OL主婦の小さな幸せ。

日々の出来事や小さな幸せ、お出かけ、身近なエコ、環境問題、フェアトレード、鳥のこと、アロマなどを綴っています。

福島・宮城の旅~震災の爪痕と仮設商店街~

2013年11月13日 | 旅行・小旅行

福島・宮城の旅、もう少し続きます

気仙沼駅をあとにして、昼食をとるため復興屋台村・気仙沼横丁へ向かいました。
せめて無力な私達にも出来ることは、被災地で直接お金を使うことだと思ったから。

2011年3月11日の東日本大震災では
気仙沼全体で7割、その中の南町はほぼ100%の飲食店が津波で流されたといいます。

駐車場に車を停めて周りを少し歩いてみると、
建物の基礎だけが残る市街地がそこにありました。






津波の傷痕を残したままの街に、立ちすくんでしまいます。


そんな中、一角にこのような場所がありました。


「グラウンドゼロ 風の広場」
震災の記憶・鎮魂の為の慰霊として、どなたか個人の方が作った、震災のモニュメントだそう。

このあたりは地盤沈下もひどく、大潮の際には海水があがってくるそうです><



そして、復興屋台村 気仙沼横丁※追記:2017年3月閉鎖
2011年4月より“復興屋台村 気仙沼横丁”運営事務局を中心に、
“胃袋から気仙沼を元気にする”ためのプロジェクトとして、気仙沼で一番早くオープンした
仮設商店街です。
プレハブで建てられた居酒屋やうどん店・お土産屋に中華料理店・海産物の定食が食べられる飲食店など充実していました。
復興作業に従事する人々の食事場所として、また名物のマグロ料理など地元ならではのメニューが食べられる観光地として、全国に発信しているそうです。








雨の平日のせいか、お客さんはまばらでしたが東京から来たという男子学生6人組や、
若いカップル、老夫婦など観光客らしき人々が訪れていました。


迷いに迷って、こちらで昼食。


夫は気仙沼のソウルフード「気仙沼ホルモン」
長年、漁師さんたちが親しんできた味だそう。


私は、定番ですがフカヒレラーメン。



美味しくいただいた後は、夫と「ほかにも仮設商店街がたくさんあるようだから行ってみよう」
という話しになり、気仙沼横丁から歩いて行ける場所にある「南町紫市場」へも行ってみました。
こちらのすぐ近くは、

解体中の建物や、、、


そのままになっているビル、、、


今まさに建て直しているビルなど、様々でした。



気仙沼復興商店街 南町紫市場です。







こちらはスナックや喫茶店、法律事務所、80年以上続く老舗もあり、地元で営業してきた
飲食店や鮮魚店、洋品店などかなりの店舗・事務所が並びます。


こちらの菓子店で職場へのお土産を買ったり、


こちらのコロッケ店でもお土産や自宅用のマグカップ・食材を購入、夫が揚げたこ焼きを買って
食べていました^-^;


次は、さかなの駅へ。



こちらでもお土産・食材を購入。
復興商店街でお土産も自宅用も、ほぼ揃いました!


復幸マルシェにも立ち寄ってみました。

こちらも飲食店やお土産・食材はもちろん、お茶・酒・米・クリーニング・タイヤ・トレカなどの
お店やスナックもあり、実に充実していました。
津波でお店を失った商店主が集まったそうです。
「みんなが集まる場所」とあるように、OLさんらしき人がお弁当を買いに来たり、地元の奥さんが
買い物に来たり、子供が遊びに来たり、観光客も立ち寄り、コミュニティ作りの場となっているようです。

お店だけでなく不動産や電気工事を請け負う事務所、レンタルショップなど、被災した方々の助けになる仮設店舗があり、目を惹きました。




市街地はこのような手付かずの地域はあっても、地域のコミュニティは既に取り戻している印象を受けました。
そこまでが大変だったとは思いますが。

復興屋台村や気仙沼市のHPによると気仙沼市は元々、スローフード宣言をしていた町でした。
漁港があるため海産物が有名ですが米どころでもあり、山もある。
海・山・川・里の豊かな自然環境で育まれた新鮮な食材は、地域の郷土料理や固有の食文化を生み出したのだそうです。

風化させてはいけない・忘れて欲しくない、いやもう忘れたい・・地元の方々の思いは
それぞれだと思います。
ですが望む復興の形は様々でも、どのような復興の形でも、
食の町としての文化・伝統は受け継がれていく希望が、仮設商店街に見えました。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Mielさま (win)
2015-05-23 22:02:03
公共交通機関だと、時間とか調べるの大変ですが、
旅の楽しさは車よりあると思います!

ご報告お待ちしてますね♪
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ありがとうございます (Miel)
2015-05-21 15:32:57
ありがとうございます。限られた時間で南三陸と気仙沼を合わせて回るルートを考えています。「車だといろいろ寄れてよいですが、公共機関のほうが地元貢献度が高い」というのは迷うポイントですね。で検討してみます。車の運転がさほど得意ではないこともあり、今のところ電車に傾いていますが、またご報告に来ますね^^
返信する
Mielさま (win)
2015-05-18 06:49:04
はじめまして!
見ていただきたい、読んでいただきたい記事にコメント下さりありがとうございます!
嬉しく思います。

画像データで確認したところ、
仙台のホテルの朝食画像が8:00、気仙沼復興屋台での画像が13:00~13:30頃でしたので、
ホテルを出たのが9:00過ぎとして、4時間くらいだったかと思います。
でも、気仙沼線の駅やBRの駅など、かなりの駅に立ち寄っているので時間かけています。

公共交通機関利用の方が、地元貢献度は高いと思いますが、
ルート的に車の方がいろいろ寄れていいかなと思います。
良い旅を!!
返信する
気仙沼 (Miel)
2015-05-17 07:27:16
はじめまして^^(かなり川崎寄り^^)在住のMielといいます。5月末に仙台(仙台駅周辺)に田舎にお墓参りに帰った後、夫と初めて気仙沼を訪れる予定です。電車(+BRバス)にするか、仙台駅からレンタカーでこちらのようにコースをたどるかを迷っています。そこでご質問ですが、ざっくり仙台~気仙沼で、同じようなルート、コース(写真を取ったり時々車を降りたりランチをしたり)を考えていますがざっくり車で片道何時間ほどかかったでしょうか? 難易度、時間等によって考えています。
宿泊場所はこだわっていませんので気仙沼一泊が便利かな?という程度です。翌日曜日中に横浜に戻れば良いと思っています。
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