「あほリズム」
(263)
私は、田中真紀子文科大臣のムチャを支持する。何故なら、
構造を転換するということは、これまでの制度を破壊することだ
から。だって、民主党も自民党も何れの政党も構造改革は口先
だけで、イザとなると腰が引けて哲学を語るばかりで何一つ変
えられないじゃないか。改革とは、既得権益をもたらす既成制度
を破壊すことの他に一体何があると言うのか。
(264)
改革とは、それまで営々と築き上げてきた制度を、
良い悪いは別にして、一瞬のうちに破壊することである。
つまり、小異を捨てて大義を択ることである。それまで
正しいと教えられていたことが一夜にして黒く塗り消され
た敗戦の時のように、一瞬のうちに退治しなければ既得
権益を手放したくない守旧派がゾンビのように蘇えってく
るからだ。
(265)
たとえば、皇国史観に洗脳された皇民に、その洗脳を解いて
国民こそが主権である民主主義を教えるには他にどんなやり方
があっただろうか。同じように、国家利権に群がる政官財の癒着
を断つには、その本性を現した瞬間でしか成敗できないのだ。田
中文科大臣がその可否を求められるなら、その裁量を行使するこ
とに何の問題があるのだろうか?そもそも、不認可にすれば「絶対
裁判に負ける」(これは、東京地検特捜部OBだった若狭勝氏の意
見であるが、)そんな裁量権っておかしいではないか。許可するしか
ないんだったら大臣の許可なんて要らないじゃん!