「人はみんないつか死ぬ」の続き
そもそも近代社会はひたすら「快適で安楽な生」を追い求めてきたの
だから、臨終に際しても「安楽な死」を認めるべきではないか。「安楽死」
とは「快適で安楽な生」の終末であるが、ところが、人生の終末を苦痛と絶
望のうちに迎えることになれば、それまでの自立した尊厳も失われてしま
う。既にスイスでは、厳格な基準の下での安楽死を合法化していて、年間1
00人もの人の安楽死が行なわれているという。その方法は、
『スイスの自殺幇助は、患者が致死薬入りの点滴のストッパーを自ら解除す
る方法が一般的だ。点滴を左手首に刺したサンドラさん(安楽死希望者)は、医
師による最終診断を受けた。「このストッパーを外すと何が起こるかわかり
ますか」と尋ねられると、彼女は「Yes I will die(はい、私は死ぬのです)」
と躊躇することなく答えた。』 [https://www.news-postseven.com/archives/20180930_770149.html?DETAIL]