「あほリズム」 (263)

2012-11-09 13:39:06 | アフォリズム(箴言)ではありません




                 「あほリズム」



                  (263)


 私は、田中真紀子文科大臣のムチャを支持する。何故なら、

構造を転換するということは、これまでの制度を破壊することだ

から。だって、民主党も自民党も何れの政党も構造改革は口先

だけで、イザとなると腰が引けて哲学を語るばかりで何一つ変

えられないじゃないか。改革とは、既得権益をもたらす既成制度

破壊すことの他に一体何があると言うのか。



                  (264)



 改革とは、それまで営々と築き上げてきた制度を、

良い悪いは別にして、一瞬のうちに破壊することである。

 つまり、小異を捨てて大義を択ることである。それまで

正しいと教えられていたことが一夜にして黒く塗り消され

た敗戦の時のように、一瞬のうちに退治しなければ既得

権益を手放したくない守旧派がゾンビのように蘇えってく

るからだ。



                   (265)

 
 たとえば、皇国史観に洗脳された皇民に、その洗脳を解いて

国民こそが主権である民主主義を教えるには他にどんなやり方

があっただろうか。同じように、国家利権に群がる政官財の癒着

を断つには、その本性を現した瞬間でしか成敗できないのだ。田

中文科大臣がその可否を求められるなら、その裁量を行使するこ

とに何の問題があるのだろうか?そもそも、不認可にすれば「絶対

裁判に負ける」(これは、東京地検特捜部OBだった若狭勝氏の意

見であるが、)そんな裁量権っておかしいではないか。許可するしか

ないんだったら大臣の許可なんて要らないじゃん!