「憶測」③
以下は 
の記事です。
の記事です。 鳥インフル「パンデミック可能性否定できず」
中国で感染者が相次いでいるＨ７Ｎ９型の鳥インフルエンザウイ
ルスについて、国立感染症研究所は「ヒトへの適応性を高めており、
パンデミック＝世界的な大流行を起こす可能性は否定できない」と
する初めての評価結果をまとめました。
国立感染症研究所はＨ７Ｎ９型の鳥インフルエンザウイルスについ
て、感染した人たちの経過やウイルスの特徴など、これまでに集め
た情報を分析し、国内での対策の基礎資料となる評価結果をまとめ
ました。それによりますと、現時点で、ヒトからヒトへの感染は確
認されていないものの、ヒトへの適応性を高めていることは明らか
で、新型インフルエンザとしてパンデミック＝世界的な大流行を起
こす可能性は否定できないとしています。
その根拠として、ウイルスはヒトののどや鼻に感染しやすく変化し
ている可能性があるうえ、症状が現れない鶏や野鳥、それにブタに
広がってヒトの感染源になっている疑いがあることなどを挙げてい
ます。また、抗ウイルス薬の効果が期待できることから、早期の治
療によって重症例を減らせる可能性があるとしたうえで、国内での
対策としては、当面、中国から帰国して、発熱などの症状がある人
に積極的に検査を行う必要があるとしています。
国立感染症研究所は今後も１週間から２週間おきにＨ７Ｎ９型の鳥
インフルエンザウイルスのリスクについて評価を行い、公表してい
くことにしています。 （ ＮＨＫ＞ＮＥＷＳweb 4月20日 4時54分)
＊ ＊ ＊
中国国内で人への感染が流行しているＨ７Ｎ９型鳥インフルエン
ザは日毎に感染者が増加している。上の記事にあるように、最早こ
れはパンデミックが避けられない深刻な状況のようです。私は、４
月３日の投稿で「パンデミックを怖れる」と載せてから、その時の
当局の発表では、２月１９日から３月１５日までの間で２人死亡、
１人重体だったが、わずか２週間余りで国内の感染者は９７人に増
え、死者も１８人になりました。それにしても気になるのは、これ
はその時にも記しましたが、「中国での汚染チキン問題は、2012年
12月に上海と北部の陜西省の当局が、ＫＦＣ(ケンタッキー・フライ
ド・チキン)のチキンから高レベルの抗生物質が検出されたとして調
査を進めていたことが判明し注目を浴びた。」とあるように、すで
に去年から養鶏の現場では何らかの異状が確認されていたのか、抗
生物質を大量投与されていたことが窺がえます。更に驚くのは「上
海当局は2012年12月、ヤム・ブランズ(ＫＦＣの親会社)がこの汚染
問題について2010年と11年に実施された第３者機関による検査で既
に把握していたにもかかわらず、当局に報告を怠っていたと述べて
いる」。もしもそれがウィルス感染が疑われてその被害を食い止め
るために大量の抗生物質で対応していたとすれば、何と！３年も前
から適切な対策が放置されていたことになる。そこで思い出される
のは、今年の３月には鳥から人への感染を媒介する豚の大量の死骸
が上海市を流れる黄浦江上流に放棄されていたことです。これは飽
くまでも私の憶測ですが、つまり、中国国内ではすでに鳥から豚、
豚から人へという家禽動物を経由しての人への感染が見られたので
はないだろうか？そうした感染蔓延の中からＨ７Ｎ９型ウィルスは
強毒性を獲得した。そもそも今に始まったことならその感染経路の
特定が、たとえ野鳥が介在したとしても、最初に何処で誰が感染し
たのかくらいのことは把握できそうなものなのにそれさえも不明の
ままである。それにしても、ＫＦＣはなぜ抗生物質による汚染問題
を隠蔽しようとした(当局に報告を怠っていた)のか詳しい経緯を説
明すべきではないだろうか。しかもＫＦＣは、保健当局が３月３１
日に初めて感染者の発表をする直前の「２５日に、鶏農家1000件以
上との契約を打ち切ったことを声明で明らかにした。」この声明は
感染の事実を把握していて関与を疑われることを怖れて慌てて発表
したと思われても仕方ないではないか。何れにしろ、これまでの経緯
から中国当局が渋々発表する鳥インフルエンザの情報ほど如何わし
いものはないので、決して鵜呑みしてはならない。
※ ＫＦＣについての「 」の記事は「ＡＦＰ－ＢＢ－ＮＥＷＳ」からの
引用です。
みなさん、どうかご安全に。
（おわり）