YouTubeを観ている時、勝手におすすめ動画をリストアップされるのも困りものなのだが、
こないだ、おすすめ動画でご紹介をあずかったのは、1991年4月に加川良が金屋町の選果場でやったライヴ音源だった。
ここで無視してしまうと次にいつ現れるのかがわからないので、ちょっとだけと思って時間を気にしながら聴いてみた。
主催者側の牧宥恵という人の開演前の挨拶も収録されていて、この人は以前にWBS和歌山放送で馴染みのある名前で、いつもまともな筋道でまともな話をしていた。
昨今八面六臂の大活躍のトンデモ国際政治学者や、ヨシモトだとかあるいはタイタンだとかから派遣された官邸擁護一筋のゲーニン達とは全く正反対の存在と感じている。
動画の説明欄にライヴ会場の住所の記載があったので、 ライヴ本編を視聴する前に、会場(選果場らしい)をグーグルマップで探してみたが、見つからなかった。
1991年といえば既に20年以上前なので、その間に廃止あるいは移転したかも知れない。
ライヴ会場探しは止めたがグーグルマップの画面はそのままにして、さっきのYouTubeの加川良ライヴ音源に戻ってちょっとだけ試し聞きした後、これは後でゆっくり鑑賞するべしと一旦『後で見る』に保存して画面を閉じた。
すると、直前に開いていたグーグルマップの画面が現れたわけだが、ここで不思議な現象が待っていた。
どうしたものか、画面が、さっきまで表示していた金屋町の山の中の地図から勝手に西側つまり海の方に移動していて(そのつもりは無いのだがうっかりカーソルを動かしてしまったのだろうか?)、その海辺の地図に『回天基地』という表示が出ているのに気づいてびっくりしたのだ。
(クリックして拡大する画像サイズが小さくてわかりにくいかもしれないが、赤丸で囲んだ地点)
そこは白崎海洋公園の中で、回天といえばあの回天だろうか、、、、、、?
まさか県内に回天の足跡があったなどとは思いもよらず、、、、、
3年前に徳山港近くを散策した時に回天記念館の案内を目にした事があって、あの時も予定外だったので足を延ばす時間がなかったのを思い出した。
グーグルマップから調査を広げていけば、ネット上ですぐにもっと正確な情報を手にできるのはわかっていたが、それよりも実際に現地に行って確かめたくてしかたがない気持ちが沸き起こってきた。
という事で、翌日、白崎海洋公園まで出かけることにした。
これまでにも何度か来たことのある海洋公園の中に入ってみたが、それらしい痕跡が見当たらない、、、、、
どうしてもわからなければ、グーグルマップに頼るしかない、
と思いながら一旦外に出てみると、入口手前左側(この写真の画面の左外)に、何かありそうで、
近寄ってみると、
目立つ事なく『人間魚雷回天基地跡』の案内が建っていた。
そこには、
太平洋戦争の終わり頃、ここ白崎に人間魚雷「回天」の出撃基地(22突撃隊、由良白崎基地)が設営されました。
紀伊水道へ侵攻してくる連合国の艦船を攻撃するため、爆薬を充填した一人乗り潜水艇を操縦する特攻隊員(第16回天隊)が配属されていましたが、回天の配備が遅れ出撃することなく終戦となりました。
と記されていた。
現在、この由良町に造船工場がある事と何やら関連しているのかもしれない。