去年、一連の『南河内ジャズフェス』の最終プログラムとなったのが、10月15日、『井上真紀 Love Notes ハワイアン&ジャズライヴ』。
真夏ならまだしも、10月になって『ハワイアン&ジャズ』とはなんぞや?といぶかりながら、会場の松原市文化会館に到着。
松原市探索は初めてだったので、駐車場の有無などを事前に主催者に尋ねていたのだが、予想していたのとは少し違った。
現地に着いてみると、ホール周辺は図書館などの市の公共施設が密集しているエリアで、図書館でイベントでもあったらしく、親子連れの姿が多くて、駐車場が満車状態で、そこを過ぎると道路は行き止まりになっている。
しかも、その市営駐車場は有料で(当たり前だが)、ライヴ終了までクルマを置いとくと駐車場料金が結構かさみそうだなぁとケチ根性が顔を出してきた。
行き止まりの道をソロソロとバックして、周辺を探検してみると、市営駐車場よりも安上がりなコインパーキングを発見してホッとした。(もしも、このホールに行く人がいたらば、図書館とかホールに行く最後の交差点の手前のコインパーキングがお得です。)
経験上、開場時刻のこれくらい前なら良席を取れるだろうと思われる頃にホールに行って、驚いた。
雨の中、ホールの前にはすでに50~60人が並んでいた。
井上真紀という人は、ハワイアンソングもジャズもこなすシンガーらしい。
その上、フラを踊りながらちょっと阿川康子似の声で唄う。
ゆったりした動きとはいえ、こんだけ踊りながら唄えるのはかなりの鍛錬が必要だろう。
フラ用語ではどういう呼び方をするのかがわからないが、床に両膝を着いて上体をぐるりと後方に回して、頭がステージ真後ろの床につきそうな状態でも、息が途切れずに唄い続けているのにはビックリ。
それまで知らなかったシンガー、知らなかったグループでも、行ってみると大きな収穫を得られるもんだ、と実感したライヴだった。