「あほリズム」
(280)
マクロ経済を説く者たちが、昨日今日の経済指数の動向に
一喜一憂するのはおかしくはないか?
(281)
例えば、地球温暖化を巨視的視点から説く気象学の専門
家たちは、昨日今日どころか今年の気温変化にも決して一
喜一憂しない。わが国のマクロ経済学者たちの如何わしさは、
マクロを説きながらミクロの成果を追い求めるところにある。
(282)
手段 (お金) を増やしたからといって、目的 (景気)が叶うと
は限らない。
(283)
今や人々が欲するもの(目的 )は、お金(手段)そのものだから。
(284)
つまり、大方の消費者はお金を失ってまで欲しいモノを買いたい
とは思っていない。