lizardbrain

だらだらぼちぼち

ハーモニカ注意報な夜をまって(1)

2007年05月29日 22時47分10秒 | 音楽

井上陽水 コンサート2007        5月27日 紀南文化会館


くどいようだが、ワタクシが中学生の頃には、フォークソングと呼ばれるジャンルの音楽が全盛だった。
このジャンルの音楽の歌詞の中に『人生』などという言葉が現れる歌は、メッセージソングと相場が決まっていたのだが、ほぼ同じ時代にこの人が作った、『人生』という言葉を使った唄には、反戦、反体制とかいった、いわゆるメッセージソングとは全く違った視点から展開されていた。

顔の皺が増えていくばかりの、年老いた父、、、、
欠けた湯飲み茶碗でお茶を飲む、父の姿、、、、、
子供と家族のために、年老いた母、、、、、
細い手で漬物石を持ち上げている母、、、、、
その父と母がお茶を飲みながら、
楽しそうに昔話をしている、、、、、、

井上陽水(以後、世間の慣例に従い、単に「陽水」と呼ぶ事にする)がアコギで弾き語る、『人生が二度あれば』を、ナマで聴く事ができたシワワセに比べると、¥8,400のチケット代金など安いものだ。
いや、正直言って、イナカモノにしてみると、ちょっと高いとも思ったのだが
主催者も、口うるさい客筋(おそらくその大半は、オバサンであろう)からその辺の声が出る事を事前に察知していたようで、コンサート告知のチラシに、
わざわざ、
全席指定 ¥8,400 (全国統一料金)
と言い訳しながらプロモ活動をしていたあたりに、イナカモノなりの良心を感じてしまった。

かつて、ワタクシは、洋邦を問わず、超ポップス系というか売れ線の大物アーティストのライヴを敬遠する傾向があった。
だが、ほとんど無理やりに飛行機に乗せられて参戦した、去年のストーンズライヴにブッ飛ばされ、年末の拓郎ライヴでこぶしを振り上げ絶唱し、さらにスティービー・ワンダーに乗せられてニーステップを踏んでいるうちに、いつしかそんなこだわりも消えていった。

そして、ついに、この夜の陽水にたどり着いたのだ。
いやいや、陽水のほうから、こんなイナカ町にやってきたのだ。
当地へは、初上陸である。
当然、立ち見席も出る大盛況となった。

一体どんなライヴになるのやら?
こんだけ世の中にブログが氾濫しているので、ちょいと検索してみれば、最近の陽水ライヴの様子を知る事も出来るはずだったが、小細工、下調べは一切無し。
熱心に陽水のアルバムを買い集めてきたわけではないが、陽水のレパートリーならば、今のワタクシにも何とかこなせると思ったので、初めての陽水ライヴには、真っ白な状態で臨んだ。

予定の開演時刻をちょっと過ぎ、暗転したステージの下手から(今も昔も)デカい図体の男のシルエットがステージセンターに向かって歩いてきた時には、思わず息を呑んだ
生まれて初めてナマで見た陽水は、やたらとデカかった。
ただ、ヘアースタイルは、『氷の世界』のジャケットでおなじみの、スキマスイッチの鍵盤担当者も真っ青の、アフロ風爆発ヘアーではなく、ちょっととんがり気味のオールバックだったが。
時々、特番的音楽番組に登場した時にたびたび目にしていたため、最近の風貌についてはある程度見慣れていたものの、図体のデカさにはちと驚いた。


ここでいきなり話が飛ぶのだが、これは、当夜のセットリストである。
これまでにも、ライヴ終了後に会場のロビーあたりにセットリストが貼り出されたライヴは何度か経験しているが、これまでにワタクシが目にした事があるセットリストは全て、大きめの紙に手書きあるいはプリンター印刷された物だった。


例えば、こんな風に

(綾戸智絵のセットリスト)


だが、さすがは、陽水である
陽水のセットリストは、紙切れではなく、アクリル製か、あるいはマグネット式のでっかいボードが用意されていた。
曲名は、名札のような物をあらかじめ用意していて、自由にはめ込む事ができるようになっている。
しかも、曲名の右端には、その曲が収録されているアルバム名とジャケット写真までが表記されている。
今回の一連のツアーで、使いまわしているのであろうし、曲名をはめ込み式にしているところを見ると、会場によって演奏曲目、演奏順序をフレキシブルに変更しているらしい事がうかがえる。


ライヴに話を戻すと。

ギタリスト1人のバックアップを受けながら、アコギの弾き語り、しかも懐かしき『東へ西へ』で始まったステージだったが、3曲目の『なぜか上海』(この曲は、バンド編成でのオープニング曲だとばかり思い込んでいたので、これをアコギ2本で演るとは思いもしなかった。)の後のMCで、初対面のご挨拶などをこなしながら、独特のテンポとシュールな展開術と、見ているこちらが心配になるようなしぐさで、ボソボソながらもはっきりとした話し方でトークを進めて行く。
なんだか、次に演奏する曲を忘れたかのような口調で、
「次は、何をやりましょうかねぇ、、」
と、陽水が話し出した時に、すかさず後ろの客席から、
「傘がない」
と声が飛んで、
「本当に、そんな曲でよろしいんでしょうか?」
とか言いながら、まんざらでもなさそうに『傘がない』を唄いだした。

良い機会なので、このシーンから、陽水ライヴのステージ進行の裏側を推理してみる。

推理その1
次に演奏する曲をマジで忘れてしまったので、おしゃべりでもしながらそれを思い出そうとしていたらば、客席からリクエストがあったので、これ幸いと予定を変更して、それに答える事にした。
推理その2
陽水の戦略として、本当は、演奏する曲を考えるふりをしながら他の話題でトークするつもりだったのだが、客席からリクエストがあったので、それに答える事にした。
推理その3
いやいや、とんでもない。
実は、最初からここで『傘がない』を唄う予定だったのだが、最近、活発なライヴ活動をしている経験からして、こんな風にして、次に唄う曲を考えるふりをすると、たいていの所でこの曲がリクエストされる可能性が大きい事を事前に察知しての演出だった。

先ほど画像を貼り付けた、曲名の部分を自由にはめ込んでいく事が出来る構造のセットリストを見ると、推理その1が正解である可能性が高いようにも思えるのだが、果たしてどれが正解なのかはわからない。
観客は、陽水の手のひらの上で踊るしかない。
ただ、この時ここでリクエストされたのが『傘がない』だったからそのまま唄ったが、もしも『夢の中へ』をリクエストされていたならば、このアコースティックセットの場面で、それを唄っただろうか?
という疑惑が生じる。
もしも、次の機会があれば、是非とも試してみたいという欲求に駆られてきた。
それとも、どなたかチャレンジしていただきたい。
ワタクシのお願いを真に受けてチャレンジした方がいたならば、その結果を是非ともご報告していただきたい。
ご覧のあて先まで、よろしく。

「今夜は、古い曲ばっかりで新しい曲はありません。」
とか言って笑わせながら、
「傘がないも古い曲ですが、次の曲はもっと古い曲です。」
と、自分の父親のことを話し出した。
陽水の父親が歯医者だった事だとか、陽水自身は歯医者を継ぐべく歯学部受験に挑戦したが浪人し、結局、シンガーの道を進んだ事くらいは、ワタクシ達の世代にとっては当然知っている常識である。
4曲目に、自分の両親の事を唄った、冒頭に挙げた『人生が二度あれば』。
あの当時、こういう愛情を持って両親の事を唄うシンガーも居たのだ。

8曲目の『海へ来なさい』は、自分の子供が生まれた時に、子供のために作った曲らしい。
ワタクシは、この曲が収録されている『スニーカ・ダンサー』というアルバム名には覚えがあるが、この曲に関する記憶が残っていない。
このあたりから、伴奏にキーボードが登場して、陽水も含めたギター2本とキーボードという編成に増殖していく。

確か、この『海へ来なさい』の時だったか、次の『飾りじゃないのよ涙は』の時だったか?
どうリアクションを取れば良いのか、困ってしまう事件が起きた。
キーボードが入って、ようやくビート感が出てきたためか、後ろのほうの客席で手拍子を始めた観客がいた。
この時点で手拍子を打っているのはおそらく一人だったと思うが、その手拍子の音がデカイ、デカイ、、、、、、、
本人は極めて気分良く、力任せに全力で手拍子を打っているらしいのだが、他の観客にとってはなはだ迷惑な事に、その手拍子が全くリズムに合っていない、、、、、
例えリズムに合っていなくても、微笑ましく思えるようなシロモノではないほどに、聴いているだけで三半規管が暴走してしまいそうなリズムのずれ方だった。、
いくら遠慮深いイナカモノの集まりだとは言え、誰かが手拍子を始めるとそれにつられて手拍子を始める人がパラパラと出てくるもんだが、つられて手拍子をしたくても、とてもつきあい切れないようなリズムの乱れ方、、、、、、
しかも、それが一段と大きな音で手拍子を打っているもんだから、別の場所で手拍子をしている人達も、それにつられまいと心を乱しているのだろう、どんどんリズムが乱れて行く、、、、、、
かく言うワタクシも、自慢できるような音感やリズム感は持ち合わせてはいないが、
「誰か、近くに居る人が止めさせてくれないだろうか?」
と、ひたすら祈りながら、ステージに集中しようとしたのだが、それはかなりハードな試練を感じさせてくれる時間であった。
1曲終わるまでが、こんなにも長い時間に感じられた事はかつて無かったと思われる。
出来る事ならば、この大音量のズッコケ手拍子が、ステージの陽水に聴こえていない事を祈るしか、ワタクシに出来ることは残っていなかった
だが、決して手拍子の主の方向を振り返ってはいけない。
ワタクシの席から離れているような感触だったし、狭いイナカ町の事である、万一、振り返ってみるとワタクシの知り合いだったりしたら、さらに悲しくなったであろうから。




(三半規管の調子が戻るまで、次回に続く、、、、、、、)







ふん、原チャもノートも要らねぇやぃ

2007年05月21日 22時22分32秒 | 無駄話
なんかねぇ、
BIGって、当選番号と手元のくじの番号を照合するのが、めっちゃメンドクサイ
全部的中が1等で、1つ外れが2等、2つ外れが3等、3つ外れが4等、、、、、、
メンドクサイ、メンドクサイとぼやきながらも、ざ~っと調べてみたけれど、4等すら当たっていないもよう

だが、あきらめるのはまだ早い。
ワタクシのチェック間違いの可能性もあるので、信金の窓口で調べてもらおうっと

まさかとは思うが、K子嬢の庭に、新しい水撒きホースが新設されているかもしれない。
来週あたり、こっそりと、のぞいてこようか、、、、、、?


水撒きホースも買い放題

2007年05月19日 14時05分32秒 | 無駄話

元同級生の兼業主婦である、K子嬢からメールが来た
別段アヤシく艶かしい内容ではない。
なんて事のない、業務連絡だった。

返信ついでに、話のネタとして、サッカーくじBIGについて話題をふってみた。

BIGとやらを買いたいのだが、システムダウンのために、コンビニでの販売再開の目途が全く立たない。
ファミマやローソンなら近所にあるのに、、、、、、、
そうこうしているうちに、toto特約店での販売が再開されたという情報を得た。
相変わらず、コンビニでの販売は中止されたまま。
で、そのtoto特約店というのは、どこにあるのだろうか?
ワタクシは、今までJリーグにもサッカーくじにも興味がなかったため、いったいどこで売っているのかがサッパリわからない。
それで、totoのホームページにアクセスを試みるのだが、こちらのアクセスも集中しているのだろう、全く接続できない。
う~~~~~~~~ん、、、、、困った、、、、

といった内容でメールしたら、

「ふ~~~~~~~~ん。
 ワタシが6億円当たったら、庭の水撒きホースを買い替えたいなぁ~、、、、」

という、気のなさそうな返事が来た。

この時点では、まだ、どこでBIGを買えるのかは全くわからなかった。
そこへ出向いて、1口300円也を支払えば6億円が手に入るというのに、何処へ行けばいいのかが全くわからないとは、、、、、、
ワタクシの場合、とりあえず原チャリスクーターを買い替えたい
ついでに、ノートPCも買いたい
買いたい物は次々に浮かんでくるというのに、かんじんのBIGを売っている場所がわからないとは、、、、、、、
胸が引き裂かれる思いのあまり、気が付けば、キーボードをかきむしっていた、、、、、、

だが、
その直後である。

ワタクシの脳みそに、ピンと来た

そうだ
某信用金庫で、totoの当選金の払い戻しが受けられるはずだ
という事は、その某信用金庫でもtotoを売っているかも知れない
さっそく、某信用金庫のホムペを捜索してみた。
予感は的中していた。
間違いなく、某信用金庫でtotoを扱っている。

先ほどのK子嬢に、この事をメールしてみたら、、、、、

「ワタシ、あとで銀行へ行く用事があるんやけど。」

「その信用金庫の中の、どこで買えるん?。」

「どうやって買うん?」

「どうやって申し込むん?」

「一口、いくらなん?」

と、
とたんに、矢継ぎ早の質問メールが届いた。
どうやら、K子嬢の闘争本能にも火を点けてしまったようだ
かく言うワタクシは10口買ったので、最高当選金が、6億円×10=60億円のチャンス到来





ブン・チャ♪ ブン・チャ♪

2007年05月15日 00時15分59秒 | 音楽

有山じゅんじ師匠が、エディ・ヴァン・ヘイレンが表紙を飾るギターマガジンに登場

有山師匠がギター雑誌に登場するのは珍しい事ではないが、今回は、師匠得意のラグタイムスタイルのギター奏法特集で、ギターをとっかえひっかえしながら本人が演奏した付録のCDと、楽譜、解説付き。
ラグタイムギターの「さわり」をさらっとデモンストレーションしているという感じで、1曲あたりの演奏時間も短いし、CDの中には他の記事に関する音源も収録されているので、有山師匠が担当する曲数も少ない。
できる事ならば、CD1枚丸ごと有山師匠の演奏を収録してもらいたかったところだが。
最近の音楽雑誌では、楽譜はもとより実演CDが付録として付く事が多いのだが、この、雑誌に付録として付くCDのギャランティーってのは、一体どうなっているのだろうか?

どう考えても、CDショップに並ぶCDアルバムの演奏ギャラよりは、雑誌の付録CDのギャラのほうが安いような気がする。
だからといって、雑誌付録のCDは手抜き作業で収録されているのかというとそうではなく、きちんとしたスタジオで録音されているし、そのためにはミュージシャンもそれなりの準備をして時間をかけて収録しているわけだから、そこそこのギャラをいただかない事には割に合わないような気もする。
かといって、例えばライヴ出演のような正規(?)のギャラを支払っていると、雑誌価格の高騰につながってしまう恐れも無きにしも非ず。

ギャラの心配はともかく、有山師匠のギター譜というシロモノは、ありそうであってなかなか無い。
ワタクシの、ギター譜を探す努力が足りないのかも知れないが、なかなか見つからない。
いっその事、有山師匠が、教則本を書いてはいただけないだろうかと待ち焦がれている。
もちろん、CD付きで。

ワタクシが中学生の頃に、ヤングギターという雑誌があって。
(もちろん今でもこの雑誌は存続しているが)
その当時のヤングギターに、当時はバリバリのサウス・トゥ・サウスのギタリストであった有山師匠のラグタイムギター奏法を解説した記事を見かけた事があった。
名盤、『上田正樹と有山じゅんじ/ぼちぼちいこか』に収録されたナンバーから2~3曲の(おそらく有山師匠本人が書いた)ギター譜と解説が付いている記事で、買おうか買うまいかさんざん迷ったのだが、結局、この号は買えずじまいとなった。
貧乏(今でも貧乏だが、、、、、ほっとけ)中学生の小遣いでは、ヤングギターを毎月買うことができなかったのだ。

どうして、有山師匠が登場した号を買えなかったのかというと、その前月号を買ってしまっていたからに他ならない。
有山師匠の前月にギター譜付きで特集されていたのが、ミシシッピー・ジョン・ハートっちゅう黒人のオッサンだった。
本屋で立ち読みしていて、このギター譜付きの記事を見つけたのだが、立ち読みだけで済ませなかったのには、訳がある。
記事によると、どうやら、このミシシッピー・ジョン・ハートというオッサンは、スリー・フィンガー・ピッキングのブルースの名人だというふれこみだったからだ。
中学生といえども、当時は、1人が1本ギターを持っているのが当たり前の時代だった。
そんな時代に、同級生達よりはるかにギターの演奏技術に劣っていたワタクシは、ツー・フィンガーピッキングだとかスリー・フィンガー・ピッキングだとかいうレベルにまでなかなか達することができないでいたのだ。

「よし、このオッサンの曲にチャレンジしてみよう!」
と思い立って、この、ミシシッピー・ジョン・ハートのギター譜が載ったヤングギターを買ったが、かんじんの楽譜が上手く読めない。
四分音符とか八分音符が単独で書かれているのならば何とか読むことができるが、タイ(国の名前ではない)とか、スラーとか、付点四分音符とか、付点八分音符とかが並んでしまうと、一音一音の長さをつかむ事ができない。
仕方が無いから、いったん1小節を8つに区切ってカウントして、もたもたと読譜作業を続けていった。
もたもたするのは読譜だけではなくて、フィンガリングの方は、もっともたついていた。
さらに仕方が無いので、実際に音を聞きながら楽譜を眺めてみようと、ミシシッピー・ジョン・ハートというオッサンのレコード(当時はCDではなく、LPレコードだった)を買うはめになってしまった。

          

それが、この、『永遠のミシシッピー・ジョン・ハート』という2枚組のLPレコードだった。

何度も言うが、ヤングギターを1冊買うだけで精一杯だった貧乏中学生(今でも貧乏だが、、、、、ほっとけ)が、あろう事か、LPレコードまで買ってしまうはめになったのである。
しかも、2枚組、、、、、、
どうして、2枚組のレコードなど買ってしまったのかというと、このオッサンがリリースしているアルバムが少なく、なんとか取り寄せる事ができたのがこのアルバムだけだったからだ。

という事情で、2ヶ月続けてヤングギターを買う事ができなかったのである。
ミシシッピー・ジョン・ハートというオッサンは、親指でベース音を、他の指で高音弦を弾くスタイルで(このあたりは有山師匠がモロに影響を受けているものと推察される)、ほとんどがスリーコードあるいはワン・コードで構成されていて(コードの使い方は有山師匠の方が、うんとモダンな感じ)、同じような感じの曲も多くて、とてもとても2枚組に収録された曲全てをコピーする気にはなれなかった。
もちろん、ミシシッピー・ジョン・ハートについては、冒頭で紹介した、今月号のギターマガジンの中で有山師匠も触れている。
こうして、ミシシッピー・ジョン・ハートのギター譜を目当てに、ヤングギターを買ってしまったがために、その直後に出た、有山師匠のギター譜付きのヤングギターを買えなかった、、、、、、、、
という、悲しい想い出が蘇ってきたのである。


遥かだった甲子園

2007年05月10日 21時37分30秒 | 無駄話



かねがね、まかり間違っても甲子園球場だけは行く事は無いだろうと思っていた。
だが、友人が、甲子園球場の年間指定席を持っているという事を知り、彼をおだてにおだて上げて、チケットを分けてもらったのが去年の7月だった。
生まれて初めて甲子園の巨人×阪神戦を観戦すべく、勇躍、乗り込んだ。
三宮にホテルを取って、乗り込んだまでは良かったが、あっさりと雨天中止の憂き目にあった。
その後、再度、チケットをゲットしたのだが、その時には風邪をひいてしまい発熱、、、、、、、、、
つまり、去年は、甲子園へ行く機会が2度もありながら、1度目は雨、2度目は病欠で野望を果たせずじまいだった。

もっとも、昨シーズンの我が軍はというと、シーズン前半こそ好調だったものの、しょせん交流戦までの命で。
交流戦が始まったとたん、連敗して1つ勝って、さらに連敗して1つ勝って、またまた連敗、それも9連敗くらいならば可愛いもので、二桁連敗という記録的な大連敗地獄に陥ってしまったので、ナマで観たとしてもたいした満足感を得られなかったかもしれないが、、、、、、、、

で、去年から通算して3度目の機会をいただいて、昨日ようやく、甲子園の巨人×阪神戦を観戦することができた
友人に同乗させてもらっって、さらに引率してもらったのだ
鳴尾浜で降りて、武庫川女子大を横目に行くと、甲子園はすぐそこ。
球場正面ゲートに続く直線道路に来ると、『¥2,500』とか『¥3,000』とかのプラカードを持った人が歩道に立っている。
球場近くの人達が、臨時の駐車場をオープンしているのだ。
¥2,500くらいの駐車場は、球場まではまだ距離があって、その先もっと球場の近くに引率者がクルマを停めた民間駐車場の料金はというと、¥4,000也
どこの球場もそうだろうが、甲子園球場には駐車場が無い。
かといって、ワタクシ達のようなイナカモノは、電車で出かけるわけにも行かない。
行きはよいよいだが、帰りの電車の便が不自由となる。
という事で、甲子園へ行くたんびに違法駐車するわけにも行かず、こうしてどこかにクルマを置かなければならない。
需要のあるところに供給がある。
料金が少々高く思えても、持ちつ持たれつ。
どこか鈴鹿サーキット付近の駐車場事情にも似て、何やらお互い様的友好的な関係なのだろう。

とにかく、クルマを置いて一安心。
いよいよ、去年は雨天中止のために入り口までしか来れなかった甲子園球場の正面ゲートをくぐって行く。

 

          

球場入りして、まず弁当を購入。
時刻は、16時を過ぎたあたり。
座席位置だけを確認して、デジカメをぶら下げて、まだ空席だらけの3類側スタンドをうろうろしてみる。

          

試合前の巨軍の練習中、巨軍OB現野球評論家の宮本隊長がいた。
取材を終えたのだろうか?
なにやら手持ち無沙汰そうに立っていた。


バッティング練習を終えて引きあげてくる、ゴンザレスこと、ゴンちゃん。
さすがに、近くで見るとデッカイし、筋肉の塊の様な下半身をしている。
これに前後して、上原も、ヨシノブもワタクシの目の前を通ってダッグアウトに入って行ったのだが、シャッターチャンスを逃してしまった、、、、、 
      

いよいよ、プレイボール3分前。
ヨシノブと阿部が、ベンチ前で素振り中。

               
7回裏の虎軍の攻撃前、恒例の風船タイム。
TV中継で見ていると、
「けっ、ばかばかしい。」
と思っていたのだが、これだけ大量の風船がいっせいに空に舞う姿を目の当たりにすると、なかなかに壮観だった。
しょせん風船なので、空を飛ぶ動力である空気が無くなってしまうと、地面に落ちてしまう。
この地面に落ちた風船を、なんとか再利用できないだろうか? と悩んでしまった。
拾って、再度袋詰めにして、翌日にまた売るというのはどうだろうか?

覚悟していたこととはいえ、周りを見渡せば、ほとんどが虎軍ファン。
だが、ワタクシとしても、主義を曲げるわけには行かない。
虎軍の応援に付き合うつもりもないのだが、周りの虎軍ファンの反応も気になってしまう。
巨軍が得点した時も、あまり大きな素振りで喜んでいるわけには行かないのだが、思わず体が反応してしまい、
「ヤッタ~!」
と、声を上げそうになる。
アブナイアブナイ、、、、、、
ましてや、虎軍の打者がヒットの1本でも打とうものなら、まるで日本シリーズを制したかのような勢いで、内外野席とも一斉に大歓声が沸きあがる、、、、、、
生まれつき気の小さいワタクシは、試合前から、巨軍の選手ばかりを写真におさめている事を周囲の虎ファンに気づかれないようにすることだけで精一杯だった。

ただ、ワタクシにとって意外だったのが、内野席でも大きな声で巨軍の応援をしている善良なファンが少なくなかったという事だった。
原監督の背番号入りのシャツを着た人も、ちらほらいたし、虎軍の今岡と巨軍の二岡のユニフォームで並んで観戦している友達グループもいた。
ワタクシの2~3列後ろの座席にも巨軍ファンらしい父娘連れがいて、娘の方が、えらく巨軍の選手の名前に詳しい。
選手が交代する度に、場内アナウンスよりも早く選手名を口にしてしまう。
それも、大きな声で。
ワタクシは、彼女のその大きな声が、周りの虎軍ファンに聞こえていない事だけを必死に祈るのだった。

巨軍ではないが、掛布のネーム入りのシャツを着た若い虎軍ファンまで目に付いた。
掛布人気って、いまだに衰えていないのか?

声が大きいといえば、場内アナウンス。
アナウンスだけでなく、虎軍の攻撃中に打席に立つ選手のテーマ曲がかかるのだが、これがまた大音量な上に銀傘(ぎんさん)に反響してさらに大音量になる。
試合開始早々にヘッドフォンでラジオを聞こうと試みたのだが、ラジオの音が全く聞こえないので、ラジオ中継は抜きとなった。

試合展開は、3点先取した虎軍を巨軍が一気に逆転し、4-3。
その後、売り出し中の親子2代のサブマリン、会田がホームランを浴びたりして、虎軍が5-4と再逆転に成功し、

 

8回途中から藤川が登板。

今回、球場まで引率してくれた友人の翌日の仕事の都合もあり、8回が終了した時点で球場を後にする事にした。
ワタクシとしては、上原のピッチングも見たかったのだが、藤川の154キロの速球を目の前で見る事をできたというのをせめてもの満足感として、最終回の展開を帰りのクルマの中でラジオ実況を聞いていた。
実は、藤川が出てきた時点で、あきらめていたのだ。

だが、
なんと、
その最終回に、
巨軍が、
まさか? と思った藤川攻略に成功して、再度逆転に成功

この日の勝ち投手は、1点リードされていた時点でリリーフした山口。
「山口って誰やねん?」
という疑問は、報知新聞で調査。

山口 鉄也(やまぐち・てつや)1983年11月11日、横浜市生まれ。23歳。横浜商から米大リーグ・ダイヤモンドバックスのルーキーリーグを経て、2005年の育成ドラフトで巨人入団。昨季はファームで25試合2勝1敗、防御率1・61。4月23日に支配下選手として再契約、29日のヤクルト戦(神宮)で1軍デビューを果たした。183センチ、74キロ。左投左打

なるほど、アメリカのルーキーリーグで修行して、育成ドラフトで巨軍に入団したのか。
頑張れ~、山口

ここまで入力した時点で、今夜の甲子園のゲームが終了。
虎軍が逃げ切って、連敗ストップ。
う~ん、、、、、、、、、
裏を返せば、二桁連敗すると言うことがどれだけ難しいのかという事を立証したわけか。

山口は、今夜もリリーフ登板した












抵抗は無意味だ

2007年05月08日 22時03分32秒 | 無駄話

セブン・オブ・ナインの画像をPCの壁紙に設定して以来、デスクトップ越しにジェリ・ライアンと見つめ合う事が、どうにも気恥ずかしくなってきたぞ

物はついでという事で、他の出演者やキャラクター名をキーワードにして、スター・トレック関連の壁紙画像をグーグルのイメージ検索にかけてみると、他にもたくさんのスタトレ画像が集まった。
現在のところ、総数56枚にも膨れ上がってしまった。
このスタトレ壁紙画像達を、なんとかして有効に活用できないだろうかと首をひねっていた。
PCを起動するたんびにランダムに壁紙を変更してくれるというフリーソフトでもあればなぁ?」
と思いついて、捜索してみた所、
あるんだねぇ、そういうソフトが
やはり、そういった需要があるためだろうか?
VECTORには、ランダム、あるいは一定時間の間隔で、壁紙画像を変更してくれるソフトが大量に保管されていた。
その中から、常駐しないで簡単そうなフリーソフトをダウンロードして、インストール完了。

これで、PCを起動するたんびに違った壁紙が自動的に設定されるようになった。
毎回、起動するたんびに壁紙が変わっていくのが、メチャクチャ楽しくなってしまって、意味もなく、何度も再起動してしまう。
そして、ランダムに設定された壁紙にセブン・オブ・ナインが出てこないのが不満になって、彼女の姿が現れるまで何度も再起動をかけてしまうのだ、、、、、






壁に阻まれ乗り越えて

2007年05月05日 23時52分14秒 | 無駄話

このところずっと、PCの壁紙は某サイトから借用して、旧車の写真にカレンダーが付いた画像を使っていた。
カレンダー付なので、毎月、画像を更新していくので飽きないですんで良かったのだが、ちょっとばかりの気分転換に、この壁紙を変えようと思い立った。

さて、今度は、どんな壁紙にしようか?

やはり、ここは、ワタクシが大好きなアメリカのTVシリーズで、何本も映画化されているスタートレック(以下、スタトレと略す)画像の壁紙にしようと思い立って、グーグル検索に取り掛かった。
スタトレの壁紙は、版権の関係であまり公開されていないかも知れないという悲観的な気分で探索していると、スタトレの壁紙を公開しているいくつかのサイトを発見した。
元々、アメリカ製のSFドラマなので、画像の検索にヒットしたのはほとんどが英語サイト。
ひるまずに無事に何枚かダウンロードを果たして、いくつ目に訪問したサイトだったろうか?
画像をダウンロードしようとすると、
ウィルスを検知しました! 通信を遮断します!
というメッセージがいきなり現れてびっくり
セキュリティソフトをインストールしているのだし、世間の男共が好物とする怪しいサイトをのぞいていたわけでもないので、慌てる必要は無いのに、なぜだか慌てふためいてて画面を閉じた

とにかく、そのサイトはへ近づかないようにして、予想していたよりもキレイなスタトレ壁紙画像を何枚かゲットして、その中から宇宙空間を飛翔するUSSエンタープライズ号の画像を壁紙にセット。

次に検索したのが、スタートレック・ヴォイジャーシリーズに登場した、セブン・オブ・ナインという、ちょっとセクシーな半分宇宙人キャラクター。
このセブン・オブ・ナインという役を演じた、ジェリ・リン・ライアンという女優さんの画像の検索を開始。

セブン・オブ・ナインは、スタトレシリーズに登場するキャラクターの中でも、ずいぶんと人気のあるキャラクターで、たくさんの画像がヒットした。
これまた、ヒットしたのは、ほとんどが外国語のサイトばかり。
中には、ロシア語のサイトまであって、時間の関係で、ロシア語をじっくりと読むことができなかったが、、、、、、、、(オイ)

このセブン・オブ・ナインの画像をダウンロードしていく作業中に、アクシデントが発生。
前回のウィルス騒ぎに続いて、今回は、何故だかダウンロード中にネットへの接続が切れてしまったのだ。
こういう時、XPには自己診断機能があるらしく、その分析に任せてみると、どうやら、PCのファイアーウォール機能が邪魔をしているらしい。
といっても、ワタクシには、どう対処してよいのかがわからないので、伝家の宝刀、再起動を敢行して、無事にネット接続が復帰。
原因となったらしい先ほどのサイトへは近づないようにして、さらに作業を続けたていくと、セブン・オブ・ナインの壁紙画像まで発見するという、予想外の大収穫。

これで、これまで以上に頻繁に壁紙を変えたとしても、向こう1年くらいはもちそうな在庫を得たのだ。

そういえば、スタトレの新作映画の製作が発表されてから何年も経つのに、いったい、新作の製作はどうなったのだろうか?
あとで、調査活動にとりかかってみようと思う




なにやらナニワが大変なことに

2007年05月03日 23時20分11秒 | 音楽

会話の中で、いちいち「ナニワエキスプレス」などと正式バンド名で呼んでいると、まだるっこしくて仕方が無い。
この思いはワタクシだけではなく誰しも同じようで、昔からのナニワエキスプレスファンは、「ナニワエキスプレス」とは呼ばずに、単に「ナニワ」と呼んでいるらしい。
つまり、ついこのあいだまで、そういうバンド名の省略方法すら知らなかったという事は、ワタクシが、決して熱心なナニワ信者では無かった事を世間に知らしめてしまったわけだが、、、、、、、

知らないながらも、ナニワエキスプレスBOXセットを予約すべきかどうか悩んでいたところ、ナニワ周辺では、どうにも大変な事態になっているようだ。

まず、ナニワのスタッフが運営しているNANIWA EXP 30th BLOGによると、

4月26日のエントリーで、タワーレコードでのジャズ予約チャートの1位、2位をゲットした事を報告しているし、

さらに、5月1日のエントリーでは、AMAZONで予約したところ、発売前から品切れ状態だったらしい事について、お詫びを行っている。
敏腕ベーシスト清水興ブログの5月3日のエントリーでも、この件について触れていて、
BOXセットの方が、AMAZONとHMVへの発注が限定生産分をオーバーしたために、品切れになっているらしい。

ナニワスタッフが発売元のソニーに確認したところ、発売日以降の出荷は確保できそうだという事なので一安心なのだが。


そして、
日付は逆行するが、さらに、もっと大変な事が起きている。
スタッフブログ4月18日のエントリー、『ナニワエキスプレスから皆様に感謝』で告知されているプレゼントが、これまた凄い
5月23日に一斉に発売される、
NANIWA EXPRESS BOX(CD6枚とDVD1枚のセット)
1986年バナナホール解散ライヴDVD
ニューアルバム『30TH』(初回限定で、DVD、CDそれぞれ1枚増量)
を全て買い、それぞれに同封されている応募券を合計3枚集めて応募すると、
エレキベース、エレキギター、ローランドのハンドソニック(ハンドドラム)、パール製スネアドラム、ベースアンプが、(たぶん)それぞれ1名にプレゼントされるのだという。
もしかすると、発送前に、メンバーが実際に演奏に使用するかも知れない。

残念な事に、ワタクシの場合、一斉に発売される3アイテム全てを購入できそうには無いので、BOXセットに的を絞って悩んでいる。

渡辺香津美、はっぴいえんど、ブッカーT&MG’S、
と、
ワタクシもかつては何組かのBOXセットを購入しているのだが、喜び勇んで買ったのはいいが、その中身のヴォリュームに圧倒されてしまい、しばらくは封も切らずに大事に大事に飾っていた。
それらのBOXセットに含まれる全てのCDを聴いたのか? というとそうではない。
未だに聴いていないCDが何枚かあるのだ。
限定生産の問題をクリアできたとしても、果たして、ナニワのBOXセットを手に入れるべきなのかどうか、少々迷いだした、今日この頃である。


今のうちにジャイアンツ

2007年05月02日 23時12分25秒 | 無駄話

交流戦が始まったとたんに終わってしまった、昨シーズンのジャイアンツだったが、今シーズンは、一味違う好調さ。
「今年は違うんだ!」
と、信じようとすればするほど、去年の悪夢の連敗地獄を思い出してしまう、、、、、

メジャーリーグに関するTVの報道では、レッドソックスの松阪一辺倒の様子だが、その松阪以上にスポットを浴びだした日本人投手がいる。

クローザーとして大活躍している、岡島秀樹がその人。
ボストン・グローブ紙の岡島秀樹を称賛する記事(もちろん翻訳文)を見つけた。

すっげえよなぁ

ジャイアンツにいた頃は、こんなに凄いピッチャーじゃなかったのに。
メジャーリーグで、ここまで通用するとは。
今頃、岡島をトレードに出したジャイアンツのフロントは、真っ青かも。
もっとも、ワタクシの記憶の中でも、ジャイアンツ在籍時には、フォアボールを連発して打たれてしまった姿しか印象に残っていないのだが。

ジャイアンツといえば、ベイスターズの仁志も、去年まではジャイアンツの生え抜き選手だった。
昨日のゲーム終了時点で3割5分5厘という高打率で、(失礼ながら弱小と見られている)ベイスターズを引っ張っている。

こないだのヤクルト戦で、ジャイアンツに対して好投した木田投手も、元ジャイアンツの選手、、、、、、、、、、、、

仁志といい、木田といい、何故かワタクシの好きな選手は、他球団に放出(あぁ、この言葉の響きはイヤやねぇ、、)されてしまう事が多い。
今のジャイアンツの選手の顔ぶれは、知らない間にすっかり入れ替わってしまった感もあるし、
元ジャイアンツ選手の活躍を見て、素直にうれしくなってしまうのは何故だろうか?