ・アロエベラキッチンウォッシュ
  500ml¥945  泡ボトル¥630
空の画像ですみません^^;(使用済)

成分表示で気になったワード
コカミドプロピルベタイン天然のヤシ油を原料として作られた洗浄剤。気泡力、低刺激性などに優れる。
15%ラウリル硫酸ナトリウム商品によって洗浄剤・発泡剤・乳化剤などに使われる合成化学成分。

 やはり排水後は河川などの微生物で分解される。
環境先進国ドイツの家庭の30%以上が何らかのフロッシュ洗剤を使っているそうです。       

泡ボトルに、4倍に薄めて入れて使うので長持ちします。
アロエベラよりソーダやオレンジの方が洗浄力が強いようです。
手に優しいのはアロエベラ。でも私は香りがダメでした。

泡ボトルに詰め替えて使うので、これそのものが詰替え用!?


ULTRA IVORY
375ml ¥360前後
使用中

18%高級アルコール系(陰イオン)石油・ヤシ油・クジラ油などから
作られる高級アルコールが原料。
種類がたくさんあるため、この表示では石油系なのか植物由来なのか不明。
高級アルコール系(非イオン)台所用として多用されている界面活性剤。
同じくこの表示だけでは石油系か植物由来かは不明。

とにかく手肌に優しいことで有名。
多くのサイトで環境に優しいと謳っており、私が購入したのも店頭のエコ洗剤コーナーですが、表示が曖昧なため明言できません。

泡切れと汚れ落ちはメッチャいいです^^
原液ならほんのちょっとでOK。薄めて使おうと思います。

詰替え用なし


どれも合成界面活性剤が配合されていますが、一般の洗剤よりはずっと少なく、排水への影響もいくらか抑えられると思われるので、他にもいくつか試す予定です。


前回、地球上で使える水の少なさや、台所からの排水が有機物レベルで最も汚れていること・そして水を汚さない暮らしについて記事にしましたが、それ以前に大切なのはやっぱり「節水」かと思います

日本人が一人1日に使う水の量は、家庭以外も含め約322リットル(1999年調べ)2リットルのペットボトルなら160本以上とのこと。

節水は生活排水を減らす、結果的に環境に優しい行為。

それにバーチャルウォーターのこともあります。
他国の水を、間接的に大量に消費している日本。まず自国の水を大切に使うことが急務ですよね。
※バーチャルウォーターの以前の記事はコチラ

水を大事に使うことを前提に、流す時はなるべく自然に負荷をかけないように、川へ返す(還す)ようにしたいものですね
水に限らずですが・・・

長文、お読みくださりありがとうございました

※後日その②もアップしています。


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12 コメント

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嬉しい比較 (SUEZZO!)
2009-01-28 21:59:48
こういう比較をしてくれるところってなかなか
ないですよね。わかりやすくて助かります。
合成洗剤という名称の謎が解けました。
ずっと腑に落ちないまま自分の中でくすぶっては
いたんですよ…やっぱりきちんと調べることって
大切ですね、反省。
返信する
Unknown (まさ)
2009-01-28 22:06:08
こんばんは^^
 とても役立ちましたねー!!
 カエルのは使ったことがあります
 長く使うためには 手にも優しくないとね^-^
 HCやスーパーでは まずお目にかかれない
 ものが多いのも困りますね
 私もハンズに行くと 洗剤、石鹸コーナーに
 まったりいます 笑
 ここで紹介されたもの 次試してみよう^^
 
返信する
すごい! (xonxontsetseg)
2009-01-29 00:01:58
以前、合成洗剤と石けん、どちらが優しいのかについていろいろ書いてあるHPを読んだことがあるのですが、なるほどと思うところも多かったですが、なんとなく腑に落ちない部分もあったんです。
winさんの記事を読むと、すーっとわかりやすく落ちてくる部分とか、多くの種類を紹介しているところとか、とっても参考に・勉強になりました!
返信する
SUEZZO!さんへ (win)
2009-01-29 00:06:31
そうなのよー☆
私もね、環境配慮型洗剤の裏に書いてある「合成洗剤」の
4文字がずっとひっかかってて。。。
そして表示だけでは石油系なのか、植物由来なのか
わからないし・・
しかし調べてると、なが~~いカタカナが多くって
しかもラウリル酸Naとかって、他に呼び名があったりして
段々わけわかめ~になっていったわ(汗
でも書いてる本人も勉強になりましたよ~^^;
返信する
まささんへ (win)
2009-01-29 00:12:34
お役にたててよかったわ~^^
でもそうなの、気軽に買えないのが難点☆
需要が高まればスーパーにも置いてくれるから
やっぱり消費者の「買い物のチカラ」なのかも。。

毎日使うものだし、いちいちビニ手もしてられないから
手肌に優しいのは第一条件よね!
アイボリーはアトピーの人にも優しいんだって。
返信する
xonxontsetsegさんへ (win)
2009-01-29 00:20:53
私も以前、4回にわけて「石けんライフについて」みたいな
記事書いた時、たくさんのサイトを見ましたが合成洗剤を一方から
批判する内容が多くて、それなら何故みんな使ってるんだ?とか
本当にそうなら何故、もっと大問題が起きないんだ?起きても
企業のチカラで封印されてるのかしら?・・とか
いろいろ思いました。
今回、合成界面活性剤について調べてみて、私も勉強になりましたよー

でもラウリル酸Naは石油のカスで作ってるらしく、
本当に肌荒れで悩む人はこれが入ってないシャンプーや
歯磨き粉、洗剤を使った方がいいようです★
返信する
Unknown (yasmin)
2009-01-29 10:15:39
winさん、こんにちは。
この比較、すごーくわかりやすかったです!

一つ一つの成分まで調べることって
大切だけれど、ちょっと面倒ですよね。
それをやってくださるなんて!!
ありがとうございます

でも環境にやさしいものだからって
使いすぎはいけませんからね。
節水とともにこれからも気をつけていきたいです。
返信する
winさん (★suika★)
2009-01-29 21:09:22
winさん

>EM食器洗い液体石?
聞いたことあるけど
やっぱり自然の理に合う感じがして
とてもいいと思ってます。

>使いこなせるか不安ですが・・・
って書いてありましたが、使用感はどうですか?
継続できそうな感じでしょうか?

石けんよりこちらによりにシフトしていきたいけど
私も使用感とか継続できるかとか心配です。

シンクの石けん濁りは1ヶ月に一度くらいの感じで
重曹でごしごしすると落ちるので気にしてません。
返信する
yasminさんへ (win)
2009-01-29 21:56:21
ありがとうございます!
調べた甲斐がありましたよー^0^
結局、どれがいいかのは使う人の判断ですが^^;
まだまだ洗剤ジプシーしますので、第二段もご期待?下さい。
合間合間でとろとろ石けんも使うので、
なかなか進まないんですけどねー☆

あ・エコ貯金の記事見てくださってありがとうございます!
まだ行動に移してないからエラそーなこと言えないんですが、
口座変えようかな・・と思っている人がいたら考えて
もらいたいなーと思って書いちゃいました^^
返信する
★suika★さんへ (win)
2009-01-29 22:10:35
EM洗剤は、成分は純石けんなのでシンクは白っぽくなります。
それが気にならなければ、EM洗剤が排水環境にはいいと思います。
有用微生物が入ってるんだものね^^
なんとか使いこなしたけど、
使うたびに白っぽく曇るので、私は毎回重曹で磨き、
クエン酸水で仕上げていました。
あんなに曇るのはウチのシンクだけかな?^^;
まぁ、シンクは使えば毎回磨くので、石けんでも
これらの洗剤でも同じことなんですけどね☆

★suika★さんもきっとパーム油・熱帯雨林の問題を
無視できないよね。
私も、記事内に書いたように台所用はこういう合成洗剤に変えつつ
何でも石けんという考えはもう無いです。
石けんも使い過ぎれば川は富栄養化しますからねー☆
難しいね。。。
返信する
Unknown (洗濯王子)
2014-12-16 15:56:40
ふと思ったのですが、泡立ち=洗浄力ではありません、、、。

例えば食洗器用の洗剤を思い浮かべて下さい。

ギタギタの油汚れも泡立たなくて落ちます。

つまり泡で汚れを落としてません。
界面活性剤で分離して落とします。

みんなPGやライオンの宣伝を鵜呑みにしてるので
騙されています。。。http://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_do.gif
返信する
洗濯王子さま (win)
2014-12-16 18:09:18
コメントありがとうございます。
私も、泡立ち=洗浄力ではないと思います。

ここにアップしてある洗剤は、大手メーカーの洗剤に比べると泡立たないので、
最初は使いづらいかもしれませんが、慣れるとそれが理解できます。
歯磨き粉も、洗濯用洗剤も、同じですよねー
石鹸歯磨き粉やジェルタイプの歯磨き粉は全然泡立ちません^^;
でも磨いたあとはツルツル^0^

確かに宣伝を鵜呑みにしては、本当に自分に合ったものには出会えませんよね!
返信する

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