「あほリズム」 (374)

2017-11-28 05:45:31 | アフォリズム(箴言)ではありません

           「あほリズム」

             (374)

 猫を見て思った。彼らにいくらことばを教えても決して

「吾輩は猫である」などと語ることはない。ねこの限界は

「猫である」ことである。だとすれば人間の限界も「人間

である」ことである。

 存在者の限界は存在者としてしか存在しえないことにある。

つまり、

「肉は悲し、なべての書は読まれたり」 マラルメ