以前に、札幌市手稲区にある星柄の水色の郵便ポストを紹介しましたが
なんと、同じく札幌市内にピンクのハート柄の郵便ポストがある事が判明しました。
そのポストとは・・・こちら
札幌あいの里郵便局の前にある郵便ポストです。局舎もピンク色・・・。
(札幌市北区あいの里一条4丁目22-15)
地名の「あいの里」 の由来ですが・・・
明治15(1882)年に徳島県出身の滝本五郎が篠路村の一部であったこの地域に入植して翌年に大規模農業団体、篠路興産社を設立して大豆、小豆、大根、ソバ、トウモロコシの他に
藍の栽培を始めました。当時徳島県は藍の一大産地であり、その商品価値に着目していた為です。葉を出荷するだけで、1町歩(1ヘクタール)当たりの収入が70円以上にもなったそうです。
しかし、明治32(1899)年に滝本が亡くなると、輸入される化学染料の進出に押され藍栽培は衰退しました。その後、一帯は稲作が行われました。
昭和50(1975)年に大型住宅団地の計画が決定し、住宅・都市整備公団(現:都市再生機構)・北海道住宅供給公社などが主体の「札幌ニュータウンあいの里」として開発されました。
明治期に付近一帯で藍の栽培が盛んだった為、ニュータウンの愛称としてあいの里と名付けられ、後にそれが正式な町名となり現在に至ります。
あいの里・・・「藍の里」を「愛の里」とかけてピンクのハート柄のポストが設置されているわけですね。
札幌あいの里郵便局の窓口に配備されている風景印(風景入通信日付印)にもハートが描かれています。
こちらの郵便局の郵便窓口で52円以上の切手に 「記念押印(もしくは風景印)でお願いします」 と言うと押してくれます。
ピンク色のポストに投函すると、普通の機械印になりますのでご注意を。
※ 風景印は全国の1万1千局に配備されています。風景印が無い郵便局もあります。