「あほリズム」
(268)
結局、民主党政権は公約にもしていなかった消費税を
上げることしかできなった。これは明らかに政治敗北であり、
その反省なしに民主党の復活はあり得ないだろう。
(269)
彼らは、政権交代に浮足立ち、守旧派に足をすくわれ、
新しい社会のビジョンを見失ってしまったのだ。
(270)
かつて、民主党が政権に就いた時に、前原前国交大臣が
民主党政策の中心である事業仕分けの最中にも関わらず、
会見で「事業の継続性は維持する」と語った時に、民主党政
権のなしくずし的な今日の低迷を予感することが出来た。
(271)
改革とは継続を断つことであり、がん細胞だけでなく、
それらを蘇生させる器官さえも切除しなければならないのだ。
(272)
彼らは、或いは我々は、改革(手術)に怖気づいたのだ。
(273)
最早、どこの政党も期待できないと諦めていたが、ところが、
高度成長期の夢を忘れられずブレずに成長戦略を訴える政党
があった、自民党だ。自民党こそが病んだこの国を「破綻」させ、
新たな時代を生む契機をいち早くもたらせてくれるのではないだ
ろうか?それまでは我慢するので、自民党には思い切って金を
ばら撒いてもらいたい。彼らが言うように、この国を「再生」させる
にはそうする他ないのかもしれない。
(274)
いっそのこと、中国とも遺恨を晴らす一戦を交えて、
また焼け野原から始めた方がいいのではないか。