札幌市中央区にある神社です。
伏見稲荷神社
(札幌市中央区伏見2丁目2~17)
明治17年4月に、札幌神社の禰宜(ねぎ)であった、初代神主の野村茂氏が京都の伏見稲荷神社の
御分霊を奉戴し札幌区南5条東1丁目に奉斎しました。明治33年に琴似村十二軒(現在の中央区宮の森)
に遷座し、さらに明治40年に現在地に遷宮されました。
以来、この辺りはこの神社にちなみ、伏見と呼称されるようになりました。
御祭神は 倉稲魂命・大山祇命・大國主命・事代主命・天鈿女命 です。
例祭は 9月9日です。
鳥居の数は25
石段が続きます。
石段を登りきる手前に小さな石碑が
御遷座記念
裏には明治四十年二月と刻まれています。
石段を登りきると社殿と社務所があります
社殿の前には 願石
元々は、社務所のある場所に半分ぐらい顔を出して埋まっていたそうですが、ある人がこの石は
生き石だから大事にしなさいと言われたそうで、掘り出してしばらくは社殿の横に野ざらしで置かれ
ていたそうです。氏子さんがこの石に願掛けをしたところ成就したとの事で、いつしか願石と呼ばれ
社殿の前に屋根もかけられました。パワースポットとして人気があるそうです。
社殿
社殿の右側には
左から 明治天皇歌碑 荒魂社 大山祇神
明治天皇歌碑 (大正5年建立)
刻まれている文字は雨風で見えなくなっています。
資料によると 我国は神のすゑなり神まつる むかしのてぶり忘るなよ夢 と言う歌だそうです。
荒魂社
大山祇神
社務所の前には
藻岩白龍大神 (昭和29年5月建立)
昔はこの場所に湧水が出ていたそうです。龍神様です。
駐車場の脇に碑がたくさんあります
左から
上田一徳翁之碑 (明治43年5月建立・のちに境内に移設)
円山村の発展に尽力した人物です。
阿由葉宗三郎翁之像 (昭和9年9月建立 銅像部は金属供出され 昭和59年3月像が復活)
札幌の火災予防運動に尽力した人物です。
火防碑
火災予防組合連合会の活躍を称える碑
火産霊神 (ほむすび)
火の神様です
石狩調役 荒井金助之碑 (昭和元年12月建立)
箱館奉行所の石狩調役だった荒井金助、江戸時代末期に石狩や札幌の開拓に貢献した人物です。
御朱印
神主さんに御朱印を戴いた時に、境内の碑についてお聞きしたところ、とても丁寧に教えていただきました。
ありがとうございます。
地域の地名にもなった歴史ある神社です。
神社って地域の歴史も学べるとてもいい場所です。
撮影 4月30日 6月23日
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます